本日の1曲
デヴィッド・ボウイの「ジーン・ジニー」☆彡6thアルバム『アラジン・セイン(Aladdin Sane)』 (1973年)より。
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live November 16, 1973 on The Midnight Special.歌詞和訳
ちっちゃなジーン・ジニーは、こっそり抜け出して街に行った。レーザーでハイになって、ブレザーを切り裂いて、
ウエイターを引っ張りながら、カミソリを全部喰らう。
モンロー(※1)について語りながら、スノーホワイト(※2)を踏みつけてる。
ニューヨークは活気に満ちてる、なんでも美味しい。
かわいそうなグリーニー(環境保護運動家)。
Woo-hoo
(戻って ※3)
[コーラス](※後述)
ジーン・ジニーは、あおむけになって暮らしてる。
ジーン・ジニーは、煙突が大好きなのさ。
(ジーン・ジニー)彼は、常軌を逸してる、金切り声を上げ、怒鳴る。
ジーン・ジニー、羽目をはずしな。
男のように座るけど、彼は、爬虫類のように笑う。
彼女は、彼を愛してる、愛してるけど、ほんの一瞬だけさ。
彼女は、砂をひっかいて、彼の手を離さない。
彼は、自分は美容師だと言う、栄養を売ってると。
そして、すべての荒れた髪の毛を、下着を作り出すのに保管してる。
かわいそうなグリーニー。
ジーン・ジニーは、あおむけになって暮らしてる。
ジーン・ジニーは、煙突が大好きなのさ。
(ジーン・ジニー)彼は、常軌を逸してる、金切り声を上げ、怒鳴る。
ジーン・ジニー、羽目をはずしな。
彼は、うぶな奴で、自分の部品を乗りこなせない。
彼は、ネオンにかみつき、カプセルで寝る。
愛されたいんだ。
愛されるために愛す。
Woo-hoo
Woo-hoo
ああ、ジーン・ジニーは、あおむけになって暮らしてる。
ジーン・ジニーは、煙突が大好きなのさ。
(ジーン・ジニー)彼は、常軌を逸してる、金切り声を上げ、怒鳴る。
ジーン・ジニー、羽目をはずしな、ああ。
ゴー。
ゴー。
ああ、ジーン・ジニーは、あおむけになって暮らしてる。
ジーン・ジニーは、煙突が大好きなのさ。
(ジーン・ジニー)彼は、常軌を逸してる、金切り声を上げ、怒鳴る。
ジーン・ジニー、羽目をはずしな、ああ。
ゴー。
ゴー、ゴー。
注釈
※1Monroe:マリリン・モンロー(本名 ノーマ・ジーン・モーテンソン)※2Snow White:スノーホワイト(白雪姫)
イギー・ポップについてのものだとすれば、当時、彼が摂取していた
コカインの量を指している可能性がある。
(スノーホワイトは、コカインの呼び名として使われていた)
※3デビッド・ボウイがギター奏者に「バックワン」と指示。
コーラスを始めるのが早すぎたため。
この曲は2時間で録音されたため、残されたと思われる。
Lyrics : David Bowie "The Jean Genie"
アラジン・セイン<2013リマスター> [ デヴィッド・ボウイ ]
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MVはこちらで、、、解説・解釈
このライブ映像のボウイの衣装すっごいですねぇ。。手が4本に見えて怖い?ある意味、ミック・ロンソン(ギター)が、白いフツーの衣装でステキだ?!(笑)
「ジーン・ジニー」って、田舎から出て来た、ぶっ飛んだ女子をイメージしてたんですが、
親に捨てられ、男娼、犯罪に明け暮れ、服役中に小説家となった「ジャン・ジュネ」と、
今でも現役、傍若無人の暴れん坊「イギー・ポップ」を、融合したイメージらしい。
そして、、あの意味不明なコーラス部分ですが、、こーいうことのようなんです。
ジャン・ジュネが男娼だった時代を、男性シンボルのイメージで、
あまりあからさまにせず表現している。
ステージ上での過激なパフォーマンスや限界を押し広げる傾向で知られる
ミュージシャンのイギー・ポップと、ジャン・ジュネを融合させることで、
ボウイは反逆と衝撃の究極の人物像を創り出した。
ジーン・ジーニーは都会の裏社会を徘徊し、違法行為を目撃し、それに加担する。
あと、当時アメリカで出逢ったセクシー女優「シリンダ・フォクシー」MVにも出演している。
この方、有名ロッカーキラーだったようで、スティーブン・タイラーと結婚、離婚している。
【ジャン・ジュネ】
【イギー・ポップ】
【 シリンダ・フォクシー】
参考・出典
『The Jean Genie』英語版Wikiによると、、、ケン・スコットの共同プロデュースで、ボウイはバックバンドの
ザ・スパイダース・フロム・マーズ
(ミック・ロンソン、トレヴァー・ボールダー、ミック・ウッドマンジー)
と共に、この曲をレコーディングした。
この曲は1972年秋のアメリカツアー中にボウイがアラジン・セインのために作曲した
最初の曲となり、ニューヨークで完成させた。そこでボウイはウォーホルの
グループのシリンダ・フォクシーと過ごした。
ボウイは後に、こう語った。
「彼女のアパートで楽しむために書いたんだ。セクシーな女の子」
ボウイは1990年代後半にこの曲を「想像上のアメリカの寄せ集め」であり
「初めてのニューヨークソング」だと表現した。
このタイトルは長い間、作家ジャン・ジュネへの言及とされてきた。
ボウイはかつて、これは、
「潜在意識だった...でも、確かにそこにあったのかもしれない」
と語ったと伝えられている。
2005年の著書「Moonage Daydream」では、このことをより明確に述べている。
「ニューヨークでシリンダを楽しませるために、 ある晩に書いた軽いリフから始まり、
それ以外は言葉のないポンピング・ソングの歌詞を展開していき、
最終的にはイギーのようなペルソナに基づいた、
想像上のアメリカーナの寄せ集めのようなものになった...
タイトルは、もちろんジャン・ジュネを不器用にしゃれ合わせたものだ。」
「The Jean Genie by David Bowie」英語版Songfactsによると、、、
この曲は、おそらくイギー・ポップとシリンダ・フォクシーの2人から影響を受けている。
歌詞の多くは、イギー・ポップのライフスタイルやステージでのふざけた態度
(ステージでよく這いずり回ったり、自分を傷つけたりしていた)を反映している。
シリンダ・フォクシーは、ジーン・ジーニー・ジーンズのCMに出演した女優だった。
(2009/04/08 の投稿を更新しました。)
デヴィッド・ボウイ歌詞和訳一覧
8拍手👏ありがとうございました。