本日の1曲
レッド・ツェッペリンの「限りなき戦い」💍4thアルバム『レッド・ツェッペリン IV (LED ZEPPELIN IV)』 (1971年) より。
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Jimmy Page & Rober Plant ft. Najma Akhtar歌詞和訳
光の女王(※1)は、お辞儀をし、立ち去ろうと後ろを向いた。
平和の王子(※2)は、暗闇を抱きしめ、
夜に独り歩いた。
ああ、夜の闇の中、踊るがいい。
朝の光に唄うのだ。
闇の帝王(※3)は、今夜、馬に乗り勢いよく駆け抜け、
時が全てを、我らに告げることだろう。
ああ、鋤(すき)と鍬(くわ)を投げ捨てよ。
家の鍵は、かけずに休むのだ。
我らはともに助け合い、最強の闇黒の力を待ち受ける。
ああ、ああ。。
雷の如く、谷底へと馬が駆け降りてゆくのが聞こえる。(※4)
我は、アヴァロン(※5)の天使たちを待っている。
東方の輝きを待ちわびて、、
谷間のリンゴは、幸福の種を宿している。
大地は、手厚い保護のもと豊かになる。
報いよ、忘れるんじゃない、ノー、ノー。
夜の闇の中、踊るがいい。
朝の光に唄うのだ。
リンゴは茶色く変色し、黒ずむ。
暴君の顔は、真っ赤だ。
ああ、戦争とは庶民の叫び。
剣を手に取り、飛ぶのだ。
空は、善と悪で満ち溢れている。
死すべき運命の人間になど、決して分からない、ああ。
ああ、そう、夜は長く、時の数珠玉がゆっくりと通り過ぎる。
陽の出には、疲れた目をして、
東方の輝きを待ちわびている。
戦争の苦痛は、その後の悲惨さに勝ることはない。
太鼓が城壁を揺らす。
指輪の幽鬼(※6)は黒衣をまとい、騎乗。
弓を高く掲げ、歌いながら、(騎乗)
かつてより、まっすぐに射る。
夜、火は慰めにはならない。
冷たい顔を照らす炎。
ああ、夜の闇の中、踊るがいい。
朝の光に唄うのだ。
魔法のルーン文字(※7)は金色に刻まれている。
バランスを取り戻すため、
取り戻すのだ。
ついに太陽が輝きだす。
碧き雲が通り過ぎてゆく。
闇黒のドラゴンの炎とともに、
太陽の光がその目をくらませる。
ああ、、
ああ。。
取り戻せ、取り戻すのだ。
取り戻せ、取り戻すのだ。
取り戻せ、取り戻すのだ。
取り戻せ、取り戻すのだ。
ああ、今こそ、ああ、今、ああ、今、ああ、
ああ、今こそ、ああ、今、ああ、今、
取り戻せ、取り戻すのだ。
取り戻せ、取り戻すのだ。
ああ、今こそ、ああ、今、ああ、今、ああ、
ああ、今こそ、ああ、今、ああ、今、
取り戻せ、取り戻せ、取り戻せ、取り戻すのだ。
取り戻せ、取り戻せ、取り戻せ、取り戻すのだ。
取り戻せ、取り戻せ、取り戻せ、取り戻すのだ。
注釈
※1The Queen of Light:「光の女王」は、ガラドリエル
ガラドリエル - Wikipedia
J・R・R・トールキンの小説、『指輪物語』、『シルマリルの物語』の登場人物。夫ケレボルンとともにロスローリエンを治め、森の奥方と呼ばれる。
※2Prince of Peace:「平和の王子」は、フロド・バギンズ

フロド・バギンズ - Wikipedia
『指輪物語』の登場人物。賢く慈悲に満ち溢れたホビットで、その情け深さこそが物語最大のテーマの一つでもある。
※3The dark Lord:「闇の帝王」は、サウロン

サウロン - Wikipedia
『指輪物語』においては「一つの指輪(the One Ring)」の作り主、「冥王(Dark Lord)」、「かの者(the One)」、「唯一なる敵(the One Enemy)」として登場する。
※4valley:ヘルム峡谷の戦い(角笛城の合戦)
角笛城の合戦 - Wikipedia
『指輪物語』において、サルマンの軍勢とローハン軍との間で戦われた架空の合戦である。サルマンの軍勢の主戦力はオーク、ウルク=ハイ、褐色人であり、ローハン軍には旅の仲間の一部のガンダルフ、アラゴルン、ギムリ、レゴラスとファンゴルンの森のフオルンが加勢した。
※5Avalon:アヴァロン(アーサー王物語の舞台)

アヴァロン - Wikipedia
ブリテン島にあるとされる伝説の島。アヴァロンはアーサー王物語の舞台として知られ、戦で致命傷を負ったアーサー王が癒しを求めて渡り最期を迎えたとされる。
※6The ring wraiths:指輪の幽鬼
指輪の幽鬼 - Wikipedia
『指輪物語』に登場する、サウロンに仕える邪悪なるしもべ。「指輪の幽鬼」という共通語の名前は、モルドールの黒のことばで「指輪(nazg)」と「幽鬼(gul)」から作られたかれらの名前、ナズグール(Nazgûl)の翻訳である。
※7runes:ルーン文字

ルーン文字 - Wikipedia
ゲルマン人がゲルマン諸語の表記に用いた古い文字体系であり、音素文字の一種。成立時期は不明であるが、確認されている最初期のルーン銘文は1世紀頃のものである。
Lyrics : Led Zeppelin "The Battle of Evermore"
その他動画
公式音源はこちらで、、、
Led Zeppelin - The Battle of Evermore (Official Audio)
Led Zeppelin - The Battle of Evermore (Official Audio) remastered from Led Zeppelin IV. ♫ Listen to Led Zeppelin IV: CD/LP https://lnk.to/LedZeppelinIVAlbums...
最初で最後のライブ映像がこちらのようです❣

The Battle Of Evermore - Led Zeppelin
Led Zeppelin live in Seattle, 1977.
解説・解釈
ロバート・プラントって、ほーんと『指輪物語』が、お好きなのよねぇ。。案の定?注釈だらけになってしまった。。ファンタジー作品は、あまり得意じゃないのさ。
ずーっと、このヴォーカル全部ロバート・プラントの声だと信じて疑いもしなかったんですが、
女性ヴォーカル(サンディ・デニー)が入っていたんですねぇ。。
そう言われると、確かに違う声かもしれない。。そもそもロバート・プラントの声が高いから。
ロバート・プラントの声を重ねてるとばかり思い込んでたんで、ライブ映像がないのかと、
一度だけジョン・ポール・ジョーンズがアンサーVo.を務めてライブ演奏していたようです。
冒頭の動画はページ&プラントの映像で、ゲストVoにナジマ・アフタールを迎えている。
SNS情報
Jimmy Page - The Battle of Evermore.
— 🎸 Rock History 🎸 (@historyrock_) April 12, 2025
“The blues – I mean, it’s just undeniable,” Page says. “It was just an undeniable element of everything that was going on in Led Zeppelin. If there hadn’t been that sort of movement in Chicago, back in the ’50s, and all that sort of riffing,… pic.twitter.com/13saeAKTAp
「ブルースって、つまり否定できない存在だったんだ」とペイジは言う。
「レッド・ツェッペリンで起こっていたあらゆる出来事において、
ブルースは否定できない要素だった。もし50年代にシカゴで
ああいうムーブメントが起こっていなかったら、あのリフ回しがなかったら、
後に様々なバンドで生まれたブルースは存在しなかっただろう。
レッド・ツェッペリン時代の僕にとって、
ブルースが僕に与えた影響は言うまでもない」
「当時はギタリストはみんなレコードで練習していたんだよ。
僕はデイブ・ウィリアムズというブルース・コレクターに恵まれてラッキーだった。
彼を通してエルモア・ジェイムスみたいな曲を聴くことができた。
ラジオでは絶対に聴けないような曲だったから。」
ペイジは自身の功績を鑑みれば、ギタリストとして誰かに借りが
あるわけではないが、その考えを否定する。
「全員に借りがある」と彼は説明する。
「僕はそうやって学んだんだ。ボトルネック・ギターの弾き方を理解した時が、
僕の転機だった。オープン・チューニングが初めて僕に降りかかった瞬間だった。
ドカーン!それだ。そして、全く新しい世界が目の前に広がったんだ。
他の誰かがやったことを、音符一つ一つ正確に弾こうとしていたわけじゃない」
「ツェッペリンのファーストアルバムの素材に関しては」
とペイジは回想する。
「『I Can't Quit You Baby』は絶対にやりたいってはっきり分かっていた。
『Dazed and Confused』もね。あれはブルースじゃないのは分かってる。
でも、ブルースなんだ!ハーモニカであのリフを弾けば、
間違いなくブルースだって分かる。
それから『Babe I'm Gonna Leave You』もね。
これら全部。挙げたらきりがない。
「そうだね、マディ・ウォーターズの『Standing Around Crying』みたいな
曲で醸し出される雰囲気や態度さ」
とペイジは言う。
「ハウリン・ウルフみたいな感じだ。ウルフの歌を聴くと、
彼は決してふざけていない。『俺はお前に向かってくる! 仕留めてやる!』
って感じだ。だから僕は彼を愛しているんだ」
参考・出典
「限りなき戦い」Wikiによると、、、イギリスのロック・グループ、レッド・ツェッペリンの楽曲。
ジミー・ペイジとロバート・プラントとによって作詞作曲され、
1971年に発表された。演奏時間は約5分50秒。
1971年初め、彼らがレコーディングのために合宿していたハンプシャーの
古邸宅ヘッドリィ・グランジで、降ってわいたように作られた曲。
レコーディング・エンジニアのアンディ・ジョーンズが次のような内容の証言をしている。
「ある夜、ヘッドリィ・グランジの暖炉の周りでお茶を飲んでいたとき、
ジョン・ポール・ジョーンズのマンドリンを手に取っていたずらしていたペイジが、
突然リフを弾き始めた。自分はあわてて手持ちの機材でその演奏を録音した。
するとプラントもそれに合わせていきなり歌い始めた。
こうして何もない無の状態からあの曲が生まれた」
自分以外の声も欲しいというプラントの発案によって、イギリスの
女性フォーク歌手、サンディ・デニーがアンサー・ヴォーカルを歌っている。
長らくステージで演奏されることは無かった。1977年のアメリカ・ツアーで、
ジョン・ポール・ジョーンズがアンサー・ヴォーカルを歌って演奏されたのが
レッド・ツェッペリンによる最初で最後のステージ・パフォーマンスとなった。
プラントは
「ヘッドリィ・グランジに行く前に読んでいたスコットランド戦争に関する本から
ヒントを得た。僕が戦争の様子を語り、デニーが戦争の悲惨さを訴えている」
と説明している。
また、この歌詞はJ・R・R・トールキン『指輪物語』第三部『王の帰還』の
一場面である「ペレンノール野の合戦」を象徴的に歌ったものであるという
分析もされている。
気になる映画
「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」はこちらで、、、
映画『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』本予告 2022年10月28日日(金)IMAX劇場公開
日本公開20周年記念!‟ファンタジー映画の金字塔”が、ピーター・ジャクソン監督によって4Kリマスターで蘇る!映画『ロード・オブ・ザ・リング』3部作が、日本初IMAX®上映で劇場公開!■上映劇場はこちらhttps://eigaland.com/topics/?p=123993■公開情報映画『ロード・オブ・ザ・リング...
あとがき
メンバー初公認のドキュメンタリー映画『レッド・ツェッペリン:ビカミング』、待望の日本公開が決定したようです。。2025年秋公開決定🎉
1969年、一枚のアルバムに全世界が震えた!
— zepmovie (@zepmovie) April 18, 2025
伝説的ロックバンドの知られざる起源がここに!
メンバーが初めて公認した奇跡のドキュメンタリー
『レッド・ツェッペリン:ビカミング』
今秋公開決定!特報解禁! pic.twitter.com/LSrIN0jgZF