テイラー・スウィフトの「シャンペン・プロブレムズ」♪
9thアルバム『エヴァーモア(evermore)』(2020年)より。
あなたは、わけあって、夜行列車を予約した。
だから、この傷心の中、そこに座るはず。
にぎやかな群衆、もしくは、静かなる寝台列車。
どちらが悪いか、定かじゃない。
なぜならば、踊りながら、私は、あなたの手を離した。
そこに、あなたを、立ち往生させた。
踊り場で、意気消沈して。
シャンペン・プロブレムズ(※1)。。
ポケットの中のあなたのママの指輪。
あなたのお財布の私の写真。
あなたの心はガラスだった、私はそれを落としたの。
シャンペン・プロブレムズ。。
あなたは、わけあって、自分の家族に話した。
あなたは、黙っておけなかった。
あなたの妹は、ボトルに飛び散った。(派手にお金を使った)
今は、誰も祝っていない。
ドン・ペリニヨン(※2)、あなたが持ってきた。
友達の集団は、誰も拍手しなかった。
あなたの故郷の疑り深い人々は、そう呼んだわ。
シャンペン・プロブレムズ。。
あなたは、スピーチだったけど、言葉が出なかった。
愛はあなたの手の届かないところに滑り込んだ。
そして、私は理由を告げることができなかった。
シャンペン・プロブレムズ。。
あなたのミダス(※3)がシェビー(※4)のドアに触れる。
11月の紅潮と、あなたのフランネル(※5)の癒し。
「この寮は、かつては精神科病院だったのよ。」
私は冗談を言った、「まあ、私のために作られたんだけどね」
なんと鮮やかな常緑、私たちの友達グループ。
二度とその言葉を言うとは、思わない。
そしてすぐ、彼らはクリスマスの飾りつけをする(※6)ずぶとさを持っているのだろう。
私たちがかつて歩いたこと。
一つはお金のため、二つはショーのため。(※7)
私は準備ができていなかった、だからあなたが行くのを見てる。
時折、あなたは答えが解らないだけなのね。
誰かがひざまずいて、あなたに尋ねるまで。
みなは言ったわ、「彼女、すごく素敵な花嫁になっただろうに、
頭の中がイカれてしまったなんて、残念だね。」
けどね、あなたは代わりに本物を見つけるでしょう。
彼女は、私がずたずたに裂いたタペストリーを、縫い合わせるんでしょう。
そして踊りながら、あなたの手を握る。
決して、あなたを立ち往生させたりしない。
踊り場で、意気消沈させたりしない。
シャンペン・プロブレムを抱えさせたりしない。
ポケットの中のあなたのママの指輪。
あなたのお財布の彼女の写真。
あなたは、私のすべてを憶えていないのでしょう。
シャンペン・プロブレムズ。。
あなたは、私のすべてを憶えていないのでしょう。
シャンペン・プロブレムズ。。
※1Champagne Problems:シャンペン・プロブレムズ
慣用句としての「シャンペン・プロブレム」は、2つの望ましい結果の間で行われた
決定を指すために使用される。多くの場合、金持ちの問題と見なされ、
したがって「実際には」たいした問題ではないとみなされる。
テイラーが過去の人生の側面について「不平を言った」ときに、
彼女の批判者によって、スウィフトに課された用語でもある。(Genius Lyrics 注釈より)
※2Dom Pérignon:ドン・ペリニヨン
フランスのモエ・エ・シャンドン社によって生産されるシャンパンの銘柄。
俗にドンペリとも呼ばれる。フランスの高級シャンパン。
※3Midas《ギリシャ神話》ミダス
Midas touch(ミダス・タッチ)で、金もうけの才、利殖の才、金運のよさ
※4Chevy=Chevrolet:シボレー
※5flannel:フランネル 柔らかく軽い毛織物のこと。 略してネルともいう。
※6Deck the Halls:ひいらぎかざろう 伝統的なクリスマスキャロル。
※7子供たちが競走するときに使った文句。
One for the money, two for the show Three to get ready, and four to go
「一は、金のため、二はショー(外観)のため、三は、用意、四で行け」
エルビス・プレスリーのこの曲の冒頭でも使用されてる。
Lyrics : Taylor Swift “champagne problems”
この題名?気になってたんですけど、こんな映像が昨夜ツィートされたようです🥂
NO PROBLEMS TODAY JUST CHAMPAGNE🥂 I wanted to share this video with you from when @aaron_dessner and I were doing our fittings for the video and there was a piano, so ofc this happened. SO stoked evermore has been honored like this. Congrats to all our fellow nominees #GRAMMYs pic.twitter.com/e50IShhoe6
— Taylor Swift (@taylorswift13) November 23, 2021
どうやら、2020年のアルバム『Evermore』が、2022年のグラミー賞の
アルバムオブザイヤーにノミネートされたことのお祝ツィートようです。
Genius Lyrics注釈によると、、、
「シャンペン・プロブレム」は、クリスマス直前にプロポーズを断り、
婚約者とその愛する人に衝撃を与えた女性の物語です。
『エヴァーモア』についてのエッセイで、スウィフトはこの曲が、
「同じ夜に、非常に異なる計画を持っていた長年の大学の恋人同士が、
一方は、終わらせるため、一方は指輪を持ってきたこと」を描いていると述べた。
この唄は、主人公(彼女)が精神病の病歴を持っていることを暗示しており、
街の人々は、その後、失敗したプロポーズを取り巻くゴシップで汚名を着せる。
「champagne problems」英語版Wikiによると、、、
スウィフトは、ジョー・アルウィン(ウィリアム・バワリーという仮名で)と
「シャンパン・プロブレムズ」を書いた。彼女は2016年から恋愛関係にある。
スウィフトがは、自分たち自身の関係について、書いたという憶測にも関わらず、
彼女とアルウィンがそれを一緒に書いたと説明し、そして書くプロセスを詳述した。
「私たちが一緒に書き始めたのは、驚きだったと思いますが、
ある意味ではそうではありませんでした。
彼はいつも私にアーティストとしての曲を見せてくれる人で、
それが、私のお気に入りの曲などになります。
ジョーと私は、悲しい曲が大好きです。
私たちは、いつも音楽を結びつけてきました。
だから…私たちは最も悲しい[1曲]を書きました。
悲しい歌が、大好きなのです。何と言えばいいかしら?」
彼女は曲のお気に入りの部分の1つとして、曲のブリッジを選択した:
「ある日、群衆の前で、みんなが歌うのをとても楽しみにしているわ。
『彼女、すごく素敵な花嫁になっただろうに、
頭の中がイカれてしまったなんて、残念だね。』」
なかなか、、含みを持たせた単語?選びの感性を、理解するのが難しいですねぇ。
また、注釈だらけになってしまった。。彼女の詞には、隠された意味が多い感じなのよね。
「シャンパン・プロブレムズ」って、『しょせん金持ちの戯(ざ)れ言でしょ』って皮肉かもね。
金持ちの象徴ドンペリ、いや、バブルの象徴だったのさ。やっぱ、泡だけに儚く消える.。o○