ジェフ・バックリィの「グレース」☆彡
唯一のスタジオアルバム『グレース(Grace)』(1994年)より。
from Live in Chicago
月は、そこにいて、留まるように求めている。
雲が、僕を飛ばし去るのに十分なほど長く。
さあ、僕の時がやってくる、死ぬことを、怖れ、恐れちゃいない。
僕の消えゆく声が、愛を唄うけれど、
彼女は、時間のカチッという音に泣いてる、ああ、時よ。
火に巻かれ待て、火に巻かれ待つんだ。
火に巻かれ待て、火に巻かれ待つんだ。
そして彼女は、僕の腕で泣く。
悲しみの中、明るい光へと歩きながら。
ワインをほんの少し飲み、明日、二人とも行くかもしれない、ああ愛しき人。
雨が降っている、そして、僕の時が訪れたと信じるんだ。
残してゆくかもしれない、置き去りにするかもしれない、そんな痛みを思い出させる。
火に巻かれ待て、火に巻かれ待つんだ。
火に巻かれ待て、火に巻かれ待つんだ。
(僕に、痛みを思い出させる)
去るかもしれない、置き去りにするかもしれない。
そして、それらが僕の名を、溺れさせてると感じる。
だから、このキスで、いとも簡単に知り、忘れるのだ。
僕は行くことを恐れちゃいない、けど、ひどくゆっくりになってしまうのさ。
火に巻かれ待て、火に巻かれ待つんだ。oh oh yea oh oh oh yeah unh
待って、待って、火に巻かれ待て、火に巻かれ待つんだ。
火に巻かれ待て、待つんだ。。ah uh unh ah
Lyrics : Jeff Buckley "Grace"
グレース・アラウンド・ザ・ワールド[DVD] / ジェフ・バックリィ
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MVはこちらで、、、
グレース [ ジェフ・バックリィ ]
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「Grace」とは「優雅、礼儀」なんですが、「恩寵、神の慈しみ、恩恵」なイメージかもなぁ。
どうにも、「死」という言葉が、付き纏う感じがしてしょうがない。
・・・「drown(溺れる)」という単語には、もっとドキッとしてしまう。。
Jeff Buckley 「Grace」英語版Wikiによると、、、
この曲は、バックリーのコラボレーターであるゲイリー・ルーカスが
書いた「Rise Up to Be」というインストルメンタルソングに基づいている。
ジェフは雨の日に空港でガールフレンドに別れを告げることに触発され歌詞を書いた。
そして、声のメロディーは自然にやってきた。
バックリーの言葉によれば、「あなたが本当の愛を持っているとき、
それはあなた自身の死の必然性について、それほど悪く感じないことについてだ。」
Genius Lyrics注釈によると、、、
1994年のインタビューでジェフが「グレース」について語っている。
「それは、死を恐れないこと、また、この地球で時々苦しめられる、
無数の投石や矢を恐れないことだ。誰かがあなたを愛しているから。
進むことを恐れないし、耐える必要があるものに耐えることを恐れない。
他の誰かがあなたを愛しているから、あなたが内に再生していると感じる、
途方もない燃料があるから。それがグレースの目的なんだ。
そして、人生が時々とても長いことについてでもある。
当時、僕はロサンゼルスを離れて、ニューヨークに行くことに期待していた。
だから、行くのを待ち詫びてた。僕は、行くことを恐れていないし、
死ぬことも恐れちゃいない、この場所とか他の場所から離れることを恐れていないけど、
とてもゆっくりになるんだ。そう、ニューヨークには、僕を愛してくれる人がいた。
沢山。 そして、素晴らしい人たちが。 今なお。」