メタリカの「ワン」★彡
4thアルバム『メタル・ジャスティス (...And Justice For All)』(1988年)より。
Daytona Beach, FL - November 12, 2021
何も思い出せない。 これが現実なのか夢なのか分からない。
心の奥底で、悲鳴を上げてる感じだ。
この極度の沈黙が、俺を阻止する。
戦争が終わった今、
俺は、目覚めてる、見えないんだ。
俺に残されたものが、あまりないということ。
何も現実じゃない、今あるのは、痛みだけ。
死を願い、息を止める。
ああ、どうか、神よ、俺を起こしてくれ。
子宮へと戻る、それはあまりにも現実的。
俺が感じねばならないポンプ生活。
しかし、公開されることは期待できない。
俺が生きるているという、この時を見てくれ。
突き刺されたチューブを通して養われてることを。
まるで、戦時中の珍しいもののように。
俺を存在させる機械に縛りつけられて。
この人生を、俺から切り離してくれ。
死を願い、息を止める。
ああ、どうか、神よ、俺を起こしてくれ。
今、世界は去った、俺はただ独り。
おお、神よ、助けてくれ。
死を願い、息を止める。
ああ、どうか、神よ、助けてくれ。
俺を監禁し続ける暗闇。
俺に見えるのは、絶対的な恐怖のみ。
生きられない、死ぬこともできない。
自分自身に閉じ込められ、身体は拘置所の如し。
地雷は、俺の視力を奪った。
俺の発言を奪い、聴力を奪った。
俺の腕を奪い、足を奪った。
俺の魂を奪い、地獄の生活を俺に残したのだ。
Lyrics : Metallica " One"
メタル・ジャスティス(リマスター) [ メタリカ ]
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若かりしライブはこちらで、、、
あの有名なMVはこちらで、、、
メタリカだけのもあったんですねぇ、これだと、落ち着いて見れる?!
「ワン (メタリカの曲)」Wikiによると、、、
作詞・作曲は、メンバーのジェイムズ・ヘットフィールドとラーズ・ウルリッヒによる。
ラーズが観た、ドルトン・トランボの小説が原作の映画『ジョニーは戦場へ行った』の
主人公がモデルになっており、ミュージック・ビデオにも映画の場面を交えている。
「One (Metallica song)」英語版Wikiによると、、、
地雷によって腕、脚、あごが吹き飛ばされ、目が見えず、話すことも
動くこともできない、重傷を負った第一次世界大戦の兵士を描いている。
彼の唯一の望みは、病院のスタッフとコミュニケーションをとる方法を考案すること。
MVでは、彼は病院のベッドで揺れ、モールス信号で「Kill me」と綴っている。
そう、、この映画を観てないと、解り難い歌詞かもしれませんねぇ。。ただし、
この映画、私的ダントツで、恐ろしい映画だったんですわ、今なおトラウマ。
なので、あらすじでも読んで頂けたら、この歌詞の内容が理解できるかもしれません。
ジョニーは戦場へ行った [ ティモシー・ボトムズ ]
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多分、上京したての大学1年生だったと思うんですが、あまりお金もないわけで、
友人に誘われて、図書館の上映会に出かけたんですよ。今だとコレやるのって気もする。
途中で、逃げ出したくてしょうがなかったのを、思い出す。。帰り道、闇黒。
その後、メタリカのこのMVを真夜中のテレビで観てしまい、トラウマ復活。
以来、この曲は、訳したくても訳せない名曲だったわけです。。今こそだなと。。
そうですよ、、こういう残酷で悲惨な歴史から、目を背けてはいけないってこと。
戦争映画はとくに、人間の愚かな行為を思い知るべき!恥ずべき!ってことでしょう。