ブラック・ミディの「ウェルカム・トゥ・ヘル」☆彡
7月15日発売の3rdアルバム『ヘルファイア(Hellfire)』より。。
聞くのだ!
月明かりに誘発された、愛の営みの甘い響き。
今夜、通りで。
聞くのだ!
モーターバイクの柔らかいエンジン音。
夜の街灯への空爆を回避させる。
だから、君の悩み事を、私に話すな。
君の感情的な嘆きを。
観光名所を見物すればいい、これは上陸許可だ。
真の愛を、語るべからず。
しかめっ面を緩めて、
夜の街の娯楽を、楽しみたまえ。
赤い部屋を体験しなさい。
緑のテーブルに、お土産。
想い出を作るんだ、記憶に残り、もしくは、気に入られるもの。
基本的訓練で刻み込まれた、真っ赤に血塗られた騎士道の勇敢なる靄(もや)。
今日、列に並ぶことによって、君は聖人に囲まれた場所を確保する。
息子よ、やってこい、今、君の人生が始まるのだ。
国のために死んでも、戦争には勝てない。
国のために殺すことこそ、戦争に勝つことなのだ。
君の名前を口にするな、彼女のものを求めるんじゃない。
この口の堅い国(※1)で、君は虫けらだ。
軍隊生活で、痛みを伴わない平面性。
明日の夜、再開せよ。
もしも君がいなければ、コレラかマラリア(※2)にかかったのだろう。
もしくは、ある種の東側の病気。
息子よ、忘れてしまえ、必要なのは拒絶だけだ。
我々はすべてやった、すべてを見た。
さらに悪いことに、息子よ。
時代時代の大虐殺、
思い出せないほど多すぎる。
自らの飛び去る速さで、ボロボロになった翼の鳥たち。
かつては君の親友だった、困窮した非実在。
母のない子供たち、魅惑の未亡人たち。
野蛮、無益、死人、飼いならせない者。
戦慄が走る、通りに立ってはならない。
君は幸運だ、直ちに、発砲はしない。
我らの弾丸は、君のような男のために作られた。
神が忘れし、無力な雑魚ども。
今夜、君は、どっち側に居住するのか、決める。
どっちの部屋が、君の心に永遠に生きるのか。
だが、これからは自力でやるんだな、我々には君のような男は必要ない。
今夜、君は、どっち側に居住するのか、決める。
どっちの部屋が、君の心に永遠に生きるのか。
だが、これからは自力でやるんだな、我々には君のような男は必要ない。
トリスタン・ボンゴ2等兵、ここに退院。
※1oyster:《貝》カキ、オイスター
〈話〉無口な人、口の堅い人、秘密[機密]を厳守する人。
※2コレラ、マラリア 感染症。
Lyrics : black midi "Welcome To Hell"
ヘルファイヤ [ ブラック・ミディ ]
posted with カエレバ
もう、ライブで演ってるようですねぇ♪♪、
またまた、怪しげなカッコよさ♪こういう路線は、何て表現したらいいんだろう?
こちらの記事によると、、、
プレスリリースによると、「ウェルカム・トゥ・ヘル」は、
「シェルショック(砲弾ショック、戦争神経症)を受けた兵士の過剰な除隊の物語。
新しいアルバムについて、ギタリストでボーカリストの
ジョーディー・グリープは次のように述べている。
「『Cavalcade』(彼らの前作アルバム)がドラマだったとしたら、
『Hellfire』は壮大なアクション映画のようなものだ。」
「痛み、喪失、苦悶という重複するテーマを、徹底的に掘り下げている。」
ニューアルバムのストーリーは、第三者的に書かれており、
「道徳的に疑わしいキャラクターの物語を語っている。」
「直接的で、劇的な独白が存在する。
我々の劣化した善悪の感覚に、派手にアピールする。
笑うのか、恐怖に襲われるのかどうか、必ずしもはっきりとは分からない。」
「描かれているほとんどの人は一種の卑劣な人間」とグリープは続ける。
「僕が書く、ほとんどすべては、本物からのもの、
自分が経験し、誇張して書き留めたものなんだ。
僕は地獄を信じていないが、その古い世界の愚かさは、あらゆる歌に最適なんだ、
いつでも映画や、地獄を描いたものが大好きだった。
ダンテの「神曲」地獄篇。
神曲 地獄篇 (講談社学術文庫) [ ダンテ・アリギエリ ]
posted with カエレバ
『ザ・シンプソンズ』のホーマーが地獄に行くところ。
ザ・シンプソンズ MOVIE <劇場版> [ ダン・カステラネッタ ]
posted with カエレバ
『フューチュラマ』にはロボット地獄がある。
【中古】【輸入品・未使用】Futurama 1 [DVD] [Import]
posted with カエレバ
アイザック・バシェヴィス・シンガー人々の生活に干渉するサタンを描いたユダヤ人作家。
たくさんあるんだ!」
バンドメンバーのキャメロン・ピクトンは、語った。
「『ヘルファイア』には、たくさんの愛みたいなものもあるんだ。
すべての曲には、優しい裏返しがある。暗闇が強く出て、地獄と悪魔、
殺人と不快なものがあるが、すべての曲には光と闇の両方があるのさ。」
このカオスのような世界感、難解だが癖になる。。年末に来日のようです♪♪