ケイト・ブッシュの「嵐が丘(ワザリング・ハイツ)」☆彡
デビューアルバム『天使と小悪魔(The Kick Inside)』(1978年)👼👿
TopPop 1978
ずる賢く、風の吹きすさぶ荒野に出て、(※1)
私たちは転がり、緑の中へと落ちる。
あなたは、嫉妬のような気質を持ちあわせていた。
熱すぎる、貪欲すぎる。
どうして私と別れることができるというのか?
あなたと結ばれる必要があったときに。
あなたを憎んだ、私もあなたを愛していたから。
夜の悪夢。。
みなが言う、私が争いに負けるだろうと。
私の絶叫を置き去りにして、ビュービューと、
風の吹きすさぶ、嵐が丘。
ヒースクリフ、私よ、キャシーよ。
戻ってきたの、ひどく寒いわ。
入れてちょうだい、あなたの窓から。
ヒースクリフ、私よ、キャシーよ。
戻ってきたの、ひどく寒いわ。
入れてちょうだい、あなたの窓から。
ああ、暗くなってゆく、淋しくなるわ。
あなたの対岸で、、
私はひどくやつれてる、あなたなしには、すべてが失敗なのだと気づく。
戻ってきたの、愛する、残酷なヒースクリフ。
私の唯一の夢、私の唯一の主人。
長すぎる、夜、私は彷徨う。
彼の側に戻ってくるの、ことを正すために。
私は、帰ってくるのよ、ビュービューと風の吹きすさぶ、
嵐が丘に。。
ヒースクリフ、私よ、キャシーよ。
戻ってきたの、ひどく寒いわ。
入れてちょうだい、あなたの窓から。
ヒースクリフ、私よ、キャシーよ。
戻ってきたの、ひどく寒いわ。
入れてちょうだい、あなたの窓から。
ああ、私にちょうだい!
私に、あなたの魂を、掴み取らせて。
ああ、私にちょうだい!
私に、あなたの魂を、掴み取らせて。
ねえ、わかるでしょ、私よ、キャシーよ!
ヒースクリフ、私よ、キャシーよ。
戻ってきたの、ひどく寒いわ。
入れてちょうだい、あなたの窓から。
ヒースクリフ、私よ、キャシーよ。
戻ってきたの、ひどく寒いわ。
入れてちょうだい、あなたの窓から。
ヒースクリフ、私よ、キャシーよ。
戻ってきたの、ひどく寒いよ。。
※1moor:Moorland:ムーア
元来、イングランドからスコットランドにかけて各地に点在する、
荒野然とした山野を指して呼んだものである。キャシーとヒースクリフは、
ブロンテ家のように、ノースヨークシャームーアズに住んでいた。
Lyrics : Kate Bush "Wuthering Heights"
FOREVER YOUNG::天使と小悪魔 [ ケイト・ブッシュ ]
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MVは、2種類見つかった♪♪
この曲、テレビから流れてきたりすると、なんだか可愛らしく聴こえてしまうんですが、、
邦題、「嵐が丘」なんですねぇ。。おぞましいイメージしか湧いてこない。
そう、エミリー・ブロンテの有名な小説『嵐が丘』を題材にしたものなんです。
嵐が丘 エミリー・ブロンテ/〔著〕 鴻巣友季子/訳
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『嵐が丘』ってヒースクリフの復讐劇なんですよね。(あらすじ詳細はウィキペディアで)
キャサリンが、彼を裏切り上流階級に嫁に行ってしまったことが発端なわけですが、
キャサリンからすると、あなたが私を奪ってくれなかったからだとか言ってる感じ。
そうなんですよ、キャサリンはもはやこの世のものではなく亡霊となり、嵐が丘を彷徨う。
そして、夜な夜な、ヒースクリフの窓を叩く。。ヒューヒュー風が吹きすさぶ。。
「ヒースクリフ、私よ、キャシーよ。戻ってきたの、ひどく寒いわ。入れてちょうだい。」
怖いですねぇー、しかし、ヒースクリフも、愛するキャサリンの幽霊を待ち侘びていたのかも。
Kate Bush 「Wuthering Heights」英語版Wikiによると、、、
この曲は、『嵐が丘』のキャサリン・アーンショーの視点から歌われ、
ヒースクリフの窓に入れてほしいと懇願する。
「私はとても寒い」、「私を入れて」、「夜の悪い夢」という歌詞を含む、
キャサリンの対話を引用している。
キャシーは実際には幽霊であり、リスナーは小説を読んだときに気付く。
なにげにケイト・ブッシュ様、初登場ですが、、おお、本名がキャサリンだった衝撃!!