Janis Joplin - Me and Bobby McGee - 和訳-[洋楽解説] 月夜ニ君ノ詩想フ♪

ジャニス・ジョプリンの「ミー・アンド・ボビー・マギー」♪♪

ジャニス・ジョプリンの4thアルバム『パール（Pearl）』（1971年遺作）より。

バトンルージュ（※１）で有り金すっからかん、列車を待ってる。
ジーンズみたいに、ほとんど色褪せて感じられる時、、
雨が降る直前に、ボビーがディーゼルをヒッチハイクした。
そして、ニューオーリンズまでずっと、乗っかってった。
汚れた赤いバンダナから、ハーモニカを引っ張り出した。
ボビーがブルースを唄っている間、優しく吹いた、そう。
ワイパーが叩いてる、私の中にボビーの手を握りしめていた時を。
私たちは、運転手が知っているすべての曲を唄ったわ。

自由とは、失うものが何もないことを表すもう一つの言葉。
もしも自由じゃなければ、ハニー、何も何の意味もない、いえ、いいえ。
そう、彼がブルースを唄うと、気持ち良くなるのはすっごく容易かった。
気分が好いってのは、私にとって十分だったの、わかる。
私とボビー・マギーにとって、それで充分なのよ。

ケンタッキーの炭鉱から、カリフォルニアの太陽まで。
ええ、ボビーは、私の魂の秘密を分かち合った。
どんな天気もすり抜けて、やったことすべてを通して、
ええ、ベイビー、ボビーは寒さから私を守った。
サリナス（※２）の近くのある日、主よ、私は彼を逃がしてしまった。
彼は、家を探している、そして、彼が見つけることを願ってる。
けど、すべての明日を、私は、たった一つの昨日と交換するわ。
ボビーの身体を、私の傍に抱きしめるためなら。。

自由とは、失うものが何もないことを表すもう一つの言葉。
何もない、、そして、それがボビーが私に残したすべて。
そう、彼がブルースを唄うと、気持ち良くなるのはすっごく容易かった。
気分が好いってのは、私にとって十分だったの、わかる。
私とボビー・マギーにとって、それで充分なのよ。

La da la la la, la da la la la da la
La da da la la la ボビー・マギー、そうよ。

La da la la la, la da la la la da la
La da da la la la ボビー・マギー、そうよ。

La da la la la, la da la la la da la
La da da la la la ボビー・マギー、そうよ。

La da la la la, la da la la la da la
La da da la la la ボビー・マギー、そうよ。

主よ、彼を恋人と呼んだ、私の男だと呼んだわ。
私は言った、彼を恋人と呼んでと、やれる最善を尽くして、さあ。
そして、ボビー、ああ、そして、ボビー・マギー、そう。
Lo lo lo lo lo lo lo lo lo lo lo lo
Hey hey hey ボビー・マギー。
La da la la la, la da la la la la la
Hey hey hey, ボビー・マギー、そうよ。

※１Baton Rouge：バトン・ルージュ　アメリカ合衆国ルイジアナ州の州都であり、
　　ニューオーリンズに続き州内第二位の規模を誇る都市。

※２Salinas：サリナス　カリフォルニア州中部のモントレー郡に位置する都市。

Lyrics : Janis Joplin "Me and Bobby McGee"

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「ミー・アンド・ボビー・マギー」Wikiによると、、、

クリス・クリストファーソンとフレッド・フォスターによって書かれた楽曲。
ジャニス・ジョプリンのカバー・バージョンが最もよく知られる。

ボビー・マッキー（Bobby McKee）という方が実在する秘書の名前で、
クリストファーソンはマッキーを「マギー」（McGee）と聞き間違える。

クリストファーソンは後年こう証言している。
「どうしたわけかその時フェリーニの『道』をふと思った。
　映画の終盤でアンソニー・クインは見知らぬ女が、
　洗濯物を干しながら歌を口ずさんでいるのに出くわすだろ。
　ジュリエッタ・マシーナがいつもトロンボーンで吹いていたメロディなんだが、
　その夜クインはバーに行って喧嘩をして酔っ払った挙げ句、
　浜辺で夜空に向かっておいおいと泣く。
　僕にとってあれは「ボビー・マギー」の最後の気持ちそのものだ。