本日の1曲
ビートルズの「タックスマン」💷7thアルバム『リボルバー(Revolver)』より。。
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歌詞和訳
ワン、ツー、スリー、フォーワン、ツー... (ワン、ツー、スリー、フォー)(※1)
どういうことになるのか、お教えしましょう。
あなたの分を「1」とすると、残りの「19」は私の分です。(※2)
私は、税務署員ですから。
そうです、税金の取り立てや。
ひょっとして、5パーセントって、小さ過ぎるように見えますか。
私は、すべて徴収するわけじゃございません。
私は、税務署員ですから。
そうです、税金の取り立てや。
(もし、車を運転されるのなら、車)道路に課税いたします。
(もし、お座りになるのなら、座る)席にも課税いたします。
(あまりに寒すぎたら、寒い) 暖房にも課税いたします。
(お散歩されるのなら、散歩) あなたの足にも課税いたします。
税金の取り立てや。
私は、税務署員ですから。
そうです、税金の取り立てや。
何のために必要なのか、質問しないでください。
(はは、ミスター・ウィルソン ※3)
もしも、これ以上払いたくないようなら、
(はは、ミスター・ヒース ※4)
私は、税務署員ですから。
そうです、税金取り立てや。
さあ、お亡くなりになる方へのアドバイスです。
(タックスマン!)
瞳にのせるペニーも申告して下さいね。(※5)
(タックスマン!)
私は、税務署員ですから。
そうです、税金取り立てや。
そして、あなたは、他の誰でもない私のために働いてるんです。
(タックスマン!)
注釈
※1低い声はタックスマンと思われ、リズムが曲と合っていないため、実際にはお金を数えている様を表現しているもの。
※2「タックスマン」の観点から書かれたこの文章は、
95%の税率を表している。
1960 年代半ばの英国の納税者の最高税率は 83%に達した。
その中で最も裕福な人々は、それに加えて15%のスーパータックスを
支払い、税率を 98%にまで押し上げた。
※3Mr. Wilson(Harold Wilson):ハロルド・ウィルソン
レコーディングの時点で英国の首相であり、
1964年から 1970年までが最初の任期だった。
※4Mr. Heath(Edward Heath):エドワード・ヒース
※5古代ギリシャの伝統で、魂を冥界に運ぶ渡し守であるカローンへの
支払いとして、埋葬の前に死者の目の上にコインを置く必要があった。
Lyrics : The Beatles "Taxman"
その他動画
ジョージ・ハリスンとエリック・クラプトンこちらで、、、解説・解釈
それにしても、すっごい税率ですねぇ。。まあ、恐ろしく儲かってたんでしょうけど。このため、、ビートルズはアップル社を設立し、はるかに低い税率で法人税を支払い、
ローリングストーンズは国を離れ、『Exile(亡命) On Main St』をリリースしたらしい。
SNS情報
WATCH NOW: The Beatles’ new music video for “Taxman” from the ‘Revolver’ Special Editions is now live! https://t.co/DxOhSh0rao
— The Beatles (@thebeatles) October 14, 2022
Directed by Danny Sangra, the video features vibrant animations for the iconic song’s new 2022 Mix by Giles Martin. #Taxman #TheBeatlesRevolver pic.twitter.com/KpNa7eVhvo
今すぐご覧ください: ビートルズの「リボルバー」
スペシャル エディションからの「タックスマン」の
新しいミュージック ビデオが公開されました!
ダニー・サングラが監督を務めたこのビデオでは、
ジャイルズ・マーティンによるこの象徴的な曲の
新しい2022年ミックスの鮮やかなアニメーションが
紹介されています。 #Taxman #TheBeatlesRevolver
(1/2) Listen to the 2022 Mix of the George-Harrison penned "Taxman", taken from the forthcoming Special Edition releases of Revolver.
— The Beatles (@thebeatles) September 7, 2022
Available to Stream now: https://t.co/jEHLW8Ej3w #TheBeatlesRevolver pic.twitter.com/aazyMsQdqh
参考・出典
「タックスマン」Wikiによると、、、ジョージ・ハリスンが作詞作曲した楽曲で、
作曲にあたってはジョン・レノンが協力している。
ウィルソン政権が、充実した社会保障の維持を目的に税率95%という
高い税金を富裕層に課していたことに対する抗議として書かれた楽曲で、
本作はビートルズ初の政治的声明となった楽曲である。
ジョージ・ハリスンは、ビートルズが経済的に不安定であることに
気づいたことから「タックスマン」を書いた。
1966年4月にロンドンの会計事務所から、
ビートルズは「あなた方のうちお二人は破産寸前で、
あとのお二方は間もなく破産する可能性がある」と告げられた。
ハリスンは自伝『I・ME・MINE』で、
「お金を稼げるようになったが、そのほとんどに課税されるということに
気づいたんだ。それで『タックスマン』を書いた。昔も今も同じだ」
と書いている。
1980年の『プレイボーイ』誌のインタビューで、レノンは
「ジョージが『タックスマン』で助けを求めてきたから、
少し詞を書いた記憶がある。彼はポールじゃなくて僕に救いを求めてきた。
当時のポールにはジョージを助ける気なんてなかった。
僕も気乗りはしなかったけど引き受けた。
曲を書いてきたのはずっと“ジョンとポール”で、
彼は書いてなかったから蚊帳の外だったんだ」と語っている。