本日の1曲
クイーンの「オウガ・バトル(人喰い鬼の闘い)」👹2ndアルバム『クイーン II(Queen II)』(1974年)より。。
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Live at the Hammersmith Odeon 1975!hha, ha, ha, ha, hA(※1)
ああ、ああ、ああ、ああ、あー!
さて、昔々のこと、
じいさんが、寓話をひとつ語ってくれた。
笛吹きがいなくなり、
食卓のスープも冷めてしまい、
新たなる行き先を探して、
黒いカラスが飛んで行ったなら、
それが、兆候なのだ。
今夜、来る。
人喰い鬼(※2)の地へと、やって来い。
人喰い鬼の闘いへ、来るのだ。
彼は、ばかでかい叫び声をあげ、
海をも飲み込んでしまう。
その強大なる舌で、蠅を捕まえる。
その手のひらは、信じられないほどデカイ。
大きく見開いたまなこが、
おまえの方に焦点を合わせている。
さあ、戦いが始まった。
そう、そう、そうだ。
今夜、来るがいい。
人喰い鬼の地へと、やって来い。
人喰い鬼の闘いへ、来るのだ。
ああ、ああ、ああ、ああ、ああ!(さあ!)
人喰い鬼どもは、いまだ中にいる。
マジックミラー(※3)の山の中に、
人目に触れぬよう、身を低くしなければならない。
中は見えないが、向こうからは外が見えてる。
「ワーッ、しっかり見張ってろ!」
人喰い鬼が、出てくるぞ。
マジックミラーの山からな。
背後に駆け上がって、あちこちから迫ってくる。
東へは行けない、南へ行かなきゃならないから。
人喰い鬼は家路につき、
大いなる決戦は終わりを迎えた。
ラッパ(※4)を吹き鳴らせ、トランペットを鳴らすのだ。
人喰い鬼との闘いは永遠に続いてゆく。
ああ、ああ、ああ、おまえも参加できる。
おまえも一緒に来るがいい。
人喰い鬼の闘いへ、来るのだ。
ああ、ああ、ああ、ああ、ああ!
注釈
※1 !hha, ha, ha, ha, hAアウトロ(Ah, ah, ah, ah, ahh!)の逆再生
※2 ogre:人喰い鬼

オーガ - Wikipedia
伝承や神話に登場する人型の怪物の種族である。北ヨーロッパでは凶暴で残忍な性格であり、人の生肉を食べるとされる。日本では「鬼」と訳されることが多い。
※3 two-way mirror:マジックミラー
マジックミラー - Wikipedia
明るい側からは鏡に見えるが暗い側からは向こうが見えるという用途に使われるビームスプリッターである。ミラーガラスとも。透過率と反射率(後述)が等しいものはハーフミラーと呼ぶ。「magic mirror」は和製英語
※4 Bugle:ラッパ

ビューグル - Wikipedia
非常に単純な構造の金管楽器で、小型でバルブを持たないナチュラル・ホルンの一種。
Lyrics : Queen " Ogre Battle"
その他動画
公式リリックビデオはこちらで、、、
Queen - Ogre Battle (Official Lyric Video)
Sing along to 'Ogre Battle' with this official karaoke style Queen lyric video.Subscribe to the official Queen channel Here...
解説・解釈
クイーンの初期って、やっぱハードロッキンなんだよね。というか、このリフ、メタルよね。ブライアン・メイのギターが、スラッシュメタル級の速さというカッコよさじゃないですかぁ。
後期になってくると、スタジアムなアンセムの名曲が、多々あるクイーンなのですが、
若い頃って、こーいうガンガンな曲も演ってたし、衣装もグラム?な感じだったのよね。
実は、私的には、マッチョなフレディより、こーいう世界の方が大好物なわけです❣
そして、ファンタジーのように始まる「オウガ・バトル(人喰い鬼の闘い)」って、
まさしくフレディ・マーキュリーの世界って感じ、この頃から頭角を現してきたようです。
「オウガ」って日本じゃ「鬼」のことで、昨今だと、あのアニメ『鬼滅の刃』思いだしません?
SNS情報
#ボヘミアン・ラプソディ も最高ですが、是非本物のクイーンもライヴもどうぞ💁
— クイーン日本レーベル公式 (@queen40jp) April 21, 2023
ミニドキュメンタリー
Queen the Greatest Live👑
第14回は『オデオン座の夜』での「Ogre Battle」をたっぷりとどうぞ
日本語字幕対応しました👑 https://t.co/0SeqKG9OMg pic.twitter.com/KUHafxmA9a
参考・出典
「オウガ・バトル」Wikiによると、、、「オウガ・バトル(人喰い鬼の闘い)」はクイーンの楽曲で、1974年
発表のアルバム『クイーン II』のサイドブラックに収録されている。
作曲・作詞共にフレディ・マーキュリーが手掛けた。
この曲は1971年に フレディがギターで書いたものだが、フレディは
スタジオを使う時間がとれるまでは録音することを望まなかった。
そのため、スタジオで録音される以前にもライヴで演奏されていた。
1973年にはBBCでこの曲を演奏した。この曲は1973年から
1978年までのほぼすべてのライヴで演奏し、ファンにも人気の曲だった。
こちらの記事によると、、、

クイーン『Queen II / クイーンII』制作秘話:ホワイト・クイーンとブラック・クイーンの啓示
クイーンのデビュー・アルバム『Queen』のリリースから1ヵ月後、彼らはトライデント・スタジオに戻り、2作目『Queen II』の制作に着手した。このアルバムがどのようにして作られたのか?そしてどのように評価されたのか?そして収録楽曲を解説
これ以前までフレディ・マーキュリーの貢献は散発的であったが、
“黒の面(ブラック・サイド)”を支配しているのは彼だ。
「Ogre Battle」は前作から持ち越されていたナンバーで、
今回、曲に相応しいアレンジが施された。
つまり、恐ろしい叫び声を上げるヴォーカル、緊張感に満ちた激しく
叩きつけるギターとドラムス、名高い銅鑼の音、ふんだんに取り入れられた
効果音等、プログレッシヴの絶頂に達するクイーン組曲の先触れとなった、
非常に重厚なアレンジである。フレディ・マーキュリーはギターでこれを作曲。
味わい深いブライアン・メイのギターによってヘヴィ・メタル的なリフは
勇ましさを増し、その後4年にわたり、彼らのライヴ・セットの定番となった。
Genius Lyrics 注釈によると、、、
「オウガ・バトル」は、クイーンの初期アルバムに収録された数々の
ファンタジー・ビネットの一つで、Queen IIのサイド・ブラックの
1曲目に収録されている。
曲はアウトロの逆再生で始まり、曲の特徴的なギターリフへと発展してゆく。
バンドの最もヘビーな曲の一つであり、長年にわたりライブの定番曲だった。
クイーンはまた、もしQueen IIから2枚目のシングルをリリースするとしたら、
「オウガ・バトル」か「フェアリー・フェラーのマスターストローク」のどちらかを
選んでいたと述べている。
興味深いことに、日本のロールプレイング・ストラテジー・ビデオゲームのシリーズに、
この曲と同じタイトル「オウガバトル」が付けられている。
同シリーズの後期作品には、「オウガバトル:マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーン」や
オウガバトル:レット・アス・クリング・トゥゲザー」など、クイーンの他の曲を
題材にしたタイトルも含まれている。

『伝説のオウガバトル』が発売された日。民衆の支持率で展開が変わる“カオスフレーム”を取り入れたRTSで“オウガバトルサーガ”の1作目【今日は何の日?】 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com
過去のこの日、ゲーム業界に何があったのかを振り返る。1993年(平成5年)3月12日は、スーパーファミコン用ソフト『伝説のオウガバトル』がクエストから発売された日。
Battling Deneb 🧙♀️🎃
— FantasyAnime (@FantasyAnime) November 11, 2021
- Ogre Battle: The March of the Black Queen (SNES) pic.twitter.com/7P1Ft326My



