本日の1曲
ローリング・ストーンズの「レディ・ジェーン」♪♪英4th、米6thアルバム『アフターマス(Aftermath)』(1966年)より。
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1966 [Reelin' In The Years Archive]歌詞和訳
愛しきレディ・ジェーン(後述)、また、あなたに会えたなら、僕は、あなたのしもべとなり、謙虚であり続けるだろう。
この嘆願に耳を傾けてくれるだけでいい、愛する人よ。
ひざまずいて哀願する、愛する人。
レディ・ジェーンに誓うよ。
親愛なるレディ・アン(※1)、僕はできる限りのことをしてきた。
自分がした約束のために、別れを告げて立ち去らねばならない。
このお芝居は上映される、愛する人よ。
あなたの番が来たんだ、愛する人よ。
レディ・ジェーンに誓約する。
ああ、愛しきメアリー(※2)、あなたの家のひさしの下で待っている。
レディと僕のために、砂時計は尽きてゆく。
婚姻は近い、愛する人よ。
彼女の駅はすぐだ、愛する人よ。
レディ・ジェーンとの暮らしは、安泰だ。
ライブ2曲目「黒くぬれ!(Paint It Black)」の和訳はこちらで、、、
注釈
※1Lady Anne:アン・ネヴィル?(by Genius)「Lady Jane」をジェーン・シーモアとすると、
Anne Boleyn:アン・ブーリンの方が有力のよう。
※2Sweet Marie:メアリー1世(歴史的にはこの方?ブラッディ・メアリー)
Lyrics : The Rolling Stones "Lady Jane"
アフターマス [ ザ・ローリング・ストーンズ ]
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サイケにアートしてる公式リリックビデオはこちらで、、、最近のライブはこちらで、、、
解説・解釈
女子の名前が曲名になっちゃってると、、どうしても詮索してしまうんですが、、ミックの言ってるように、たまたま歴史的な女王の名前になっちゃった感じなのかも。
隠語的要素が、色々とあるようで、ほんとのところははっきりしないようですねぇ。
参考・出典
「Lady Jane (song)」英語版Wikiによると、、、この曲は、導入され始めたバロック・ロックをブライアン・ジョーンズが
インストゥルメンタルに取り入れたことを示している。
「レディ・ジェーン」は、1928年に当時物議を醸した著書
「チャタレイ夫人の恋人」を読んだ後、1966年初頭に
ジャガーによって作詞・作曲された。
「レディ・ジェーン」は女性の性器を意味する用語である。
チャタレー夫人の恋人 (光文社古典新訳文庫) [ D・H・ロレンス ]
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ジャガーによれば、
「[歌の中の]名前は歴史的なものだが、それらが同じ時期から
一緒になるべきだということは、本当に無意識だった。」
当時、この曲のインスピレーションは、ワシントンの元英国大使である
デビッド・オームズビー・ゴアの娘であるジェーン・オームズビー・ゴア
であると広く考えられていた。
彼女は後に、ストーンズが頻繁に訪れたチェルシーのハング・オン・ユー
ブティックの創設者であるマイケル・レイニーと結婚した。
その最も影響力のある開発は、ジョーンズによるものだった。
もはやバンドの主要な音楽の力ではなく、音楽のテクスチャーを
改善する方法を探している。彼は、文化的に多様な楽器を
バンドの音楽に取り入れ、シタール、琴、マリンバを調査し、
電子機器をテストすることに興味を示した。
マスコミに、ジョーンズは、アパラチアン・ダルシマーを
作曲に応用することについて話した。
後に、ワールドミュージックのパイオニアとしてのジョーンズの地位に貢献し、
バンドをブルース ロックから多彩なポップグループに効果的に移行させた。
「レディ・ジェーン」は、特にジャガーの声の出し方と口述において、
作家のジェフリー・チョーサーの影響も示している。
リチャーズにとっては、
「ジェーン夫人は、とてもエリザベス朝らしい。
イングランドには、チョーサー・イングリッシュと呼ばれる方法で、
今でも人々が話している場所がいくつかある。」
「Lady Jane by The Rolling Stones」Songfacts英語版よると、、、
これは、ヘンリー8世の3番目の妻であるジェーン・シーモアの可能性がある。
彼女は処刑されなかった、数少ない妻の一人だったが、
彼の一人息子を出産中に死亡した。
もう1つの可能性は、ミック・ジャガーが関わっていた英国人女性、
ジェーン・オームズビー・ゴアに関するものである。
この歌は麻薬に関するものであると噂されており、
"Lady Anne" は、アンフェタミンのコード、
"Lady Jane" はマリファナへの言及 ("Mary Jane" のように) を含んでいた。
ジェーン・オームズビー・ゴア(Jane Ormsby-Gore)とは、この方のよう。
あとがき
昨日の「Sweet Jane」にしても、名前を題名にしちゃうと、、、「いったい、どこの誰よ?」ってなっちゃうのにも困ったもんです。ん、私?!(笑)