ザ・ジャムの「ザッツ・エンターテインメント」♪♪
5thアルバム『サウンド・アフェクツ』(1980年)より。。
パトカーと、けたたましいサイレン。
空気ドリル(※1)と、ボロボロに割れたコンクリート。
わんわん泣き叫ぶ赤ん坊、遠吠えする野良犬。
キーッと鳴るブレーキと、点滅するランプの灯。
それって、余興さ。
それって、娯楽だよ。
ガシャンと砕けるガラスと、地響きを立てるブーツ。
電車と、ズタズタに破壊された電話ボックス。
ペンキが飛び散った壁と、女たらしの叫び声。
ライトが消えて、タマを蹴られる。
まあ、それって、余興さ。
それって、娯楽だよ。
ラララララ、ああ。
ラララララ、ああ。
高速の日々と、ゆっくり時間の月曜日。
退屈な水曜日に、ザーザー土砂降りの雨。
ニュースを見ながら、お茶は食べないよ。
湿気を帯びた壁に、凍てつく寒さのアパート。
まあ、それって、余興さ。
それって、娯楽だよ。
ラララララ。
ラララララ。
平穏な暖かい朝、午前6時に目覚めて、
窓を開け放って、ガソリンを吸い込む。
アマチュアバンドが、近くの庭でリハーサルしてる。
テレビを見ながら、君の休日のこと考えてる。
それって、余興さ。
それって、娯楽だよ。
ラララララ、ああ。
ラララララ、ああ。
ラララララ、ああ。
悪夢から目覚めて、タバコ吸ってる。
温かい女の子を抱きすくめ、古くさい香水の匂いをかぐ。
暑い夏の日と、ベタベタの黒いターマック(※2)
公園でアヒルに餌をやりながら、君が遥か遠くにいたらいいのになって思う。
それって、余興さ。
それって、娯楽だよ。
真夜中の悲鳴に混ざって、キスする恋人二人。
孤独の静けさを、掴みそこなう恋人二人。
タクシーを拾って、バスで旅行してる。
切り裂かれた座席の件について、落書きを読みながら。
まあ、それって、余興さ。
それって、娯楽だよ。
ラララララ、ああ。
ラララララ、ああ。
ラララララ、ああ。
ラララララ。
ラララララ、ああ。
ラララララ、ああ。
ラララララ、ああ。
ラララララ。
ラララララ、ああ。
ラララララ、ああ。
ラララララ、ああ。
※1Pneumatic drill:空気ドリル
圧縮空気の膨張する力をエネルギー源に用いる穴あけ機。
先端にドリルのついた羽根車に圧縮空気を吹きつけて回転させる。
電源のない場所や、電動機の火花が危険な坑内などで用いる。
※2tarmac:ターマック
骨材にタールをしみ込ませて固めた舗装、あるいはその舗装路面
Lyrics : The Jam "That's Entertainment"
Jam - Sound Affects LP レコード 【輸入盤】
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ポール・ウェラーってイケメンでお洒落だったわけよね。ソロ音源はこちらで、、
ポール・ウェラーとノエル・ギャラガーの共演映像があった。。
ザ・ジャム (The Jam)Wikiによると、、、
パンク・ムーブメントの全盛期にデビューしながら、モッズ・スタイルを貫き、
R&B方面にもアプローチをすることでオリジナリティーを獲得した。
解散した現在でもなお、イギリスでは強く支持されている。
そう、、モッズのイメージが、いまいちよく分かってないんですけど、、
モッズ代表バンドといえば、、西のザ・フーと、東のスモール・ファイセス。なの?
ええっ、ロジャー・ダルトリーもロッド・スチュワートも、そんな感じだったんだっけ?
「ザッツ・エンターテインメント」Wikiによると、、、
作詞・作曲はポール・ウェラー。本人によれば「10分で書いた」
「簡単に作れた曲で、自分の周りのあらゆる物を利用した」とのことである。
Genius Lyrics注釈によると、、、
ポール・ウェラーは、当時の労働者階級の英国人の退屈で荒涼とした
日常生活を説明するときに、皮肉な方法で「それは娯楽」という用語を使用した。
確かに、皮肉に満ち満ちてる感じの歌詞ですね、単語がインテリなパンクの感じする。
ところで、モリッシーとデヴィッド・ボウイの二人のカバーが見つかったんですけど、
この2人、色々と揉めてたみたいですね。英国人ってなかなか仲直りしない??(謎)