レディオヘッドの「フェイク・プラスティック・トゥリーズ」🌲🌳🌲
2ndアルバム『ザ・ベンズ(The Bends)』(1995年)より。。
Glastonbury 2003
緑のプラスチック製のじょうろ。
中国製の造花ゴムの木用なのさ。
偽物のプラスチックの土に植わってる。
彼女がゴムの男から買ったものさ。
ゴム化計画にあふれた街で、
街自体を駆除してしまうのさ。
それが、彼女をすり減らす。
それが、彼女をすり減らす。
それが、彼女をすり減らす。
彼女は、疲れ果てる。
彼女は、壊れた男と一緒に住んでいる。
ひび割れたポリスチレン(※1)の男。
粉々になって、燃え上がるやつさ。
彼は昔、手術をしていた。
80年代の女子たちにね。
けど、いつだって重力には勝てやしない。
そしてそれが、彼をすり減らす。
彼をすり減らす。
彼をすり減らす。
彼は疲れ果てる。
彼女は、まるで本物のように見える。
彼女は、まるで本物のような味がする。
僕の偽物のプラスチックの愛、、
けど、感じずにはいられないんだ。
天井を吹き飛ばすことだってできただろう。
僕がただ、変わって走りだせたなら、、
そしてそれが、僕をすり減らす。
僕をすり減らす。
僕をすり減らす。
僕は疲れ果てる。
そして、あなたが望む人になれるのなら、
もしも、あなたが望む人になれるのなら、
四六時中ずっと。。
四六時中ずっと。。
※1polystyren:ポリスチレンスチレンを原料とする透明な樹脂。
安価ではあるが脆いため、発泡させたもの(発泡スチロール)や
ゴム成分との共重合体(ABS樹脂など)としても利用される。
Lyrics : Radiohead "Fake Plastic Trees"
The Bends [ レディオヘッド ]
posted with カエレバ
MVはこちらで、、、
「Plastic」には、作り[にせ]ものの、見せ掛けだけのとか、人工的な、不自然な、という
意味があるようで、「plastic surgery」で、形成外科、美容整形手術の意もあるようです。
上手過ぎる歌詞ですねぇ、深い!当時から、使い捨てゴミの象徴でもあったのでしょうか?
「フェイク・プラスティック・トゥリーズ」Wikiによると、、、
歌詞はロンドンの開発地区カナリー・ワーフの変遷を動機とする消費社会への批判を、
恋愛感情を軸にする普遍的なバラードに落とし込んだもので、多義的。
ちなみに、カナリー・ワーフとは、、、
今や、海に大量に流入するプラスチックゴミの悍ましい映像を見かける、悲しき現状。。。
今頃になって、やっと地球環境の問題に、真剣に取り組まざるを得なくなってきた人類たち。
そして、、未知なるウィルスの蔓延に、人類自身が駆逐されようとしているのかもしれない。