本日の1曲
グリアン・チャッテン(フォンテインズD.C.)の「フェアリーズ」🧚♀️🧚♂️ソロアルバム『ケイオス・フォー・ザ・フライ(CHAOS FOR THE FLY)』6月30日発売。
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Later... with Jools Holland歌詞和訳
親切は、君を奇妙に変えるためのトリック。君が、ねじ曲げられ、静脈瘤(※1)のように光るまで、
怒りは、君を弱らせ、病気にする。
そして手っ取り早く、死に至らしめる。(※2)
不公平だ、話しかけれるはず。
僕は、独りでも生きていける。
独りでも生きていけるよ。
幸せ、僕がいたいところで、
僕は、独りで生きていける、独りで、独りで、独りで。
そうなるべく、権利のために闘ったんだ。
僕は、独りでも生きていける。
独りでも生きていけるよ。
妖精たちが、その指で、車輪を回してくれる。
そして、決して肌で感じることのない、太陽の光を見せてくれる。
ベイビー、かつての日々が恋しいのかい?
希望が、君の扉をノックしたのかい?
でも、君は行き、恋に落ちた。
そして君の中へと、恋に落ちた。
それで、君は気分が悪くなったんだ。
仕方ないね。
人々について、大丈夫だと思うことがある。
みな昼も夜もずっと、自分の痛みに微笑みかけてるときだ。
愚か者は、祭壇で、笑って死ぬ。
「アメリカに引っ越すんだ、しばらく会えないね」」とか言って、
フェリーに乗ったら、妖精たちは、僕についてきてくれるかな?
妖精たちは、僕を海に投げ込むんだろうか?
さあどうだろう。
不公平だ、妖精たちは、僕についてこれるはず。
僕は、独りでも生きていける。
独りでも生きていけるよ。
幸せ、僕がいたいところで、
僕は、独りで生きていける、独りで、独りで、独りで。
そうなるべく、権利のために闘ったんだ。
僕は、独りでも生きていける。
独りでも生きていけるよ。
悪魔が、君の魂を奪っても、あいつは気にしやしない。
犬のように撃ち落とされるか、階段で息絶えたりしたなら、
ボートは漂流してゆく、重りは勢いよく投げられる。
どうして、人生は、こんなにもゆっくりと過ぎ去り、
死は、こんなにも早くやってくるのだろうか?
スティクス川(※3)を渡って、漕いで行こう。
でもさ、もう一曲できたよ。
もっと曲を、
もっと曲を、
もっと曲を。。
注釈
※1varicose vein:静脈瘤(じょうみゃくりゅう)※2six feet (under):埋葬されて、死去して
※3River Styx:ステュクス河
Lyrics : Grian Chatten "Fairlies"
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MVはこちらで、、、解説・解釈
おお、グリアン・チャッテン、ソロ活動してたんですねぇ。フォンテインズD.C.って、アイルランド出身で、ごりごりのポストパンクなわけで、
そのフロントマンのグリアン・チャッテンって、、最初に観た時から、
すっごいカリスマ性を感じた方だったのよね。。イケメンだしさ?!(笑)
そして、そもそも詩集から始まったというくらい、詩人なんだよ。
独特の世界観で、想像力を掻き立てられるんだが、まったく訳しきれないんだわ。
この曲とか、ライブも、アコースティックな感じで、カントリーっぽいかも。
確かに、ポストパンクな激しさは感じないけど、不思議な切なさが好いなぁ♪
こっちは、スパニッシュギターな感じで、しっとりしたヴォーカルだし。
バンドの枠に収まり切れない表現力が、溢れ出してきちゃったようだね♪♪
SNS情報
Tune in to @BBCR1 tonight at 7pm to hear my new tune pic.twitter.com/B1XOnPRUpm
— Grian Chatten (@GrianChatten) June 1, 2023
参考・出典
こちらの記事によると、、、“Fairlies”についてグリアン・チャッテンは次のように述べている。
「“Fairlies”は猛暑の中で書いた曲だ。
一部はスペインのヘレスで、一部はロサンゼルスで、
フォンテインズD.C.のツアーが始まる数日前に書いたんだ。
すぐに書けて、一行ごとにビールで祝杯をあげた」
ソロ・プロジェクトに乗り出すことにした理由について次のように述べている。
「夜、ストニー・ビーチを歩いていたら、波打ち際で思いついたんだ。
そこにたって、波を見ていたら、すべてが聴こえてきた。
コード進行からストリングスのアレンジまで、
すべてのパートを思いついたんだ」
「自分だけでやりたいと思った。
バンドとして次にどこに向かうかは分かっていて、
それはこの作品で進みたい場所ではなかった。
自分の内面のいくつか誇張された部分を表現したかったんだ」
「バンドの他のメンバーは全員クリエイティヴで、
1人1人がソングライターだからね。
彼らに対して一つ一つのことをこうしなきゃダメだなんて言いたくない。
そういう形でこれらの曲を妥協してしまう形にはしたくなかったんだよ」
「アルバムの多くは自分とギターだけで書かれていて、
それらの要素に収斂されているのが気に入っているんだ」
「手のひらの上に曲があるような感覚で、
自分とギターだけでコントロールできるんだ。
その結果としての強さがあるんだよね」