ブラック・ミディの「ジョンL」★彡
2ndアルバム『カヴァルケイド(Cavalcade)』(2021年)より。
black midi - Full Performance (Live on KEXP at Home)
アコーディオンの伴奏だけで、「オー・サニー・ボーイ」(※1)を3度アンコール。
青ざめたブルネット(※2)が3列で、群衆から彼を守る。
そして、どんちょうは、まがい物の朱色のパッチワーク。
見つかった玉座の上には、赤い電球がぶら下がっている。
これは、ジョン・フィフティ(※3)が街にやってきた時のメインストリートの光景だ。
そうさ、これはジョン・フィフティが町にやってきた時のメインストリートの光景だ。
あらゆる年齢、信仰、性別の群衆で、溢れている。
キッチ殿(※4)は、各参列者の罪を列挙する寸劇を謳う。
アリクイ(※5)たちは、初めて翼に夢中になる。
やつらは、血気盛んに赤い斑点を引っ掻き、王に打ちのめされた。
世界中に、この地獄のような騒音から逃れる場所などない。
世界中に、この地獄のような騒音から逃れる場所などない。
「ベツレヘム(※6)の子供たち、すべての男の子と女の子よ。
これを聞きにいらっしゃい、我が永遠の言葉を。
彼らが何を言おうとも、見た目で判断してはいけない。
しかし、彼らの丸い瞳、唇、耳、そしてくびれによって、
人こそが国、あなたの国は、あなたなのだ。
すべての悪事は事前に警告され、すべての善き事が実現するだろう。」
この言葉は、ジョン・フィフティが街にやってくる時、メインストリートで聞こえる。
そうさ、この言葉は、ジョン・フィフティがが街にやってくる時、メインストリートで聞こえる。
歌にならないガラガラ声は、群衆を熱狂へとムチ打つ。
そして、彼のささやくような残響は、今や聞こえなくなる。
もはや、青ざめたブルネットは、二つに割られている。
そして、アリクイ軍団の突き出た鼻に投げ付けられた。
ジョン・フィフティはボロボロにされて、彼のお立ち台は奪われた。
彼の引き裂かれたローブは、地上の木の切り株を飾りたてる。
軍隊での不法侵入は、彼より前に永続することはない。
彼ら自身の血の栄光に、恋焦がれる種族の男達。
ジョン・フィフティが街にやってきた時の、メインストリートの光景だった。
そう、これはジョン・フィフティが町にやってきた時のメインストリートの光景だった。
※1Sonny Boy:アル・ジョルソンの「Sonny Boy」
1928年の映画「シンギングフール」でアル・ジョルソンによって歌われた曲。
ジョルソンがブラックフェイスで映画の主役を演じていることに注意する必要がある。
父親の視点から3歳の息子に、彼がどれだけ彼を愛しているかについて歌われている。
※2brunette:ブルネット ダークブラウン[焦げ茶色]の髪の女性
※3John Fifty:「L」は頭文字ではなく、ローマ数字の「50」であり、
彼の名前は王や皇帝に与えられた称号に似ている。
※4kitsch:〈ドイツ語〉キッチュ◆ゴテゴテ飾り立てた低俗なもの。
※5anteaters:アリクイ
※6The Children of Bethlehem:ジョン・デンバーの「The Children of Bethlehem」
Lyrics : black midi "John L"
カヴァルケイド [ ブラック・ミディ ]
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MVはこちらで、、
ラジオから流れてきたこの曲、あまりの強烈さに、即、検索してしまったよ。
クレイジーなジャズの即興演奏のようなグルーブ感、説教するようなヴォーカル、
突如、放送事故のように止まる音、、不協和音なピアノ、また止まる?!(笑)
MVも怖いですねぇ。。あの秘密結社フリーメイソンのプロビデンスの目に、
マインドコントロールされてしまいそうである。こーいうやつね、何で売ってる?
そして、訳そうとすると、、これまた、あまり見かけない単語?が並ぶんだな。
怪しいカルト集団の教祖のような?ジョン・フィフティ(L)が、現れる。(恐)
ちなみに、「アリクイ」の登場も、ブラック・ミディ的には初めてじゃないらしい。
定かではないようですが、、カーゴ・カルトの偶像ジョン・フラムと言う説。
まだ、2ndアルバムなのね、確かにライブ映像の姿は、若いかもなぁ。
2022年12月に、振替公演が決まったようです。。
この曲をオンエアした方のお誕生日に贈るには、あまり相応しいとは言えなかったか?!(笑)