本日の1曲
アイドルズの「ポップ・ポップ・ポップ」🌞5thアルバム『タンク(Tangk)』(2024年)より。
おすすめ動画
LIVE AT STUDIO BRUSSEL歌詞和訳
フロイデン・フロイデ(他人の幸運を喜ぶ※1)、喜びの上に喜び(喜びの上に喜び)。
チアリーダー、ハッピー・ボーイ(ハッピー・ボーイ)、
雄牛のように強く、傷つきやすい(傷つきやすい)。
周囲の人々を鼓舞して、それこそ道具。
フロイデン・フロイデ、ハッピー・ボーイ。
第1シード、幸運なニシキゴイ、 ミサイル笑顔の赤外線探知装置。
ゲス野郎に、インチを 1マイルに変えさせるな。(※2)
フロイデン・フロイデ、バダ・ビン、(バダ・ビン※3)
彼女は貨物列車、なあ、彼女のスイングを見なよ。
聖水の瞳、すべすべの肌、
レンガとモルタル、地平線が始まる。
陽の光、ああ、太陽の光、おまえの顔から神のように。。
陽の光、ああ、太陽の光、おまえの顔から神のように。。
黄金の砂糖、塩の純度が高いと、色調が明るくなる。
きつく握って、(きつく握って)
ブンゼンバーナー(※4)に、俺をくっつけろ。
波が打ち寄せるがままに、、
陽の光、ああ、太陽の光、おまえの顔から神のように。。
陽の光、ああ、太陽の光、おまえの顔から神のように。。
フロイデン・フロイデ、ドーパミン、(※5)
時とともに踊れ、息子よ、俺は悪霊だ。
夜が寄ってくるのを見るんだ、その光景を捉えろ。
炎を抱きしめろ、息子よ、俺は夢だ。
フロイデン・フロイデ、火のように熱い、
従順な預言者が、俺の笑顔にメロディをつけ、
煙のように、空へと巻き上げる。
川が干上がるまで、水を飲め。
フロイデン・フロイデ、シスターの愛、
剣を握れ、俺は触ると柔らかい。
ちょっと待て、クラッチを握って、俺が飛ぶのを見るんだ。
母さんの泣いている瞳に、鏡をかざして、
陽の光、ああ、太陽の光、おまえの顔から神のように。。
陽の光、ああ、太陽の光、おまえの顔から神のように。。
(見開いた瞳の上に広がる、木々の大聖堂)
(うろこ雲※6の下、悲鳴を上げる海)
(詐欺師、ぺてん師、俺の頭の中に住み着いてる)
(俺は、おまえのベッドにいる蜘蛛なのか?)
(死んだカナリア※7と王にとっての泥棒)
(かろうじてチアリーダー、でも俺は愛について歌う、愛を)
愛こそ大事なもの、大事だ(※8)。
大事だ、大事なんだ。
大事だ、大事なんだ。
大事だ、大事なんだ。
大事だ、大事なんだ。
大事だ、大事なんだ。
大事だ、愛こそ。
注釈
※1Freudenfreude:フロイデン・フロイデ「他人の幸運を喜ぶ」この言葉はドイツ語に由来しており、
利他的な喜びを表現するために作られた
「Schadenfreude(他人の苦しみを喜ぶ)」をもじったもの。
※2「Give him an inch and he'll take a mile」から。
「一歩譲れば、一マイル取られる」という慣用句より。
寸を与えれば尺を望む;少し親切にすればつけあがる;
軒先貸して母屋を取られる
※3Bada bing, bada boom
※4bunsen burner:ブンゼンバーナー
※5dopamine:ドーパミン
※6mackerel skies:うろこ雲、いわし雲、さば雲
※7canary:カナリア
※8fing〈俗〉=thing
Lyrics :IDLES "POP POP POP"
その他動画
MVはこちらで、、、別ヴァージョンはこちらで、、、
解説・解釈
アイドルズは、2009年にブリストルで結成されたイギリスのポスト・パンク・バンドで、この方たち、まったく「アイドル」じゃないし、逆にライブ凄そうじゃありません?
この曲も、全然「ポップ」じゃないし、ダークな印象で、どこか不気味でさえある。
去年のあたりから、呪いのように、我がYouTubeのホームに現れてたのです。
この「ポップ・ポップ・ポップ」、一度聞いてしまうと「フォイダ、フォイダ」が、
リズムのせいか、お経のように聞こえて、気になってしょうがなくなってしまう。
調べてみると、正しくは「フロイデン・フロイデ」で、あら、何て高尚な?!
ドイツ語の「シャーデンフロイデ(人の不幸は蜜の味)」から生まれた言葉で、
逆に「他人の幸運に喜びを見出す」ことを指す言葉だったのです。が、実際のとこ、
そんな諺が存在しないという事実が示すように、なかなか難しいことなのだろう。
どうやら、この歌詞、「子供を持つことの素晴らしさ」を歌っているようなんですが、
全般的に、言葉遊びな感じもあり、どこかインテリな雰囲気も漂っている。
SNS情報
Reminder to join the “Pop Pop Pop” premiere tonight at 5PM BST.https://t.co/4XLlBbSHsf pic.twitter.com/MhSqz97QxX
— I D L E S (@idlesband) April 17, 2024
参考・出典
Genius Lyrics注釈によると、、、ジョー・タルボット:
どこかのネットで「freudenfreude」というのを読んだ。
存在しないはずの言葉だと思った。
他人の不幸を楽しむというシャーデンフロイデは、とても暗いものです。
だから、誰かが他人の喜びを楽しむという考えは素晴らしい。
親になると、突然、他人の喜びや落ち込みに巻き込まれてしまう。
娘が踊ったり、楽しんだり、人として成長したり、学んだりするのを
見るのが大好きなだから、それについて曲を書きたいと思った。
— Apple Musicより
こちらの記事によると、、、
アイドルズ(IDLES)はUKチャートで1位を獲得した最新アルバム『TANGK』より、
ニュー・シングル「POP POP POP」をリリースした。
『TANGK』のハイライトのひとつである「POP POP POP」は、
アイドルズに期待されるものから最も逸脱した瞬間であることは間違いない。
サウンドの雰囲気はよりダークで、ヒップホップ調の硬質なグルーヴが
不気味な威圧感を漂わせている。しかし、そのビートの即時性と、
ジョー・タルボット(Joe Talbot)のアップビートなリリックが、
不吉と甘美のバランスをとっている。
「この曲は、子供を持つことの素晴らしさと、
子供を持つことがいかに幸運なことかを理解することを歌っている。
そして、子供を持つということは、親と子供を失うというサイクルを意味する。
失ったものがあるからこそ、親であることの背後にある
感謝の気持ちや重みがとても大きい。
そのおかげでより良い親になれたとか、より絆が深まったとは言わない。
でも、僕にとっては、失ったもののおかげで、以前よりもつながりが深まったと思う。
彼女の喜びを見ることで、俺は喜びの感覚を学んだ。
それは素晴らしいことだと思う。そして力強い。とても感謝している」
とジョー・タルボットは語る。
こちらの記事によると、、、
来年行われる【第67回グラミー賞】で3部門にノミネートされているアイドルズが、
ダニー・ブラウンをフィーチャーした「POP POP POP」の新しいリミックスを
リリースした。
このリミックスは、両者のコラボレーションを再現したものだ。
アイドルズはこの夏、【グラストンベリー】の<アザー・ステージ>における
ヘッドライン・セットにダニー・ブラウンを招き、この曲を披露していた。
来日情報
おお、、まもなく、来日のようです♪【IDLES 来日公演迫る!】
— Creativeman (@CMP_official) January 9, 2025
🗓️1/25(土) Yogibo META VALLEY (SOLD OUT!)
🗓️1/27(月) Zepp DiverCity (Tokyo)
サポートアクト:おとぼけビ〜バ〜
チケット発売中!https://t.co/BJ4NJkIf87