本日の1曲
ビリー・ジョエルの「ビッグ・ショット」🥂6thアルバム『ニューヨーク52番街(52nd Street)』(1978年)より。
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From A Matter of Trust - The Bridge to Russia歌詞和訳
さて、君は高級住宅街へ行った。リムジンに乗ってね。
パーク・アベニュー(※1)の上等な服を着て、
ドンペリニヨン(※2)を持ってる。
その手に、
そして、鼻の上にはスプーン(※3)。
ああ、そして君が、
朝、起きると、
頭は、火事状態。
そして目の周りは内出血で見えやしない。
さあさあ、コーヒーでも飲んで泣いてくれ。
けどさ、俺に愚痴んないでくれよ。
君、そうだったに違いないね。
重要人物さ、違う?
デカい口、叩かなきゃなんなかった。
重要人物じゃなきゃなんなかったんだよね。
君の友達はみんな、ノックアウトされてた。
昨夜、君は言われたら言い返さないと気が済まなかった。
なんだって知ってなきゃってね。
白熱したスポットライトが必要だったんだよ。
昨夜、君って、大物だったに違いない、whoa
Yeah
そしてみんな感動してたよ。
ホルストン(※4)のドレスにね。
そして、エレインの店(※5)で、君が知る人々、
それと、最近の君の成功の物語。
君は、みんなを、とても楽しませてくれた。
けど、今は、違う。
言ってたこと全部、憶えてない。
そして、君は知りたいのかどうか、確信が持てない。
一つヒントをあげよう、ハニー。
確かに、君はショーを披露してたよ。
はい、はい、君はそうじゃなきゃなんなかった。
重要人物さ、違う?
大衆に証明しなきゃなんなかった。
重要人物じゃなきゃなんなかったんだよね。
君の友達はみんな、ノックアウトされてた。
昨夜、君は言われたら言い返さないと気が済まなかった。
君って、そばにいると、とっても楽しいよ。
表紙には、太字じゃなきゃね。
昨夜、君って、大物だったに違いない。
まあ、大した罪にはなんないけど、
2セント賭けたからって、
放っておくべきときを知ってればね。
だが、君は一線を越えてしまった。
戻るべき時が、分からなくなってた。
いや、いや、いや、いや、いや、違う。
君、重要人物じゃなきゃなんなかったんだね、違う?
デカい口、叩かなきゃなんなかった。
重要人物じゃなきゃなんなかったんだよね。
君の友達はみんな、ノックアウトされてた。
昨夜、君は言われたら言い返さないと気が済まなかった。
君って、そばにいると、とっても楽しいよ。
白熱したスポットライトが必要だったんだよ。
昨夜、君って、大物だったに違いない。
重要人物さ、
重要人物、
ああ、大物だよ。
大物だ。
注釈
※1Park Avenue:パーク・アベニュー※2Dom Perignon:ドン・ペリニヨン
フランスのモエ・エ・シャンドン社によって生産されるシャンパンの銘柄。
俗にドンペリとも呼ばれる。フランスの高級シャンパン。
※3 80年代にコカインを使用する一般的な方法であるコカインスプーンを指す。
※4Halston:ホルストン
※5Elaine's:エレインズ
1963年から2011年までニューヨーク市に存在したバー兼レストラン。
多くの有名人、特に俳優や作家が頻繁に訪れた。
レストランと切っても切れない関係だったエレイン・カウフマンによって
設立、所有され、その名にちなんで名付けられた。
Lyrics : Billy Joel "Big Shot"
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MVはこちらで、、 ニューヨーク52番街(Blu-spec CD2) [ ビリー・ジョエル ]
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解説・解釈
ビリー・ジョエルの懐かしいロッキンなこの曲が、聴こえてきたんですよ♪このライブ映像、ピアノに乗ってるし、客席にダイブしてるし?!(驚)
そうそう「ビッグ・ショット」だったな、おお、「大物」って意味だったのね。
どうやら、アメリカ英語で、1929年の禁酒法時代のギャング用語が発祥のようで、
あまりいい意味合いじゃない?感じでしょうか。。
参考・出典
「Big Shot (song)」Wiki英語版によると、、、この曲は表面的には、主人公が、重度の二日酔いで酒に酔って
町中を放浪する女性を嘲笑し、アルコールと薬物に酔った状態で
社交的および口頭での失言を数多く行っているという内容である。
この曲は、エレインズ・レストランやホルストンなど、
1970年代後半の成金の流行に言及している。
1996年にフロリダ州立大学で行われたQ&Aセッションで、
ジョエルはこの曲は自分にとってとても親しい人についての曲であり、
自分自身についての曲でもあると述べた。
2006年のインタビューでジョエルはこう語った。
「『ビッグ・ショット』という曲は、ビアンカ・ジャガーとの
デートについて歌われていると読んだんだけど、
ビアンカ・ジャガーとデートしたことは一度もないよ。」
しかし、2010年11月16日のハワード・スターンとのインタビューで
ジョエルは、この曲はミックとビアンカ・ジャガーと
ディナーをした後に書いたと語った。
ジョエルは、スターンに、「ビッグ・ショット」の歌詞を書いているとき、
ミックがビアンカにこの曲を歌うことを考えていたと語った。
公式ミュージックビデオでは、ジョエルは第2ヴァースで
ミック・ジャガーの真似をしているように見える。
ビアンカ・ジャガーさん、当時、一世を風靡していた方のようですねぇ。
Genius Lyrics 注釈によると、、、
ジョエルは2005年にトゥデイ・ショーで次のように語った。
「ああ、その曲のためにたくさんリサーチをしたよ。(笑)
他人のことだと思っている人が多いね。
実際には、他の人々と俺自身の組み合わせです。
朝鏡を見て、「ああ、君は大物だったんだな」と思ったよ。」
「Big Shot by Billy Joel」Songfacts英語版によると、、、
2016年、ジョエルはSiriusXMに対し、これは、翌朝、鏡に映る
自分の乱れた姿を叱責する、どんちゃん騒ぎに参加する「大物」たる
自分の癖を歌った、二日酔いの歌でもあると語った。
彼は説明した:
「朝起きて鏡を見て、二日酔いで目が充血し、
剃られておらず汚い状態を何度見たかわからない...
「重要人物を狙う必要があったんだよね?
デカい口、叩かなきゃなんなかった。
スポットライトを浴びなきゃなんなかった。
昨夜は、重要人物だったはずださ。』
信じてくれるかい、俺はそのためにたくさんの研究をしたんだ。
何のことを言っているのかわかってる。 二日酔いの歌さ。」
ビリー・ジョエル的には、大スターでセレブなの業界の人々を皮肉ってる感じ?
まぁ、色々と勘繰られて、自分の事だよと自虐的に言い訳している気もしてくる。。