テイラー・スウィフトの「キャロライナ」♪♪
映画『Where the Crawdads Sing(ザリガニの鳴くところ)』(2022年)より。
From the Motion Picture Where The Crawdads Sing
ああ、キャロライナ(※1)の小川よ、私の静脈を巡り流れる。
途方にくれた私が生まれ、孤立した私になった。
孤独は、いつだって、私の中にあるのだろう。
キャロライナは、知っている、何年ものあいだ、私が放浪しているわけを。
この鳥たちのように自由で、ささやきのように軽々と。
キャロライナは、知っている。
そして、あなたは、ここで私を見なかった。
いいえ、みな、ここで私を見かけたことなどなかった。
彼女は、私の夢の中にいるのだ。
霧の中へと、雲の中へと、
置きざりにしないで。。
拳を握って、今を大切にしてゆくわ。
そして、絶対に行くことのない場所がある。
キャロライナだけが、知るのだろう。
キャロライナの染み、彼女が残したドレスに。
消えることのない傷跡、極めて重要な痕跡。
ブルー、彼女が逃れた人生のように。
キャロライナの松よ、援護してくれないの?
裏道で、ローブのように、私を隠してちょうだい。
張り巡らしたクモの巣が、泥だらけ。
そして、あなたは、ここで私を見なかった。
いいえ、みな、ここで私を見かけたことなどなかった。
彼女は、私の夢の中にいるのだ。
霧の中へと、雲の中へと、
置きざりにしないで。。
拳を握って、今を大切にしてゆくわ。
そして、絶対に行くことのない場所がある。
キャロライナだけが、知るのだろう。
そして、あなたは、ここで私を見なかった。
みな、ここで私を見かけたことなどなかった。
いいえ、あなたは、ここで私を見なかった。
みな、私を見たことなどなかった。
ああ、キャロライナは、何年ものあいだ、みなが言ってたわけを知っている。
罪深き罪を犯し、嘘つきのベッドで眠ってると、(※1)
けど、ぐっすりと眠るようになり、私は亡霊に出逢うことはないだろう。
それは、私と、砂と、海の間にある。
キャロライナは、知っている。
※1映画の原作となったディーリア・オーウェンズの小説『ザリガニの鳴くところ』(後述)の
舞台は、ノース・カロライナ州の湿地帯。
※2映画の原作では、主人公のキャサリン・“カイア”・クラークは、逮捕され、
チェイス・アンドリュース殺害の罪で裁判にかけられた。
チェイスは、ハンサムで裕福な家庭の息子で、以前、カイアと恋愛関係にあり、
その遺体が、カイアの家の近くで見つかった。
社会的弱者としてのカイアの地位は、公正な裁判を受けることを困難にする。
Lyrics : Taylor Swift "Carolina"
映画『Where the Crawdads Sing』は、来月2022年7月に全米でが公開になるもよう。
このミステリース小説感を掻き立てる?若干、薄暗い湿った感じの曲調が、好いかも🎶
「キャロライナ」って、主人公の名前なのかと思ってしまいますが、、
人名ではなくて、物語の舞台(ノース・カロライナ州)ではないかという説のよう??
Genius Lyrics 注釈によると、、、
テイラー・スウィフト Instagramより。
「何年も前に読んだとき、完全に迷い込んでしまった本。
美しいデイジー・エドガー・ジョーンズが主演し、
輝かしいリース・ウィザースプーンがプロデュースした映画作品になると
聞いてすぐに、音楽の面からその一部になりたいと思ったの。
私は「キャロライナ」という曲を、一人で書き、
友人のアーロン・デスナーにプロデュースを依頼したわ。
この魅惑的な物語にマッチする、心に残る、空気のようなものを創りたかった。」
テイラー・スウィフト Twitterより。
「約1年半前、いつも外に住んでいて、中を覗いている女の子の話を書いた。
比喩的かつ、文字通り。
彼女の孤独と、自立の並置。
彼女の好奇心と恐れは、すべて絡み合っている。
彼女の執拗なまでの優しさと、世界の裏切り。
真夜中に一人で書いた後、アーロン・デスナーと、細心の注意を払って
音作りに取り組んだ。この話が起こった瞬間に、本物だと感じたわ。
いつか聞いてほしいと思ってた。「キャロライナ」、リリースよ。」
アーロン・デスナー Instagramより。
いつものように、テイラー・スウィフトと曲を作るのは、とても嬉しかった-
「キャロライナ」は、彼女が書いた曲の中で、僕の絶対に好きな曲の1曲だ。
みんなに、聴いてもらうのが待ちきれないよ!
(映画の公開を待つ間、『Where the Crawdads Sing』を読んで下さい🙂)
原作のディーリア・オーウェンズの小説、邦題は『ザリガニの鳴くところ』。
ノース・カロライナ州の湿地で男の死体が発見された。
人々は「湿地の少女」に疑いの目を向ける。6歳で家族に見捨てられたときから、
カイアは湿地の小屋でたったひとり生きなければならなかった。
読み書きを教えてくれた少年テイトに恋心を抱くが、
彼は大学進学のため彼女のもとを去ってゆく。
以来、村の人々に「湿地の少女」と呼ばれ蔑まれながらも、
彼女は生き物が自然のままに生きる「ザリガニの鳴くところ」へと
思いをはせて静かに暮らしていた。
しかしあるとき、村の裕福な青年チェイスが彼女に近づく…
みずみずしい自然に抱かれて生きる少女の成長と不審死事件が絡み合い、
思いもよらぬ結末へと物語が動き出す。”
ザリガニの鳴くところ (ハヤカワ文庫NV) [ ディーリア・オーエンズ ]
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ところで、ザリガニ(crawdad≒crawfish)って鳴くんでしたっけ??(謎)
(どうやら、、「ギギギギ」とか、「ジジジジ」とか鳴くようです。)