本日の1曲
プリンスの「アナザー・ロンリー・クリスマス」🎄🕯1984年のシングル「I Would Die 4 U」のB面としてリリース。
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歌詞和訳
昨晩また、独りぼっちのクリスマスを過ごしてしまった。ダーリン、ダーリン、君はそこにいてくれるはずだった。
だって、僕が夢見るすべてなんだから。
僕の愛を叫ばせる唯一の人は、君だ。
わかるだろ、僕が大切に思うのは、君だけなんだ。
君の父さんのプールで、裸で泳いだ時のこと憶えてるかい?
あー、あの夜、彼、機嫌が悪かったよね。
だけどさ、あれって過去一番クールだった。
お金を賭けてポケノ(※1)をした夜のこと憶えてるかい?
そして君は、僕から金を巻き上げた(※3)。
君、どんだけー大きな声で叫んでたか憶えてる?
だって君、君…「9」って数字が嫌いだったからさ。
ねえ今日の午後、湖で君の妹さんがスケートしてるのを見たよ。
驚いたよ(※3)、彼女、大きくなったね。
スケートする少年たちをうっとりさせてた、彼女すっごい背が高いね。
でも、君の父さんの子供たちの中では、
君の父さんの子供たち全部の中で、ベイビー、
あのね、君は誰よりも素晴らしい。
君って、北極星よりも輝いてるよ。
昨晩また、独りぼっちのクリスマスを過ごしてしまった。
ダーリン、ダーリン、君、君はそこにいてくれるはずだった。
あのね、君は僕が夢見るすべてなんだよ。
僕の愛を叫ばせる唯一の人は、君だ。
わかるだろ、僕が大切に思うのは、君だけなんだ。
ママはよく言っていたよ、「いつだって恋人のこと信じなさい」
今じゃ、それはママだけに、あてはまるんだろうな。
だって、ベイビー、君は約束してくれたんだから。
ベイビー、君は決して離れないって、僕に約束したんだ。
それから君は、12月25日に逝ってしまった、ああ、ベイビー。
昨晩また、ああ、ああ、孤独な、独りぼっちのクリスマスを過ごしてしまった。
ダーリン、ベイビー、君、君はそこにいてくれるはずだった。
だって、僕が夢見るすべてだから。
僕の愛を叫ばせる唯一の人は、君だ。
わかるだろ、僕が大切に思うのは、君だけなんだ、そう。
君のお父さんは、肺炎だって言ってた。
君のお母さんは、ストレスだって言ってた。
だけど医者は、君が死んだって言ったんだ、そして僕は、
そんなことは無意味だって、僕は言う。
クリスマスの夜になるたび、もう7年間、
目が見えなくなるまで、バナナダイキリ(※4)を飲んだくれる。
君の笑い声が聞こえる限り、ベイビー。
僕の涙は聞こえないだろう、また僕だけの独りぼっちのクリスマス。
そう、僕のもの、そうだ。
また僕だけの独りぼっちのクリスマス。
昨晩また、そう、独りぼっちのクリスマスを過ごしてしまった。
ダーリン、ダーリン、君はそこにいてくれるはずだった。
だって、僕が夢見るすべてだから。
僕の愛を叫ばせる唯一の人は、君だ。
わかるだろ、僕が大切に思うのは、君だけなんだ、そう。
また独りぼっちの、、
注釈
※1Po-Ke-No:Pokeno gamePokeno game - Wikipedia
ポケノは、アメリカ合衆国プレイングカード社が作成したゲームで、1930年に初めてリリースされたこのゲームは、ポーカーとキノ(またはロト)を組み合わせたもので、いくつかの点でビンゴゲームに似ている。
※2robbed me blind:金を盗む
「rob blind」の意味・使い方・表現
rob someone blind 〔好き勝手に〕(人)から金を盗む[巻き上げる] (人)に法外な値段を吹っかける - アルクがお届けするオンライン英和・和英辞書検索サービス。
※3Good Heaven:おやおや,まあ,なんてこった
Good heavens!
「意味」おやおや,まあ,なんてこった,こりゃ驚いた,びっくりしたな ※以前,紹介した My heavens! と同じように,驚きやショックを表す言葉です. 「例文」 Tom: Good heavens! The window is broken!「トム:なんてこった!窓...
※4banana daiquiris:バナナ・ダイキリ

岩本博義 公式サイト 飲み物が光り輝く+αを。
Banana Daiquiri(バナナ・ダイキリ)
Lyrics : Prince "Another Lonely Christmas"
その他動画
エクステンディッドヴァージョンはこちらで、、、
Another Lonely Christmas (Extended Version) (2017 Remaster)
Provided to YouTube by Warner RecordsAnother Lonely Christmas (Extended Version) (2017 Remaster) · Prince & The RevolutionPurple Rain℗ 1984 NPG Records, Inc....
ライブ音源はこちらで、、、

Prince - Another Lonely Christmas - Live - St. Paul Civic Center (12-26-1984)
Prince performing Another Lonely Christmas (Live - St. Paul Civic Center [12-26-1984]).
解説・解釈
気が付けば12月、今年は、まだ1曲もクリスマスソングを取り上げてなかった。プリンスの唯一のクリスマスソング?「アナザー・ロンリー・クリスマス」ってそそられるわ。
確かに、プリンス様には、世俗的な?クリスマスやホリデー関連の曲とか似合わない気もする。
この曲、アルバム曲ではなくシングルのB面曲だったようで、動くプリンスが見つからない。
どうやらライブでは一度だけ、それも1984年12月26日という完璧な日に演奏されたよう。
やっぱり淋しいクリスマスソングが好みなのよね、って、、この曲、12月25日に恋人を
亡くしてしまい、7年間クリスマスになると、バナナダイキリを独り酔いつぶれるまで飲む
という、、かなり悲痛な男の物語であった。。ああ、ギターも狂おしく泣いている🎸
SNS情報
プリンスは1984年11月28日に「アナザー・ロンリー・クリスマス」を
「アイ・ウールド・ダイ・フォー・ユー」のB面としてリリースしましたが、
ライブでは1984年12月26日、ミネソタ州セントポール・シビック・
センターで一度だけ演奏されました。
プリンスの「Another Lonely Christmas」
の手書きの歌詞。
参考・出典
Genius Lyrics 注釈によると、、、「アナザー・ロンリー・クリスマス」は、1984年のヒット曲
「I Would Die 4 U」のB面として、イギリスの12インチ・レコードを除く
ほぼすべてのフォーマットでリリースされた。
プリンスがクリスマスやホリデー関連の曲として公式にリリースした唯一の曲で、
プリンス・アンド・ザ・レボリューション名義となっている。ほとんどのレコードの
裏面には、この曲専用のジャケットが貼られていた。
LP盤としては、1993年のコンピレーション・アルバム『The B-Sides』の
17曲目と『The Hits/The B-Sides』の55曲目のうち51曲目に
収録されるまでリリースされなかった。
「アナザー・ロンリー・クリスマス」の珍しい日本のプロモーション・シングル
「アナザー・ロンリー・クリスマス/シンジケート」が存在する。このレコードには
「アナザー・ロンリー・クリスマス」のみが収録されており、ラジオ局が特定の
曲の前に流すための7曲の短いB面曲が収録されている。
「The Belle of St. Mark」はシーラ・E.によるオープニングで、
彼女自身のクリスマス・メッセージが収録されている。
「Apollonia 6」のアポロニアによるオープニングで「Sexシューター」、
「ハッピー・バースデー・ミスター・クリスチャン」、「ブルー・リムジン」を演奏した後、
プリンスは「パープル・レイン」を発表した。この曲は、白い鳩と「非売品」の
ラベルがジャケットに描かれてリリースされた。
プリンスの宝庫には、『クリスマス・イン・アップタウン』というタイトルの
クリスマス・アルバムまたはEPが完全版で存在するという憶測もあるが、
Discogsの掲載情報によると、このアルバムにはプリンス・アンド・
ザ・レボリューションによる「アナザー・ロンリー・クリスマス」、
「レッツ・ゴー・クレイジー」などのリハーサルと試聴トラックのみが収録されている。
この曲は、クリスマスの翌日に目を覚ます悲嘆に暮れる男やもめの物語。
プリンスがこの曲をライブで演奏したことが知られている唯一の機会は、
1984年12月26日、クリスマスの翌日、ミネソタ州セントポールで行われた
フードドライブのためのチャリティ・ショーだった。
「アナザー・ロンリー・クリスマス」は、2008年のヨーロッパ・コンピレーション・
アルバム『ワールドズ・グレイテスト・クリスマス』に収録されている。
こちらの記事によると、、、

クリスマスミュージックが嫌いな人のためのクリスマスミュージック?
そもそもこの曲をクリスマスソングと呼んでいいものか。シャンシャンシャンという鈴の音も聖歌隊風コーラスもなく、深くエコーのかかったボーカルとシンプルなバックだけで構成されたこの曲に、いわゆるクリスマスっぽさはない。
ビルボードのウェブサイトで「Christmas Music for People
Who Hate Christmas Music」という記事を見つけた。
要するに「クリスマスミュージックを嫌いな人のためのクリスマスミュージック」
ということで、全22曲が紹介されている。
このうち1980年代にリリースされたのは、
ザ・ポーグス「ニューヨークの夢(Fairytale of New York)」、
プリンス「アナザー・ロンリー・クリスマス」、ザ・ウェイトレスィズ
「クリスマス・ラッピング」の3曲だが、今年取り上げるべきは
何と言ってもプリンスだろう。
このクリスマスソングは「ダイ・フォー・ユー(I Would Die 4 U)」の
B面としてリリースされた、おそらく彼の唯一のクリスマスソングだが、
そもそもこの曲をクリスマスソングと呼んでいいものか。
12月25日に亡くなった恋人への想いを綴った、とても内向的で
感傷的な歌詞だ。
そして、彼のエモーショナルなボーカルがその “悲しみ” をより深めていて、
ある意味でとてもプリンスっぽい、彼の隠れた名曲と言ってもいいのではないかと思う。


