ボブ・ディランの「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」☆彡
2nd『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』(1965年)より。
ジョニーは、地下室で、薬をごちゃまぜにしてる。
僕は、舗道で、政治について考えてる。
トレンチコートを着た男は、バッジを外す、解雇されたんだ。
彼はひどい咳がでると言い、清算して欲しいと思ってる。
気をつけな、君のやったことにさ。
一体、いつ、けど、君は、またやっちまう。
新しい友達を物色しながら、路地でしゃがんでたほうがいい。
アライグマ帽(※1)をかぶった男が、デカイ檻の側で、
11ドル出せってさ、、君は、10ドルしか持ってない。
マギーは、足早にやって来る、黒いすすまみれの顔。
植物が、熱でやられたとか言ってるが、
とにかく、電話が盗聴されてる。
マギーは、言う。
大多数が、5月上旬には、逮捕する必要があるってさ。
地方検事からの命令だよ。
気をつけな、、君が何をしたかは関係ないのさ。
抜き足差し足こっそり歩いて、No-diz(※2)はやめとけ。
消火ホースを持ち歩く奴らから、離れた方がいい。
鼻を清潔にして、私服警官に注意しろ。
風がどっちの方角に吹くのか知るのに、天気予報士なんかいらないよ。
ああ、病気になって、元気になって、インク入れブラブラさせる。
はっと気づく、何かが売れそうなのか、見分けるのが難しい。
一生懸命頑張って、除外されて、戻って、点字(※3)を書く。
刑務所に入れられ、保釈中に行方をくらまし、失敗したら軍隊に参加。
気をつけな、襲われちまうぜ。
けどさ、麻薬常習者、詐欺師、6回負けた奴。
劇場の周りにたむろしてる。
お払い箱の少女が、新しいカモ探してる。
リーダーに従うな、パーキングメーターに注意しろ。
ああ、誕生し、ぬくぬくと過ごす。
ショートパンツ、恋愛。
ダンスを学んで、着飾る。
祝福され、成功しようと努力する。
彼女を喜ばせ、彼を喜ばせ、贈り物を買う。
盗むな、万引きするな。
20年間の学校教育で、君は日勤となる。
気をつけな、やつらは、すべて隠してる。
マンホールに飛び降りて、ロウソクに火を灯したほうがいい。
サンダルを履くな、スキャンダルを避けろ。
ホームレスにはなりたくない、ガムを噛んでる方がいい。
ポンプが動かない、野蛮人(※4)が取っ手を奪ったから。
※1coonskin cap:しっぽが後ろにぶら下がっているアライグマ帽
※2No-Doz:カフェインピルのブランド。
コカインの俗語として使用される可能性もある。
「Keep a clean nose」と合わせている。
※3braille:(ブライユ)点字(法)
◆フランスの視覚障害者 ルイ・ブライユ(Louis Braille)が1821年に考案した、
世界の標準となった点字法。
※4vandal:Vandal バンダル族◆4~5世紀頃のドイツ地方の民族。
南欧・北アフリカを攻略し、現チュニジア周辺に王国を築いた。
AD455ローマを滅ぼした。特に書物文化施設を破壊して後世に
「野蛮な破壊=vandalism」の名を残した。
Lyrics : Bob Dylan "Subterranean Homesick Blues"
日本で初めて発売されたシングルが、55年ぶりに復刻、昨年再販されたらしい。
MVがもうひとつあった。場所、背景が色々(ビルの屋上、公園?)で違う感じかな。
ああ、難しいですねぇ、、多分、何重にも意味をもってたり、韻がふまれてたり、
この世界感は、日本語にするのが、そもそもナンセンスなのかもしれまぜん。。
「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」Wikiによると、、、
ラップの先駆とされる曲調で速射砲のように言葉を繰り出す歌唱と、
シュルレアリストのオートマティスム(自動記述)を思わせる、
意味上の脈略を無視してイメージを連ねた歌詞が、
当時の若い世代の無秩序な反体制的心情に合致して、
ディランのシングルとしては初のチャート入りを果たした。
ディランの1965年の英国コンサート・ツアーを記録した映画
『ドント・ルック・バック』(1967年)のオープニングに、
ディランがこの曲に合わせて断片的に書かれた歌詞を投げ捨てる映像が撮影された。
現代のミュージック・ビデオの先駆けとも言われる。
「Subterranean Homesick Blues」Wiki英語版によると、、、
2004年に、ディランは、語った。
「(この曲は)チャック・ベリーの「トゥー・マッチ・モンキー・ビジネス」、
そして、40年代のスキャット曲のいくつかからのものだ。」
ユニバーサルミュージック チャック・ベリー/ベスト・オブ・チャック・ベリー 【CD】
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ディランはまた、1959年にミネソタ大学に通ったとき、
ビート・ジェネレーションの影響を受けたと述べている。
「それはジャック・ケルアック、ギンズバーグ、コルソ、ファーリングヘッティ。」
ケルアックの『地下街の人びと(The Subterraneans)』は、
1958年にビートについて出版された小説であり、
この曲のタイトルのインスピレーションの可能性として提案されている。
やんちゃなレッチリはラップ過ぎて、言われないと原曲が、全く解らない??
ジ・アップリフト・モフォ・パーティ・プラン [ レッド・ホット・チリ・ペッパーズ ]
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アラニス・モリセットも唄っていた♪
もう一曲は、「風に吹かれて」。。原曲、和訳はこちらで、、、