本日の1曲
デヴィッド・ボウイの「気のふれた男優(クラックド・アクター)」💀6thアルバム『アラジン・セイン(Aladdin Sane)』(1973年)より。
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Hammersmith Odeon in 1973歌詞和訳
ハリウッドの絶頂期から数年を経て、俺は戻ってきた。過去最高、史上最高に潔白なスター。
自分の伝説や、自分が作った映画に手厳しい。
50歳だってことは忘れてくれ、だって君、お金貰ったばかりだろ。
砕け、ベイビー、砕け、君が本物だって見せてくれ。
叩け、ベイビー、叩きつけろ、君が感じてるのってそんだけかい。
吸って、ベイビー、吸って、俺を吸ってくれ。
俺を殴り殺すと、告白し始める前にね。
ああ、そのまま、
どうか ここにいて。
どうか ここにいて。
サンセット・バイン交差点(※1)で、君は策略にはまった。
でも、彼が君を釘付けにしたから、ベイビー、ヤマアラシ(※2)だね。
君は、小切手が詰まった袋と引き換えに、幻想を売ってくれた。
君とは、ずっと悪い関係だった、俺さ、君とヤリたかっただけだから。
砕け、ベイビー、砕け、君が本物だって見せてくれ。
叩け、ベイビー、叩きつけろ、君が感じてるのってそんだけかい。
吸って、ベイビー、吸って、俺を吸ってくれ。
俺を殴り殺すと、告白し始める前にね。
Oh yeah。
一日中 ここにいて。
Ooh yeah、
やめてくれ。
Oh yeah, yeah, yeah, yeah。
Woo!
Woo!
Oh yeah
注釈
※1Sunset and Vine:サンセット&バイン※2porcupine:ヤマアラシ
Lyrics : David Bowie "Cracked Actor"
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公式音源はこちらで、、、 アラジン・セイン<2013リマスター> [ デヴィッド・ボウイ ]
posted with カエレバ
解説・解釈
最近、公式に公開された、1973年の『ジギー・スターダスト』最後のライブ映像。山本寛斎の「出火吐暴威(でびっどぼうい)」な衣装に釘付けになるんですが、、
うーん、個人的には、、1974年のライブ映像が、たまらん好きですねぇ❤❤❤
ドクロを手に「気のふれた男優」を演じるボウイの色気たるや、溢れんばかりじゃぁ❣
参考・出典
「Cracked Actor(Song)」英語版Wikiによると、、、この曲は、1972年10月のジギー・スターダストのアメリカ・ツアー中、
ロサンゼルス滞在時に書かれた。
ボウイとケン・スコットが共同プロデュースし、1973年1月にロンドンの
トライデント・スタジオで、ミック・ロンソン、トレヴァー・ボルダー、
ウディ・ウッドマンシーからなるバンド、ザ・スパイダースとともに録音された。
ハードロックで、主にギターがリードするこの曲は、年老いたハリウッドスターと
売春婦の出会いを描写しており、セックスやドラッグへの言及が多く含まれている。
ボウイは、頻繁にこの曲を演奏した。1974年のダイヤモンド・ドッグス・ツアーでは、
サングラスをかけて頭蓋骨を持って演奏し、そのままドクロにフレンチ・キスした。
彼の伝記作家によると、この日常をハムレットに例えている。
ボウイは1983年のシリアス・ムーンライト・ツアーでドクロとサングラスの
ルーティンを復活させ、そのパフォーマンスはコンサート・ビデオ
『シリアス・ムーンライト』(1984年)に登場している。
1972年10月、ボウイと46人(マイク・ガーソンの家族とイギー・ポップを含む)は
ロサンゼルスのサンセット大通りにある、ビバリーヒルズ・ホテルに1週間滞在した。
みなクラブやホテルのプールで時間を過ごし、出発までにホテル代が2万ドルとなった。
『Cracked Actor』はこの滞在中に書かれた。この作品は主に、ボウイが
サンセット大通りで目撃した多数の十代前半の売春婦と麻薬から
インスピレーションを得たものである。
作家ピーター・ドゲット氏によると、この曲は、大通りの「売春の3つの層」、
つまり「セックスのために金銭を提供し、麻薬のためにセックスを提供し、
名声のために崇拝を提供する」ことを包含していた。
ハリウッドブールバードの顧客について、ボウイはこう回想している。
「彼らはほとんどが年配のプロデューサータイプで、見た目がとても奇妙で、
とても魅力的だが、完全に非現実的だった。」