ブラック・クロウズの「パパ・ウォズ・ア・ローリング・ストーン」☆彡
1972年の名曲をカヴァーしたEP『1972』より、テンプテーションズカバー。
9月3日のことだった。
その日のことは、ずっと忘れられない、これからも。
俺のオヤジが死んだのは、その日だったからさ。
二度とオヤジに会うことはない。
オヤジについて、悪い話以外、聞いたことがないのさ。
ママ、あなたが頼りなんだ、本当のことを教えてくれ。
ママは、ただうなだれて、言ったんだ、、息子よ。
(オヤジは、フーテンだったのさ)(※1)
(帽子を置いたら、どこでもアイツの家なのさ)(※2)
(そして、アイツが死んだとき)私たちに残されたのは、(身一つ)
(オヤジは、フーテンだったのさ)息子よ、そうよ。
(帽子を置いたら、どこでもアイツの家なのさ)
(そして、アイツが死んだとき)私たちに残されたのは、(身一つ)
やれやれ。。
ヘイ、ママ。
本当なのかい?オヤジが、人生で一日として働かなかったってのは。
そして、ママ、街中に、悪い話が出回ってる。
オヤジには、外に子供が3人いたって、言ってる。
そして、別の妻がいるって、そいつはまずいよな。
オヤジが、店頭で説教をしているって、話してるのを聞いたよ。
魂を救うことについて話しながら、常に食い物にしてるって。
汚いやり口で、神の名の元で、盗みをはたらいてる。
ママは、ただうなだれて、言ったんだ。
(オヤジは、フーテンだったのさ)息子よ。
(帽子を置いたら、どこでもアイツの家なのさ)
(そして、アイツが死んだとき)私たちに残されたのは、(身一つ)ヘイ。
(オヤジは、フーテンだったのさ)ちくしょう!(※3)
(帽子を置いたら、どこでもアイツの家なのさ)
(そして、アイツが死んだとき)私たちに残されたのは、(身一つ)
Uhh!
ヘイ、ママ。
オヤジが、自分のこと、何でも屋のジャックって呼んでいるのを聞いたよ。
教えてくれ、オヤジが早死にしたのはそのせいか?
オヤジが物乞いで、借りて、盗むんだって、人は言う。
自分の勘定、払うためにさ。
ヘイ、ママ。
オヤジは、考えるってことがあんましなかったんだって、人は言う。
ほとんどの時間を、女を追いかけて、飲んだ暮れて過ごしてた。
ママ、あなたが頼りなんだ、本当のことを教えてくれ。
ママは、瞳に涙を浮かべ、見上げて言ったんだ、、息子よ。
(オヤジは、フーテンだったのさ)やれやれ、やれやれ。
(帽子を置いたら、どこでもアイツの家なのさ)hey yeah huh
(そして、アイツが死んだとき)私たちに残されたのは、身一つ、たったひとつ。
(オヤジは、フーテンだったのさ)huh huh huh huh huh huh
(帽子を置いたら、どこでもアイツの家なのさ)hey yeah
(そして、アイツが死んだとき)私たちに残されたのは、身一つ。
まったく、そうさ。
(オヤジは、フーテンだったのさ)アイツはそうだった。
(帽子を置いたら、どこでもアイツの家なのさ)huh huh huh
(そして、アイツが死んだとき)私たちに残されたのは、身一つ。
俺のオヤジは、、
(オヤジは、フーテンだったのさ)アイツはそうだった、hey yeah。
(帽子を置いたら、どこでもアイツの家なのさ)
Ahhhh ha ha
※1rolling stone:転がる石、仕事を次々に変える人、住所不定の人
・A rolling stone gathers no moss. : 転石苔を生ぜず。
◆古代ローマの格言で、もともとの意味は
「いつも旅をしている人は、一つところに根付けない(成功しない)」だが、
「いつも新しい環境に移ろうとする人は自分を向上させられる」という意味も加わる
ようになった。前者はmossを良い意味でとらえ、後者は悪い意味でとらえている。
※2「wherever i lay my hat is home」で、「住めば都」
※3dadgummit=goddammit=God damn it ちくしょう、くそっ、いまいましい。
Lyrics : The Temptations " Papa Was a Rollin’ Stone"
Black Crowes - 1972 LP レコード 【輸入盤】
posted with カエレバ
ブラック・クロウズって、若い頃から渋かったけど、ますます磨きがかかってる♪♪
「1972年は重大な分岐点となった年で、
最高のロックンロール曲のいくつかが生まれてるんだ。
俺たちのバンドをスタジオに戻すには、
ロックンロールを祝う作品じゃないとならなくてね。
このレコードは、俺たちの気分をよくしてくれるものへの愛と献身を表しているんだ。
世界中のファンにも同じように感じてもらえれば幸いだよ」
「Papa Was a Rollin' Stone」英語版Wikiによると、、、
1971年にノーマン・ホィットフィールドとバレット・ストロングによって書かれた。
1972年モータウンのザ・アンディスピューテッド・トゥルースによって最初に演奏された。
同じ年の後半に、テンプテーションズによるカバーが、グラミー賞を受賞した。
1972年の後半、ホイットフィールドは別のバージョンの曲をカットし、
テンプテーションズの12分のトラックに変えた。
このバージョンは、1972年のアルバム『All Directions』に収録された。
1972年9月に7インチのシングルに編集、リリースされたバージョンは、
ビルボードで№1のヒットとなり、1973年に3つのグラミー賞を受賞した。
オール・ディレクションズ [ テンプテーションズ ]
posted with カエレバ
ジョージ・マイケルは、1993年「キラー」とのマッシュアップに使用している♪
どーしょーもない親父のストーリーってのが、なんとも深くて味があるんだよなぁ。。
「ローリング・ストーン」って、かつては決して良い意味じゃなかったんでしょうが、
昨今、悪いイメージがあんまりない、ストーンズのおかげか?フーテンの寅さんのおかげか??