ジェフ・ベック、ジョニー・デップの「ミス・ヘディ・ラマーに捧げる歌」☆彡
ジェフ・ベック・アンド・ジョニー・デップ名義アルバム『18』(2022年)より。
これは、ミス.ヘディ・ラマー(※1)捧げる歌だ。
彼女をスターにしたのと同じ世界によって、抹消された。
美しさから紡ぎ出され、その蜘蛛の巣に封じ込まれた。
彼女は、金の糸が絡み合った、完璧な繭だ。
彼女の美しさは圧巻で、その思考は純粋すぎる。
彼女の存在の光、彼女のエキゾチックな魅力。
大胆な夢を抱いたため、破綻をきたしてしまった。
悲鳴で凍りつくときに、話すことはひどく難しい。
そう、そう思えるのが、すべてなんだ。
夢のように感じる。
けど、それは生であり、死でもある。
そして、彼女は生まれ、かすみ草(※2)のように逝った。
信じない。
信じない。
もはや、人間なんて。。
信じない。
信じられない。
信じたくない。
もはや、人間なんて。。
誰も聞いてないのに、話すことはひどく難しい。
そして、あなたが恐怖に震えるのを、みなが見つめてる。
恥ずべき、恥知らず、苦痛な、苦痛のない、
この唄は、あなたのためのもの、ミス.ヘディ・ラマー。
あの迷いし白い騎士たちを、どれほど明るく照らすのか。
ずっと昔、遥か遠く、、
夢ように感じる、さもなくば、宇宙の大失態のように。
信じない。
信じない。
もはや、人間なんて信じない。
信じない。
信じられない。
もはや、人間なんて信じたくない。
もはや、信じない。
信念を、剥ぎ取られる。
盗人は、盗人。
誰が、立ち上がるんだ。
あなたに、安らぎを与えるために。
よりどころのないすべての人に。
要約するすのは、ひどく難しい。
腰を下ろす権利などない。
あなたが、誰のお客でもないのなら。
※Hedy Lamarr:ヘディ・ラマー
※2baby's-breath:ベイビーズブレ「かすみ草」
Lyrics : Jeff Beck, Johnny Depp "This is a Song for Miss Hedy Lamarr"
18 [ ジェフ・ベック・アンド・ジョニー・デップ ]
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「This is a Song for Miss Hedy Lamarr」英語版Wikiによると、、、
英国のロックギタリスト、ジェフ・ベックとアメリカの俳優、
プロデューサー、ミュージシャンのジョニー・デップが、
コラボレーションスタジオアルバム「18」(2022)のリードシングル
としてリリースした曲。
2012年にデップによって共同設立されたスーパーグループ、
ハリウッド・ヴァンパイアのメンバーであるアメリカのミュージシャン、
トミー・ヘンリクセンによって書かれた。
ベックとデップは2016年に初めて会い、すぐに仲良くなり、
親密な友情を築きました。彼らは2019年に一緒に音楽の録音を開始し、
2020年4月11日にジョンレノンの「Isolation」のカバーバージョンである
最初のコラボレーションシングルをリリースした。
2022年6月9日、アンバー・ハード対デップの名誉棄損裁判の評決から9日後、
アルバムからの最初の公式シングルである曲「This Is a Song for Miss Hedy Lamar」
をリリースした。歌詞の内容は半自伝的であるように見えて、アンバーハードとの
離婚後数年間のジョニー・デップ自身のイメージと共鳴している。
このお二人、かなり親密で、固い友情で結ばれていたようですねぇ。
ジョニー・デップはこのコラボについて次のようにコメントしている。
「ジェフと一緒に音楽を作り、演奏できることは、
俺にとってとんでもなく名誉なことさ。
ジェフは間違いなく真なる偉人の一人であり、
彼のことを兄弟と呼べるなんて、すごく光栄に思っているよ」
ジェフ・ベックはジョニー・デップについて次のように続けている。
「彼のようなクリエイティヴなパートナーは、もう何年もいなかったんだ。
彼はこのアルバムでとても大きな力を発揮してくれた。
このアルバムで、彼が本物のミュージシャンであることに、
みんなが気づいてくれたら嬉しいよ。
ジョニー・デップがロックン・ロールを歌えるんだっていう事実は、
人によっては受け入れがたいことのようだからね」
最初に、この二人の共演の話を聞いた時には、けっこうびっくりしたけど、
ジョン・レノン「孤独(アイソレーション)」のカバーとか、かなり好みだった。
ああ、このライブ映像、去年だよ、ジェフ・ベック様、なんてお若いんだ。
ご急逝を悼み、心からお悔やみ申しあげます。。。R.I.P.☆彡