デヴィッド・ボウイの「サムシング・イン・ジ・エアー」🧸
20thアルバム『アワーズ…(hours...)』(1999年)より。
映画『メメント(Memento)』(2000年)、
『アメリカン・サイコ(American Psycho)』(2000年)エンディング曲。
Live Paris 1999
君のコートと帽子、なくなってしまった。
本当に見あたらないんだ、小さな空っぽの棚。
ぼろぼろのテディベア。
僕らには、チャンスがなかったみたいだ。
その瞳の中に、見つめないでくれ。
僕らは、互いの腕の中、横たわっていた。
けど、あの部屋は、ただの空虚な空間。
僕らは、全うしたんだと思う。。ただならぬ気配。
急いて笑いすぎて、もう何も言うことが思い浮かばなくなったんだ。
最高の時代を生きていた。
最悪の事態に取り残された。
あまりにも長い間、君と踊り続けてしまった。
もう何も言うことはないんだ。
できることを、上げてみよう。
君が、堂々としてるのは、分かってる。
僕らは、最後までずっと競争してたんだ。
もう引き返せないところへ、
そして、ただならぬ気配がする。
瞳の中の何かが、、
あまりにも長い間、君と踊り続けてしまった。
ただならぬ気配。
瞳の中の何かが、、
アブラカドゥー(※1)- 君を失う。
衝突を回避できない、大いなる過ち。
今、僕らは、つけを払って、払ってゆく。
生命の宣告だ。
君に行ってくれと頼んでる自分が信じられない。
欲しいものを手に入れるため、できる限り使いきった。
でも、途中で、互いを見失ってしまったんだ。
僕が、決して望んでいなかったって、知ってるよね。
君以上の誰をも、、
最高の時代を生きていた。
最悪の事態に取り残された。
あまりにも長い間、君と踊り続けてしまった。
君が何と言おうと、
ただならぬ気配がする。
最後まで競争してたんだ。
まあ、君が、堂々としてるのは分かってる。
言うべきことは何もない、僕の瞳には何もない。
けど、ただならぬ気配がする。
瞳の中の何かが、、
あまりにも長い間、君と踊り続けてしまった。
言わねばならないことがある。
ただならぬ気配がするんだ。
瞳の中の何かが、、
あまりにも長い間、君と踊り続けてしまった。
※1Abracadoo≒Abracadabra:アブラカダブラ
Lyrics : David Bowie "Something In The Air"
Something In The Air (Live Paris 99) デヴィッド・ボウイ
posted with カエレバ
公式音源はこちらで、、、
【国内盤CD】デヴィッド・ボウイ / 'アワーズ…'〈2021リマスター〉
posted with カエレバ
こちらの記事によると、、、
「hours…」の曲の多くは、主人公が自分の過去を振り返る内容になっている。
ボウイは、これらの曲は自伝的ではないと常々主張してきたが、
おそらくハーマイオニー・ファーシンゲールとの過去の関係が、
作曲に影響を与えたことは認めた。
この男、このナレーター、間違いなくあなたではないでしょうか?
「いや、いや、だって、この関係をどうやって壊さなければいけないか
について歌っている曲だから、それを深読みしないでください!
妻も僕も、とても幸せさ。僕は公然と申し上げたいよ。
―ああ、しかし、僕の人生には、ある女の子を本気で恋していた時期があった。
そして偶然にも、それから何年も経って、彼女に会ったんだ。
そして、炎は死んだのか!
つまりこのアルバムでは、男は何年も前に知っていた女の子のことを
考えてる。そして彼女は「彼が決して犯さなかった大きな過ち」だった。
そうだね、その気持ちはわかるけど、僕の現在の状況の一部じゃない。
とても楽しすぎるよ。 心底、楽しいよ。」
つまり、これは自分の心と魂を調べているのではないのですか?
「神よ、そうさ、溢れ出させてくれ – ああああ!
いいえ、まったくそうじゃないんだ。
けど、それを真剣に受け止めていないという意味でもない。
僕には、同じような状況にある友人がいる。
知っている人から、絵を描いてるわけだ。
彼らが経験していることを見て、神よ、彼らを助けることができたら…
と思うけど、誰かが内面の生活を整理するのを助けることは決してできない。絶対に。
何が問題なのか分かってても、それを伝えることはできないよ。
サポートを与えることはできるけど、それは彼ら自身が行う必要がある。」
ハーマイオニー・ファーシンゲールさんは、こちらの方のようです。
ハーマイオニー・ファーシンゲールは、1949年生まれの英国のダンサー、
アーティスト、女優。彼女は、1968年、69年にパートナーだった
に深い影響を与えた。
つまり計算すると、21,2歳のデヴィッド・ボウイが、ブレイク前に燃え上がった若き恋、
(「スペイス・オディティ」が、1969年リリース。)
30年経った(1999年)今でも、胸が苦しくなる別れを憶えてるって曲なのでしょうか。
そう、この映画のエンディングで流れてきたのよ、『メメント(Memento)』。
メメント ※再プレス [DVD]
posted with カエレバ
この映画ねぇ、一回観たぐらいじゃ、さっぱり解んくないですかぁ??
時間の経過が、逆になってるって知らないと、理解するの難しくないかい。
ネットで読んで、今回、録画してから、じっくり観てみたんですが、、
こっちまで、観てるそばから忘れてしまう?主人公になってっちゃう感じ。
やっぱ、後ろから、少しずつ遡りたい気分、、不思議な感覚に陥ってしまう。
そこに、デヴィッド・ボウイの声がしてきたわけです。。ただならぬ気配で?!
禁断の恐怖トラウマ系『アメリカン・サイコ』でも流れるようですが、、
観るからに、映像が恐ろしすぎて、、観れておりません。。(恐)
アメリカン・サイコ [ ジャレッド・レトー ]
posted with カエレバ