本日の1曲
デヴィッド・ボウイの「セブン」☆彡20thアルバム『アワーズ…(hours...)』(1999年)より。
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Live at the Elysée Montmartre, Paris, 1999歌詞和訳
父が言ってたことなど忘れた。彼が言ってたことなど忘れたよ。
母が言ってたことも忘れた。
君のベッドに、横たわると、、
花が咲き乱れる街。
雨ばかりの街。
自分の人生を生きるのに、七日間。
もしくは、七通りの死に方。
兄が言ったことなど忘れた
彼が言ったことなど忘れたよ。
何ひとつ後悔していない。
どんな風に涙を流したのか憶えている。
凶暴な人々の橋の上で、
泣いてるほどに、僕は小さかった。
自分の人生を生きるのに、七日間。
もしくは、七通りの死に方。
君の前で、平然とするんだ。
いまだ、震える僕の心。
自分の人生を生きるのに、七日間。
もしくは、七通りの死に方。
神々は、僕を創ったことなど忘れた。
だから僕も、神のことを忘れた。
影の声が聞こえる。
彼らの墓に囲まれて遊ぶ。
僕の心は、決して傷つかなかった。
忍耐が試されることなど決してなかった。
自分の人生を生きるのに、七日間。
もしくは、七通りの死に方。
自分の人生を生きるのに、七日間。
もしくは、七通りの死に方。
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注釈
※Seven:7西洋において、数字の「7」が特殊な意味合いを有しているのは、
旧約聖書の「創世記」に、「神が天と地と万象とを6日間で創造し、
7日目を安息日(休息日)とした。」と記されていることに基づいている。
これにより、数字の「7」は聖なる数であると考えられている。
なお、数字の「7」は、同様な由来から、「完全」又は「全て」を意味するとされる。
「七つの大罪(高慢、物欲、嫉妬、怒り、色欲、貪食、怠惰)」、
「七元徳(知恵、勇気、節制、正義、信仰、希望、愛)」
Lyrics : David Bowie "Seven"
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公式音源はこちらで、、、解説・解釈
このパリのライブ、すっごく引き込まれてしまうんですが、この曲が本日公開となっていた♪アコギの調べに、タバコを燻らせ、頭を抱えて唄う姿が、たまらなく切なくなってくる。
1999年というと、デヴィッド・ボウイは、当時52歳ということになるんですが、、
アルバム『アワーズ…』の曲の多くは、「老化、死、時の流れ」についてと言われており
同世代の人々が感じる、ある種の普遍的な不安を表現したかったらしい。。
ふと、既にその歳を迎えてしまっていても、今だ何かにジタバタしてる自分に気付く。
ボウイの後期の作品を聞くにつけ、その悟りの境地には、なかなかたどり着けそうにない。
SNS情報
LIVE IN PARIS 1999 - PART FOUR
— David Bowie Official (@DavidBowieReal) October 17, 2024
“I don’t regret anything at all...”
This is the fourth and final song we’ll be posting of the live 'hours...' tracks from the Elysée Montmartre in Paris recorded on 14th October 1999.
Today’s performance is Seven, released as the final single… pic.twitter.com/zsIR7ZKRj2
「何も後悔していない...」
これは、1999年 10月 14日にパリのエリゼモンマルトルで録音された
ライブ「hours...」トラックのうち、投稿する 4曲目で最後の曲です。
本日のパフォーマンスは、2000年 7月に「hours...」の
最後のシングルとしてリリースされたSevenです。
参考・出典
こちらの記事によると、、、「セブン」は、デヴィッド・ボウイの21枚目のスタジオアルバム「アワーズ…」
からの4枚目のシングル。
「私の音楽は、いまだR&Bの影響を受けている。エレクトロニカもそうだ。
これまで経験してきたことすべて、フォーク ミュージックさえも、
いまだ影響している。この新しいトラック「Seven」を聴いてみてくれ。
なんてことだ、60年代から抜け出してきたような、本当にヒッピーっぽい曲だ!」
「セブン」はボウイとリーヴス・ガブレルスがコンピュータゲーム
「オミクロン - ザ・ノマド・ソウル」のために書いた曲で、
「セブン・デイズ」という仮題でレコーディングされた。
しかし、この曲の起源は「オミクロン」より古く、「サヴァイヴ」や
「ザ・プリティ・シングス・アー・ゴーイング・トゥ・ヘル」と同様に、
もともとはガブレルスの2枚目のソロアルバム「ユリシーズ(デラ・ノッテ)」
に収録される予定だった。
「アワーズ…」に収録されている曲の多くは、老化、死、そして時の流れに
ついてである。リリース時にボウイはこう語っている。
「私と同年代の多くの人が感じる、
ある種の普遍的な不安を表現したかった。
私の世代のために曲を書こうとしていると言ってもいいだろう。」
「生きるのにあと 7日、死ぬには 7つの方法がある。
私は、生きる時間をさらに 24時間にまで減らしたいと思う。
今ある 24時間だけをうまくやりくりできれば満足だ。
週末のことや、終わったばかりの 1週間のことをあまり深く考えたくないんだ。
今この瞬間こそが、本当に大切なのです。」
デヴィッド・ボウイQマガジン、1999年 10月
最初は1999年8月23日、ニューヨークのマンハッタン・センターで、
後にアルバムとしてリリースされたVH1 Storytellersのエディションで演奏された。
「記憶は運命の速記法だと、ある人は言う。どうやらそうらしい。
そして、70年代のある時、革命的なイッピーのアビー・ホフマンが
酒を飲みながら私に言ったことを、私は確かに覚えている。
「明日は約束されていない」。砂粒を1つ動かせば、
地球はもはやまったく同じではないということを思い出させてくれた。
「出張に出かける人がいなくても、誰も気付かれない」
とデヴィッド・マメットは言った。
それが、この今という歌、新しいアルバムからの新曲に繋がる。
この曲は「セブン」という。」
デヴィッド・ボウイ VH1 ストーリーテラーズ、1999年 8月 23日
気になる映画
どうしても、この映画『セブン』思い出しちゃってゾッとするんですけど、、(この映画に、この曲は登場しません)