本日の1曲
ザ・ナインティーンセヴンティファイヴの「ロバーズ」☆彡デビューアルバム『ザ・1975 (The 1975) 』(2013年)より。
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Reading Festival 2023歌詞和訳
彼女は、雑誌から抜け出てきたような顔をしていた。神のみぞ知る、だが、君は決して彼女と離れない。
彼女の目出し帽(※1)は、擦り切れ始めてる。
そして彼女が銃を手に取ると、彼は懇願し続ける。
「ベイビー、待って、待って、待って、待って、待って」(※2)
「もう一度だけ、チャンスをあげよう。
もう一試合、やってみよう。
もう一言だけ、言ったんだ、
君のこと、解るんだろうか?」
今、撃たなければ、決して解からない。
そして、食べなければ、決して成長しない。
君、かなり汚れた顔になっちゃったね。
そして、彼女が君の家を離れるとき、彼女は君に懇願する。
ここにいて、ここにいて、ここにいて、ここにいて、と。
「もう一度だけ、チャンスをあげよう。
もう一試合、やってみよう。
もう一言だけ、言ったんだ、
暴動になるだろうな、だって、君のことを解ってるから」
さて、君が銃を手に入れたところで、
今、警察がやって来たら、もっと大変だよ。
そして、もし、君が求めるなら、彼を撃ってやる。
でも、もし、君がマスクを外すだけだとしたら、
すべてが間違っていることに、気づくだろうに。
もう、みんな死んでる。
そしてあいつら、俺の母校を通り過ぎて行ってる。
彼は、銃を持ち、スーツを着てる。
彼女は言うんだ、
「ベイビー、あなたって、すっごくイカしてる。
すっごくイカしてる、すっごくイカしてるわ。
すっごくイカしてる、すっごくイカしてるわ。
あなたって、すっごくイカしてるわ。」
(だって、君のこと、解ってるから)
注釈
※1balaclava:バラクラバ:目出し帽(めだしぼう)Lyrics : The 1975 "Robbers"
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MVはこちらで、、、2014年のグラストンベリーは、ギター持ってて、雰囲気が違う感じ♪
解説・解釈
昨日公開された、今年のレディング・フェスティバルのThe 1975 の映像観て、この曲、好いなぁ❤と思ったら、デビューアルバムの曲で10周年だったようだ。
最新アルバムの「アバウト・ユー」は、この曲の続編とされているらしい。
そう、映画『トゥルー・ロマンス』にインスパイアされたこの曲、
『トゥルー・ロマンス』は、タランティーノの意に反して、ハッピーエンドだが、
『俺たちに明日はない』のボニー&クライドのような刹那的青春が、若さゆえ、
たまらなく美しく感じる時もあるだろう。でも、そこには決して未来は見えない。。
参考・出典
Genius Lyrics注釈によると、、、タイトルの「Robbers」は、離れた世界で、恋人たちがお互いの
幸せやチャンスを奪い合っている様子を表している。
彼らは有害な関係に囚われているため、先に進んで愛を育むことができない。
1975年のマッティ・ヒーリーは、この曲について次のように述べている。
「ロバーズ」は元々、映画『トゥルー・ロマンス』に対する、
僕の愛からインスピレーションを得たもので、
この映画は、エルヴィスに夢中になった孤独な男が恋に落ち、
コールガールと結婚する物語だ。
映画の中で、二人は一生に一度の麻薬取引を資金源として
新たな生活を始めるため、彼女のヒモを殺して麻薬を盗んだ後、
カリフォルニアへ逃亡する。
僕が惹かれるのは、この映画の背後にある感情、
二人が出会ってすぐに恋に落ちるという絶望的にロマンチックな概念。
愛が最高法則であり、困難をものともせず、全てを克服する逃亡劇。
ボニー&クライドのようなキャラクターは、
ティーンエイジャーの僕にとって、いつも魅力的だった。
お互いに夢中になっているカップルは、
互いの実現を追い求めて何も恐れず、
盲目的な無条件の愛に支えられた行動をする。
「Robbers」は、それらの関係への賛歌なんだ。
すべての人間が切望するような関係。 全てかゼロか。
このビデオは、愛によって、自分たちが宇宙の中心であると、
二人が感じる瞬間についてのものだ。」
「Robbers (The 1975 song)」英語版Wikiによると、、、
不運な強盗事件を描いたこの曲のコンセプトは、
1993年の映画『トゥルー ロマンス』、特にパトリシア・アークエット演じる
アラバマ・ウォーリーにインスピレーションを得たもの。
ヒーリーは、この曲とミュージックビデオは、お気に入りの映画の
登場人物の一人からインスピレーションを得たと述べている。
「 18歳くらいのとき、『トゥルー・ロマンス』の
パトリシア・アークエットのキャラクターの背後にある
アイデアに夢中になったんだ。」
と彼は語った。
「あの映画の悪役への渇望は、とても性的だ」と彼は付け加えた。
「それは、僕が夢中になっていたものだった。」
「『ロバーズ』は失敗に終わる強盗の物語だ。」
とヒーリーは付け加えた。
「これは比喩として読んでいもらえると思う。
プロの殺し屋のボーイフレンドに夢中になっている女の子。
ロマンチックな理想だ。」
あとがき
この曲の収録されたデビューアルバムが、10周年のようです♪♪今年2月には地元マンチェスターのライヴハウスGorillaで、
いち早く『The 1975』の完全再現ライヴを行なった彼らだったが、
当日のパフォーマンスはこれまたモノクロで撮影され、
現在ショート動画として定期的に公開されている。
この曲のショート動画もあった。ライブハウスのファンの熱唱が凄いわね。
「About You」がこれほどファンに支持される大きな理由の一つが、
同曲が『The 1975』収録の「Robbers」の続編と位置付けられる
ナンバーであることだろう。