本日の1曲
ジミ・ヘンドリックスの「ヴァリーズ・オブ・ネプチューン」🌅スタジオ録音作品『ヴァリーズ・オブ・ネプチューン』没後2010年リリース。
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歌詞和訳
主よ、海に揺さぶられるのを感じている。すべての苦痛は洗い流されてゆく。
かつて俺が傷ついたところを見てくれ。
あの傷跡を憶えていますか?
今や、貴方には何も見えちゃいない。
そして俺は、もはや痛みも感じはしない、いや、いや。
陽が昇る谷のことを唄いながら、
緑と青の峡谷のことも、
アトランティス(※1)について愛の歌を唄う。
ネプチューン(※2)の渓谷に昇ってゆく、昇って、昇ってゆく。
水銀(※3)の如く、エメラルドグリーン(※4)に輝いている。
今や、俺の起源を示してくれているぜ、ベイビー。
蜂蜜のような太陽が、横たわるターコイズブルー(※5)のベッド。
燃えるような地平線の縁に、
青い鳥の任務を負い、俺は航海してゆく。
泡と渦、そして海原をつま先で歩く。
風が海全体と愛を営むのを見るのだ。
潮流が広がり、故郷へのメッセージとなる。
そして故郷へメッセージが届く。
陽が落ちる谷のことを唄いつつ…
紫と金色…君主の軍隊よ。
古代エジプトより前に、月への旅があった…
ネプチューンのの渓谷に昇ってゆく -
東海岸、用心せよ、がしかし、隣人を持つがいい。
生まれ変わりの地、合掌の故郷。
はるか古の時代の種が存在していたことを分かってるのだ。
そして彼らは立ち上がり、さらに多くの人間の真実を語ってくれるこどだろう。
眠れる峰々が噴火する幻を見ている。
地球の端から端までを揺るがす、すべての地獄を解き放ちながら、、
そう、これは悪いニュースでも、良いニュースでも、いかなるニュースでもない。
ただの真実だ、可能なうちに魂を救っておくがいい。
新しい谷のことを唄いながら、
陽が昇る…汚れなき虹の如く。
世界は変わってゆくのだろう…
新たなる潮流に備えることを唄いながら…
ネプチューンの渓谷に昇ってゆく。。
注釈
※1 Atlantis:アトランティス
アトランティス - Wikipedia
古代ギリシアの哲学者プラトンの著書『ティマイオス』及び『クリティアス』の中で記述された伝説上の広大な島、及びそこに繁栄したとされる帝国。プラトンの時代の9000年前に海中に没したと記述されている。
※2 Neptune:ネプチューン、ネプトゥーヌス

ネプトゥーヌス - Wikipedia
ローマ神話における海の神。妻はサラーキア。長母音を省略してネプトゥヌスとも呼ばれる。 元々どのような神であったかはよく分かっていないが、泉や河川、湖沼を司る水の神であったとされる。
※3 Mercury liquid:水銀液体

水銀 - Wikipedia
常温、常圧で凝固しない唯一の金属元素[注釈 1]で、銀のような白い光沢を放つことからこの名がついている。
※4 emerald:エメラルド
エメラルドに込められた意味とは
語源に「緑の石」という意味をもつエメラルド。その神秘的で深い緑色の光は、古来から多くの人々の心を魅了し、現在まで愛され続けている宝石です。
※5ターコイズ:turquoise

トルコ石/ターコイズ
「ターコイズ」の名前や12月の誕生石として知られるトルコ石。 「ターコイズブルー」という色があるように、南国の海を思わせるような鮮やかな水色、青色、青緑色などが美しい宝石です。
Lyrics : Jimi Hendrix "Up From The Skies"
その他動画
デモヴァージョンはこちらで、、、
Valleys of Neptune (Demo)
Provided to YouTube by Legacy RecordingsValleys of Neptune (Demo) · Jimi HendrixElectric Lady Studios: A Jimi Hendrix Vision℗ 2022 Experience Hendrix L.L.C.,...
こちらは唄が入ってないヴァージョン、、、

Valleys of Neptune
Provided to YouTube by Legacy RecordingsValleys of Neptune · Jimi HendrixElectric Lady Studios: A Jimi Hendrix Vision℗ 2022 Experience Hendrix L.L.C., under ...
解説・解釈
「Valleys Of Neptune」って題名が、なんとも宇宙的?思ってしまったんですが、どうも、ネプチューンは「海王星」ではなく「ローマ神話における海の神」の方なのかな。
歌詞的には、エドガー・ケイシーの「眠れる予言者」に触発されて書いたようで、、
この方、予言者で、心霊診断家。「1998年、日本は海中に没する」と予言していたらしい。
江原啓之氏が推薦している時点で、スピリチュアル系なのでしょうか??
まあ、ジミ・ヘンドリックスもギター燃やしたり、黒魔術的パフォーマンスしてましたからねぇ。
ジミ・ヘンドリックス的には、この曲、まだまだ納得のいく完成系ではなかったみたいですが、
この歌詞、幻想的な世界観で、絵画のような色彩描写が美しく、啓示的雰囲気がある。
SNS情報
Jimi Hendrix "Valleys Of Neptune" music video pic.twitter.com/VRq3TFswR7
— Jimi Hendrix (@JimiHendrix) September 15, 2025
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参考・出典
「Valleys of Neptune (song)」英語版Wikiによると、、、ジミ・ヘンドリックスの楽曲で、2010年に死後にリリースされたスタジオアルバム
『Valleys of Neptune』に収録されている。
ヘンドリックスが作詞・作曲・プロデュースを手掛けたこの曲は、1969年から
1970年にかけて録音された。
ヘンドリックスは1969年2月に「Gypsy Blood」というタイトルで、
「Valleys of Neptune」の楽曲制作を開始し、最初のレコーディングは
1969年2月22日と26日にロンドンのオリンピック・サウンド・スタジオで行われ、
ギターとピアノでそれぞれ3テイク、ギターで1テイクが録音された。
ヘンドリックスは1969年6月7日、カリフォルニア州ビバリーヒルズの
ビバリー・ロデオ・ホテル滞在中に、 エドガー・ケイシーが神話の
アトランティス島の再発見について書いた「眠れる預言者」に触発され、
「ネプチューンの谷...復活」というタイトルでこの曲の歌詞を書いた。
1969年9月6日、ニューヨーク市のヒット・ファクトリーで、ヘンドリックスは
フルバンドでこの曲をレコーディングした。 数週間後の1969年9月23日、
ニューヨーク市のレコード・プラント・スタジオで、「Valleys of Neptune」の
最初のマスター・レコーディングが、ベースのビリー・コックス、ドラマーの
ミッチ・ミッチェル、パーカッショニストのジュマ・サルタンと共に、
7つの楽器別テイクに加えてレコーディングされた。
1週間後には、ヘンドリックスがベース、スティーヴン・スティルスがギターとピアノ、
ジョン・セバスチャンがギター、バディ・マイルズがドラムを担当した
別のフル・テイクが完成した。
ヘンドリックスは、ベースのコックス、そしてバンド・オブ・ジプシーズのアルバムを
録音したドラマーのバディ・マイルズと共に、1970年1月21日にレコード・プラントで
この曲のラフテイクを録音したが、最終的にはミッチェルとコックスのリズムセクション
に任せ、その年の後半に完成させた。1970年5月15日のインストルメンタル・テイクが
音楽のマスタートラックとなり、2010年のアルバムに収録されたトラックが完成した。
さらに、1970年6月15日、6月16日、6月25日、1970年6月26日(15テイク)
も録音された。ヘンドリックスは1970年9月に亡くなったが、結局
『Valleys of Neptune』を満足のいく形で完成させることはできなかった。
『Valleys of Neptune』英語版Wikiによると、、、
『Valleys of Neptune』の収録曲の大半は、
1968年9月の『Electric Ladyland』の成功に続き、
ヘンドリックスが未完成の4枚目のアルバムの曲作りをしていた1969年初頭に
録音された。
アルバムのアートワークは、ヘンドリックス自身が1957年に描いた絵画に基づいている。
「父は学校で水彩画を描く時期があり、これは父が保管していた110枚の絵のうちの
1枚でした。1957年に描いたこの絵を見た時、まるで『ネプチューンの谷』を
彷彿とさせたので、このプロジェクトに使おうと決めました」
と義理の妹のジェイニーは語る。
アルバムのアートワークは、ヘンドリックスの絵画と、青みがかった
リンダ・マッカートニーの写真を組み合わせたものである。



