本日の1曲
ブラック・ミディの「ジョンL」★彡2ndアルバム『カヴァルケイド(Cavalcade)』(2021年)より。
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Glastonbury 2022歌詞和訳
アコーディオンの伴奏だけで、「オー・サニー・ボーイ」(※1)を3度アンコール。青ざめたブルネット(※2)が3列で、群衆から彼を守る。
そして、どんちょうは、まがい物の朱色のパッチワーク。
見つかった玉座の上には、赤い電球がぶら下がっている。
これは、ジョン・フィフティ(※3)が街にやってきた時のメインストリートの光景だ。
そうさ、これはジョン・フィフティが町にやってきた時のメインストリートの光景だ。
あらゆる年齢、信仰、性別の群衆で、溢れている。
キッチ殿(※4)は、各参列者の罪を列挙する寸劇を謳う。
アリクイ(※5)たちは、初めて翼に夢中になる。
やつらは、血気盛んに赤い斑点を引っ掻き、王に打ちのめされた。
世界中に、この地獄のような騒音から逃れる場所などない。
世界中に、この地獄のような騒音から逃れる場所などない。
「ベツレヘム(※6)の子供たち、すべての男の子と女の子よ。
これを聞きにいらっしゃい、我が永遠の言葉を。
彼らが何を言おうとも、見た目で判断してはいけない。
しかし、彼らの丸い瞳、唇、耳、そしてくびれによって、
人こそが国、あなたの国は、あなたなのだ。
すべての悪事は事前に警告され、すべての善き事が実現するだろう。」
この言葉は、ジョン・フィフティが街にやってくる時、メインストリートで聞こえる。
そうさ、この言葉は、ジョン・フィフティがが街にやってくる時、メインストリートで聞こえる。
歌にならないガラガラ声は、群衆を熱狂へとムチ打つ。
そして、彼のささやくような残響は、今や聞こえなくなる。
もはや、青ざめたブルネットは、二つに割られている。
そして、アリクイ軍団の突き出た鼻に投げ付けられた。
ジョン・フィフティはボロボロにされて、彼のお立ち台は奪われた。
彼の引き裂かれたローブは、地上の木の切り株を飾りたてる。
軍隊での不法侵入は、彼より前に永続することはない。
彼ら自身の血の栄光に、恋焦がれる種族の男達。
ジョン・フィフティが街にやってきた時の、メインストリートの光景だった。
そう、これはジョン・フィフティが町にやってきた時のメインストリートの光景だった。
注釈
※1Sonny Boy:アル・ジョルソンの「Sonny Boy」1928年の映画「シンギングフール」でアル・ジョルソンによって歌われた曲。
ジョルソンがブラックフェイスで映画の主役を演じていることに注意する必要がある。
父親の視点から3歳の息子に、彼がどれだけ彼を愛しているかについて歌われている。

Al Jolson - Sonny Boy
Al Jolson Sonny Boy
※2brunette:ブルネット ダークブラウン[焦げ茶色]の髪の女性
※3John Fifty:「L」は頭文字ではなく、ローマ数字の「50」であり、
彼の名前は王や皇帝に与えられた称号に似ている。
※4kitsch:〈ドイツ語〉キッチュ◆ゴテゴテ飾り立てた低俗なもの。
※5anteaters:アリクイ

アリクイ - Wikipedia
哺乳綱有毛目に分類されるアリクイ亜目を構成する種の総称。アリやシロアリを食べることからアリクイ、英語でもアントイーター(anteater)と呼ぶ。
※6The Children of Bethlehem:ジョン・デンバーの「The Children of Bethlehem」

The Children of Bethlehem
Track 4 from the album" Christmas Like A Lullaby"
Lyrics : black midi "John L"
その他動画
MVはこちらで、、
black midi - John L
"John L" from our “Cavalcade” out now. Listen / Buy: https://blackmidi.ffm.to/cavalcadeVideo creditsDirector : Nina McNeelyExec Producer: Coleen Haynes // Ca...
解説・解釈
ラジオから流れてきたこの曲、あまりの強烈さに、即、検索してしまったよ。クレイジーなジャズの即興演奏のようなグルーブ感、説教するようなヴォーカル、
突如、放送事故のように止まる音、、不協和音なピアノ、また止まる?!(笑)
MVも怖いですねぇ。。あの秘密結社フリーメイソンのプロビデンスの目に、
マインドコントロールされてしまいそうである。こーいうやつね、何で売ってる?
そして、訳そうとすると、、これまた、あまり見かけない単語?が並ぶんだな。
怪しいカルト集団の教祖のような?ジョン・フィフティ(L)が、現れる。(恐)
ちなみに、「アリクイ」の登場も、ブラック・ミディ的には初めてじゃないらしい。
定かではないようですが、、カーゴ・カルトの偶像ジョン・フラムと言う説。
まだ、2ndアルバムなのね、確かにライブ映像の姿は、若いかもなぁ。
SNS情報
“Live-Cade” by @bmblackmidi. A limited edition 12” featuring five songs recorded live at Soup Studios. Available exclusively from @roughtrade, with artwork by @David_Rudnick
— Rough Trade Records (@RoughTradeRecs) November 16, 2021
Watch four new live videos now on @bmblackmidi’s YouTube and order the 12” via https://t.co/9ZhDqM0Yi1 pic.twitter.com/SGKttC1M1k
black midi
— BEATINK (@beatink_jp) December 6, 2022
Japan Tour 2022 @ NAGOYA THE BOTTOM LINE
絶賛開催中のブラック・ミディ日本ツアーも本日最終公演🔥
SUPPORT ACT: ∈Y∋ (DJ)
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参考・出典
こちらの記事によると、、、
black midi、2ndアルバム『Cavalcade』から衝撃の先行シングル「John L」解禁 | Daily News | Billboard JAPAN
black midi(ブラック・ミディ)が待望の2ndアルバム『Cavalcade』を2021年5
black midi(ブラック・ミディ)が待望の2ndアルバム『Cavalcade』を
2021年5月28日に世界同時リリースすることを発表した。
同作より、まるで『Discipline』期のキング・クリムゾンを彷彿とさせる
衝撃の先行シングル「John L」が解禁された。
バンドはここから従来のジャム・セッションで練り上げる作曲方法ではなく、
ロックダウン期間中にメンバーそれぞれが自宅で作曲を行い、
レコーディングのタイミングで素材を持ち寄ることで即興の神話から離れ、
セッションでは上手くいかなかったアイデアの可能性を追求して行った。
メンバーのジョーディ・グリープは、
「“Cavalcade”の制作中に、曲を配列する時に意識していたのは、
とにかくドラマチックでエキサイティングな音楽を作ることだった」
と語っている。
来日情報
2022年12月に、振替公演が決まったようです。。
「この音が好きだから鳴らしたい。まあ、時々やりすぎちゃうんだけど」ロンドン生まれの超新星 black midi の探究心
先日行われた black midi (ブラック・ミディ) の来日公演。2019年の初来日から3年が経ち、ようやく実現した今回のショー。この間に彼らは2ndアルバム『Cavalcade』と3rd アルバム『Hellfire』を完成させた。King Krule (キング・クルール) や Tom Misch (トム・ミッシュ) などを輩出した無償の教育機関であるブリット・スクールで出会った彼らは、音楽的な素地がありながらも、卓越した探求心で様々なジャンルを飲み込んだアバンギャルドなサウンドを突き詰めていった。当然そのユニークすぎる楽曲は音楽ファンの間に瞬く間に広まり、話題の的となっていた。

 



