本日の1曲
ネーナの「ロックバルーンは99(独語99 Luftballons、英語99 Red Balloons)」🎈デビューアルバム『ネーナ(Nena)』(1983年) より。
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Live 2018歌詞和訳
少しだけ、時間もらえるかな?それなら、あなたのために唄うよ。
地平線に浮かぶ、99個の風船の唄。
多分、ちょうど今、私のこと、考えてる?
それなら、あなたのために唄うよ。
99個の風船の唄。
そして、何かが、何かから生まれる。
地平線に浮かぶ、99個の風船。
宇宙から来た、UFOだと思われていた。
だから、将軍が派遣されたんだ。
戦隊を従えてね。
もし本当だったら、警報を鳴らすために。
地平線に浮かぶ、たった99個の風船だったんだ。
ジェット機99機。
誰しも偉大な戦士。
カーク船長(※1)かと思った。
大きな花火が打ち上がった。
近隣住人たちは、知らなかった。
そして、即、始まったと感じた。
君は、地平線を撃った。
99個の気球を。
99人の陸軍大臣。
マッチ棒とガソリン携行缶(※2)。
彼らは自分が賢い人間だと信じてた。
大きな獲物のにおいがして、
「戦争だ!」と叫ぶ、そして権力を欲しがった。
まったく、誰が、思っただろうか?
こんな日がやってくると、
99個の風船のために。。
99個の風船のために。。
99個の風船。。
99年もの戦争。
勝者の余地も残っていない。
もはや、陸軍大臣などいない。
そしてジェット機もいない。
今日、辺りを見まわすと、
荒廃した世界が見える。
風船を見つけたんだ。
君に想いを馳せて、飛ばそう。
注釈
※1Captain Kirk:カーク船長※2Benzinkanister:jerrycans(英)
Lyrics : NENA "99 Luftballons"
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MVはこちらで、、、若きライブはこちらで、、、
解説・解釈
最近の気球騒動のニュースを見るたび、聴こえてきてしまうのよね。宇宙からの「UFO」の方が、怖くない気もする?地球人の不思議??(謎)
オリジナルのドイツ語版の歌詞のストーリは、、(後述、英語版Wikiより)
99個の風船が、UFOと間違えられ、
軍の将軍が、パイロットを派遣して調査させる。
パイロットは風船しか見つけられず、
大規模な射撃能力を誇示した。
この武力の誇示は、国境沿いの国々を不安にさせ、
双方の国防大臣は、権力を握るために争いを煽ることになる。
結局、無害な風船の飛行によって破滅的な戦争が起こり、
勝者もなく、あらゆる場所で荒廃を引き起こした。
この歌の結末は「99年間の戦争には勝者の余地はなかった」の意。
この反戦歌は、歌手が世界の荒廃した廃墟を歩き、
1個の風船を見つけるところで終わる。
この作品の最後の行で起こる出来事の説明は、
ドイツ語でも英語でも同じで、
「自分のことを考えて、それを手放しましょう」
以前、英語版のカバーの方を取り上げてたんですが、、やっぱり、、
どうしても原曲の方が聴こえてくるんですよ。。独語⇒英語⇒日本語で。
参考・出典
「99 Luftballons」Wiki英語語版によると、、、ドイツのポップスグループ、ネーナが発表した楽曲。
カルロ・カーゲス作詞、J・U・ファーレンクロック=ペーターセン作曲。
ヨーロッパと日本でオリジナルが広く成功した後、1984年に、
アルバム『99 Luftballons』で、 Kevin McAleaが歌詞を付けた
「99 Red Balloons」というタイトルの英語バージョンもリリースされた。
英語版は、ドイツ語の原文を直訳したものではない。
米国では、英語版はチャート入りしなかったが、
ドイツ語版は、ネーナの唯一の米国でのヒットとなった。
英語ヴァージョンはこちらで、、、
英語版の和訳は、こちらで、、
1982年 6月に西ベルリンで開催されたローリングストーンズのコンサートで、
ネーナのギタリストのカルロ・カルゲスは気球が放たれていることに気づいた。
それらが地平線に向かって移動するのを見ていると、それらが移動して
形を変えていることに気づいた。そこでは奇妙な宇宙船のように見えた。
(ドイツ語の歌詞では「UFO」と唄われている)
彼は、それらがベルリンの壁を越えて、ソビエト連邦(現ロシア)に
流れたらどうなるか考えた。
バンドはまた、1973年に地元の高校生 5人が 99個 のリボンが付いた
アルミメッキされたマイラー風船を発射して UFOをシミュレートする
いたずらをしたことについての「Las Vegas Review-Journal」の新聞記事を
引用した。気球によって反射されたフレアからの赤い炎は、ネバダ州の
ラスベガスバレーのレッドロックキャニオンの上に浮かぶ、
大きな脈動する赤い物体のように見えた。
最初から、ネーナとバンドの他のメンバーは、英語版の曲「99 Red Balloons」の
不承認を表明した。1984年3月、バンドのキーボーディストで曲の共作者である
Uwe Fahrenkrog Petersenは、
「僕らはそこで間違いを犯した。曲は翻訳で何かを失い、
ばかげているようにさえ聞こえると思う。」
その月の別のインタビューで、ネーナ自身を含むバンドは、抗議バンドと
見なされることを望まない、グループにとっては、「露骨すぎた」ため、
英語版に「完全に満足していない」と述べた。
(2008年 4月12日の投稿を改定しました)
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