ビートルズの「レボリューション1」☆彡
10thアルバム『ザ・ビートルズ(The Beatles)』(通称ホワイト・アルバム)より。
テイク2
オーケー
革命を望んでるって、君は言う。(※1)
うーん、そうだなぁ。
僕らみんな、世界を変えたいんだよ。
それこそが進化なんだって、君は言う。
うーん、そうだなぁ。
僕らみんな、世界を変えたいのさ。
だけど、君が、破壊について語るとき、
分かんないいかなぁ、俺を外しても、頭数に入れてもいいってこと。(※2)
分かんないいかなぁ、なんとかなるってさ。
分かんないいかなぁ、なんとかなるってさ。
分かんないいかなぁ、なんとかなるってさ。
真の解決策を見つけたって、君は言う。
うーん、そうだなぁ。
僕らみんな、その計画とやらを知りたいんだよ。
僕に、寄付してくれって、君は言う。
うーん、そうだなぁ。
僕らみんな、できることはしたいさ。
けど、憎悪の心を持つ人々のため、金が欲しいのなら、
僕に言えることは、兄弟、待たなきゃってことだけだね。
分かんないいかなぁ、なんとかなるってさ。
分かんないいかなぁ、なんとかなるってさ。
分かんないいかなぁ、なんとかなるってさ。
憲法を変えるんだって、君は言う。
うーん、そうだなぁ。
僕らは、君の考えを変えた方が良いって思うよ。
それこそが、始まりなんだって、君は言う。
うーん、そうだなぁ。
代わりに君の心を、自由にした方がいいんじゃん。
それでも君が、毛沢東(※3)の写真持ってるようなら、
とにもかくにも、どこへ行ったって、相手にしてもらえないね。
分かんないいかなぁ、なんとかなるってさ。
分かんないいかなぁ、なんとかなるってさ。
分かんないいかなぁ、なんとかなるってさ。
全て、全て、全て、全て、全て、全て、、大丈夫、大丈夫。
大丈夫さ、大丈夫、大丈夫。
大丈夫さ、大丈夫、大丈夫。
大丈夫さ、大丈夫、大丈夫。
※1:ヨーコに出逢った後、ジョンは有名な過激派と何人かのトロツキストに会った。
トロツキー主義(マルクス主義および共産主義革命理論)を主張する者。
「Revolution」は、その時の議論を反映している。
※2:you can count me out, in
シングルヴァージョンでは、「in」が外されている。
※3Chairman Mao:毛沢東
Lyrics : The Beatles "Revolution1"
シングルの「レボリューション」については、以前書いてるんですが、、
長年の疑問がありまして、、ビートルズの「レボリューション」って、、
「レボリューション1」と「レボリューション9」もあるんですよね。違うの?
「レボリューション1、9」は、ホワイト・アルバム『ザ・ビートルズ』に収録。
Genius Lyrics注釈によると、、、
このバージョンの「Revolution 1」は、最初に録音されたバージョン。
(したがって、タイトルに「1」が使用されている)
後で録音されたが、最初にリリースされた、シングルバージョンは、
単に「Revolution」としてリリースされた。
「Revolution1」は、より遅く、より静かで、よりブルージーなトラックだったが、
シングルバージョンは、より速く、より大きなハードロックなトラックであり、
多くのディストーションが採用されていた。
「レボリューション」Wikiによると、、、
「レボリューション1」
1968年5月30日にEMIスタジオのスタジオ2で『ホワイト・アルバム』の
レコーディング・セッションの初日に、最初に取り組んだ楽曲。
テイク数は20に達し、レノンは10分に及ぶテイクを2曲に分けることを決めた。
「”神が我々を救う”という想いをそこにも込めている。なんとかなるさとね」
「レボリューション9」
テイク20の録音から数日後に後半部分を起点として「レボリューション9」の制作を開始。
多数のサウンド・エフェクト、テープ・ループなどの要素は、
ほとんどレノンとオノの2人で数回のセッションを経て録音・編集されたものだが、
一部ハリスンが協力している。
「あれは革命の音で描いた絵画だ。
殺人や殺戮、人びとの叫び声や子供たちの嘆き。そんなものを表現したかった」
「レボリューション」(シングル)
レノンはアルバムテイクのシングル化を望んだが、マッカートニーとハリスンは論争を
招きかねないことと、シングルにしてはテンポがスロー過ぎることなどを理由として却下した。
レノンはステレオ・ミックスの仕上がりに満足しておらず、
「あいつらはヘヴィなレコードを、アイスクリームに変えやがった」と不満をもらしている。
「シングルとしてリリースしたヴァージョンは、よりコマーシャルな仕上がりにした…
"count me out/in"ってフレーズも外した。俺は臆病だからね。殺されたくなかったんだよ」
長年の疑問を紐解くと、、つまり、、
アルバムに収録されたスローでブルース調のアレンジ「Revolution 1」が最初にできて、
その製作途中に発生したのが「Revolution 9」で、かなり前衛的(意味不明?)な作品。
その後、シングル用に「Revolution」が、録音されたということのようです。
ん、、じゃあ、私、『The Beatles(ホワイトアルバム)』を、よく聴いてたということで、
「レボリューション1」だったわけね。長年の思い込み?勘違い?が解明されたかも?!(笑)