本日の1曲
ジョニ・ミッチェル「サークル・ゲーム」🎠🎠🎠3rd『レディズ・オブ・ザ・キャニオン(Ladies of the Canyon)』(1970年)より。
映画『いちご白書(The Strawberry Statement)』主題歌(バフィー・セントメリー)。
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歌詞和訳
昔、ひとりの子供が、知りたくなって外に出た。瓶の中には、捕まえたトンボ(※1)。
空が雷で覆いつくされると、ゾッとして、
降ってくる星に、涙ぐんだ。
そして季節は、巡り巡って、
色鮮やかに塗られたポニーは、上がったり下がったり。
私たちは、時の回転木馬(※2)に囚われの身。
戻れやしない、ただ見てるだけ。
もと来た場所の背後を、
ぐるぐる、ぐるぐる、堂々巡り。
サークルゲームの中で、、
それから、その子の季節は、10回巡り、
透明に凍った小川を、10回スケートした。
「大きくなったら」そんな言葉は、彼をなだめるに違いない。
そして、いつかの約束が、彼の夢となってゆく。
そして季節は、巡り巡って、
色鮮やかに塗られたポニーは、上がったり下がったり。
私たちは、時の回転木馬に囚われの身。
戻れやしない、ただ見てるだけ。
もと来た場所の背後を、
ぐるぐる、ぐるぐる、堂々巡り。
サークルゲームの中で、、
16の春と16の夏が、過ぎ去っていった。
街を通る荷馬車の車輪が、車の車輪に変わってゆく。
そしてみなが彼に言う、「ゆっくりやったらいい、もうまもなくさ。
君が足を引きずるようになって、周期の速度が落ちるまで。」
そして季節は、巡り巡って、
色鮮やかに塗られたポニーは、上がったり下がったり。
私たちは、時の回転木馬に囚われの身。
戻れやしない、ただ見てるだけ。
もと来た場所の背後を、
ぐるぐる、ぐるぐる、堂々巡り。
サークルゲームの中で、、
そうして年月は疾走し、そろそろ、少年は二十歳になる。
彼の夢は、実現するという壮大さは失っなってしまったけれど、
新しい夢があるだろう、多分、もっと良い夢が、十分に。
巡りくる最後の年が、終わってしまう前に、
そして季節は、巡り巡って、
色鮮やかに塗られたポニーは、上がったり下がったり。
私たちは、時の回転木馬に囚われの身。
戻れやしない、ただ見てるだけ。
もと来た場所の背後を、
ぐるぐる、ぐるぐる、堂々巡り。
サークルゲームの中で、、
ぐるぐる、ぐるぐる、堂々巡り。
サークルゲームの中で。。
注釈
※1dragonfly:トンボ※2carousel:メリーゴーラウンド(英: merry-go-round)、回転木馬
Lyrics : Joni Mitchell "The Circle Game"
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公式音源はこちらで、、、解説・解釈
映画『いちご白書(The Strawberry Statement)』観ちゃったんですねぇ。。この映画で流れてきたのは、バフィー・セントメリーのカバーだったようです。
メルヘンな題名なんですが、学生運動の話しなのよね。ノンフィクションだったんだ。
おお、、いちごは、こんなとこから来てたんですねぇ。。🍓
コロンビア大学の学部長ハーバート・A・ディーンは、大学の運営についての学生の意見を、
学生たちがイチゴの味が好きだと言うのと同じくらい重要さを持たないものとして
見下した。
参考・出典
「サークル・ゲーム (ジョニ・ミッチェルの曲)」Wikiによると、、、「サークル・ゲーム」は、ジョニ・ミッチェルが作詞作曲した楽曲。
ミッチェルはカナダのフォーククラブに出演していた1965年頃、
同じくフォークシンガーとして活動していたニール・ヤングと出会う。
「シュガー・マウンテン」という曲をヤングから聞かされた彼女は、
返歌としてこの「サークル・ゲーム」を書いた。
ミッチェルは1970年10月にロンドンでジェームス・テイラーと行ったコンサートで
次のように述べている。
「彼はちょうどロックンロールのバンドを辞めた頃だった。
21歳になったからという理由で。
21を超えたら十代の女の子が騒ぐようなクラブには
決して戻れないんだと彼は言っていた。
突き動かされるように彼はフォーク・シンガーになろうとして、
丘の上にあがって「ああ、シュガー・マウンテンで暮らすには」
っていう歌を書いた。
その歌には失われた青春に対する嘆きが込められていた。
でも私は思った。私たちみんな21歳になったら、
そのあとは何にもなくて、荒涼たる未来しか残されてないっていうの?
冗談じゃない。だから私は彼のために、それから自分自身にも
希望をもたらすために曲を書いたの。
それがこの「サークル・ゲーム」という曲です。」
最初に本作品をレコードに吹き込んだのは、
カナダのフォーク・デュオ、イアンとシルヴィアである。
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同年7月、バフィー・セントメリーがアルバム『Fire and Fleet and Candlelight』で
カバーし、1970年公開の映画『いちご白書』の主題歌として使用された。
気になる映画
『いちご白書(The Strawberry Statement)』はこちらで、、、あとがき
どちらかというと、『いちご白書』をもう一度を思い出してしまう世代なんですわ。 Yuming Compositions:Faces [ 松任谷由実 ]
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「いつか君と行った映画がまたくる」ああ、唄っちまう♪なんて昭和なんでしょう。
いや、さすがに学生運動は終わってた気がするが、あまり意識高い系じゃなかったんで。。