本日の1曲
スティングの「ラヴ・イズ・ストロンガー・ザン・ジャスティス」❤5th『テン・サマナーズ・テイルズ (Ten Summoner's Tales)』(1993年)より。
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(The Munificent Seven) Live From Lake House, Wiltshire, England, 1993歌詞和訳
これは、7人兄弟の物語である。俺たちは、父親が同じの異母兄弟。
家族のように、一緒にいる。
普遍的なる善のため、国中をさすらう。
それは、ある運命の日に起こった。
俺たちは、メキシコの辺りで気づいたんだ。
町も、町長も、P.T.A.も、
ひざまずき、俺たち全員に、留まってくれと懇願している。
俺たちは、ほんの少しブリート(※1)を食べに、立ち寄っただけだった。
しかし彼らは、山賊とのトラブルについて話しだした。
助けを必要としている、貧しき小さな町。
兄弟たちも俺も、恐いもの知らずだった。
騎士道の時代は、終わっちゃいない。
カウボーイのベッドで、孤独な夜。
悪党どもを追い払う、すべての男には、
花嫁がいるはずだ。
愛は、正義より強し。
愛は、血縁より濃し。
愛、愛、愛は、正義より強し。
愛とは、洪水となる、大きく太い河なのだ。
結果は、予測できた。
山賊たちは、卑劣きわまりなかった。
たくさんの血が流された。
女たちのため、払われし小さな代償。
町長は喜んでいたが、浮かない顔だった。
乙女は、ただ一人しかいない。
7人の兄弟に、7人の花嫁はいなかったのだ。
俺は、他の兄弟を亡き者にせねばならなかったのだ。
愛は、正義より強し。
愛は、血縁より濃し。
愛、愛、愛は、正義より強し。
愛とは、洪水となる、大きく太い河なのだ。
母は、俺は賢い子だと言っていた。
7人兄弟の末っ子。
万事うまく、ことは終わった。
俺は、家族と定住した。
より善き日を、楽しみにしている。
でも道徳的なことが、邪魔することは決してなかった。
かつては7人兄弟だったのに、
他の6兄弟は、天国で唄っているのだ。
愛は、正義より強し。
愛は、血縁より濃し。
愛、愛、愛は、正義より強し。
愛とは、洪水となる、大きく太い河なのだ。
注釈
※1burrito:ブリート、ブリトーLyrics : Sting "Love Is Stronger Than Justice"
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公式音源はこちらで、、、 Ten Summoner's Tales (Expanded Edition) スティング
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解説・解釈
一昨日、スティングの公式YouTubeに、このシリーズのライブ映像が8曲公開された♪この曲にすっごい惹かれたんですが、、ん、munificent(気前のよい)?Magnificent?
どうやらこの曲、黒澤明監督の映画「七人の侍」に基づいているよう。
時代劇も西部劇も得意じゃないんだが、リメイクシリーズ全部観ちゃってるという事実。
順番が定かではないが、最近のは知らずに観ちゃって、コレって?って感じよね。
そう、今更ながらに、黒澤明監督の「七人の侍」の有名度を再認識するのである。
しかしながら、この映画って勧善懲悪系ストーリーで、そんな話じゃなーい!って、
気もするが、スティングが描くとこうなる?まあ、後日談はこうだったって?!(笑)
参考・出典
Genius Lyrics注釈によると、、、「Love is Stronger Than Just (The Munificent Seven)」 は、
『Ten Summoner's Tales』の 2番目のトラック。
この曲はヨーロッパの一部の国でシングルとしてリリースされたが、
スティングのウェブサイトでさえこのシングルについて言及していないため、
このシングルについてはほとんど知られていない。
この曲はカウボーイ7人兄弟についての歌 (末っ子がナレーター)。
スティングは西部劇を見るのが好きだったので、
『I Hung My Head』などの西部劇をテーマにした曲をいくつか書いた。
この曲は黒澤明監督の映画「七人の侍」に大まかに基づいている。
スティング:
「愛は正義よりも強い、というのはとても奇妙な言葉だよね。
それは、目的が手段を正当化するのか、
それとも、手段が目的を正当化するのか。
このアイデアは、この作品を 7/8 拍子で書いていたときに
本当に思いついたんだ。
これは実際、僕のお気に入りの拍子記号の 1つだ。
なぜなら、ワルツの4小節からワルツの小節が始まり、
それに追いつくような感じだからだ。
とても風変わりだ。。僕はそれが気に入ってたので、僕は考えた、
そうだなぁ、7/8に書くには何か理由があるはずだ。
論理的な理由が必要なのはわかっているから、
セブンについて考えてみた。
1週間は7日間、えー、7人の花嫁、または7人の兄弟、
えー、マグニフィセント・セブン、七人の侍、、
それで僕は映画『マグニフィセント・セブン』に基づいて、
この小さな物語を創り上げたのさ。
マグニフィセント・セブンは、彼らがいる場所、
このメキシコの町で盗賊退治を手伝う場所、
そして、彼ら全員が妻を約束されているが、
残念ながら、相応しい女性は、この場所には1人だけしかいないので、
7人兄弟のリーダーが、女性を手に入れるために、
残りの6人を殺すことにした。」
スティングはこの曲の変拍子についても次のように語っている。
「これもまた、ユーモラスなトリックだと思うよ。
そして、何の説明も警告もなく、ある拍子から別の拍子に移ると、
ある種のユーモアが生まれる。
ああ、このコーラスが入ってくるとちょっと笑ってしまうが、
それはとても一般的なカントリーコーラスで、
ペダル・スティール・ギターが入っているのは分かる。
それをレコーディングしたときは面白かったんだが、
ナッシュビル出身のトップのペダル・スティール・プレイヤーを
使うことになったんだ。彼の名前はフランクリン。
そう、ポール・フランクリン。そして彼は素晴らしい奏者だ。
彼はこれまで7/8でプレーしたことがなかった。 ホント?
そして、彼は、僕たちが惑星から来たと思っていた、
ほら、トラルファマドールか何かのようなものだったんだ。
コーラスで4/4になるまでは、不安だったんだが、
その後はハッピーだった。
そして彼は信じられないほど素晴らしいプレーをするだろう。
そして、僕たちが7/8のプレイに戻ったとき、彼はこう言った。
「そんなことはできない」。
僕は「これがナッシュビルでは、どうなると思う?」と聞いた。
彼は「そんなことはないだろう」と言ったのさ。」
出典: Ten Summoner’s Tales インタビューディスク
スティングはこの曲の続編である「ディス・カウボーイ・ソング」を書き、
シングルとアルバム『フィールズ・オブ・ゴールド:ザ・ベスト・オブ・スティング』
の両方で独占的にリリースされた。
気になる映画
スティングが言ってるのは、『荒野の七人(The Magnificent Seven)』でしょうか。
1960年のアメリカ合衆国の西部劇映画。
監督はジョン・スタージェス、出演はユル・ブリンナーと
スティーブ・マックイーンなど。
黒澤明監督の日本映画『七人の侍』(1954年)の舞台を
西部開拓時代のメキシコに移して描いたリメイク映画である。
荒野の七人【Blu-ray】 [ ユル・ブリンナー ]
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そう、日本映画『七人の侍』のリメイクだったのよね。
七人の侍 4Kリマスター【4K ULTRA HD】 [ 黒澤明 ]
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最近だと、デンゼル・ワシントンの『マグニフィセント・セブン』かも。
マグニフィセント・セブン [ デンゼル・ワシントン ]
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