本日の1曲
クイーンの「モダン・タイムス・ロックン・ロール」🤘デビュー・アルバム『戦慄の王女 (Queen) 』(1973年) より。
おすすめ動画
Live at the Rainbow March 1974歌詞和訳
その場をしのがなきゃなんなかった。年季の入ったロックンロールシーンでね。
古きボップ(※1)はくたびれて、休憩が必要だ。
まあ、俺の言ってることわかるよね。
'58年は、最高だった。
でも、もう終わっちまって、それだけさ。
もっとハードな何かが、現れる。
マジ、壁に穴を開けるぜ。
君をぶん殴り、しっかり掴む。
有頂天にさせてやる。
よし、でかいベイビーが、新しく誕生することを願うよ。
君は分かってない、
いつもの雨の午後にだって起こりうるってことさ。
気温が下がって、
ジュークボックス(※2)のヒューズを飛ばす。(※3)
俺の音楽人生は、
日曜学校(※3)の長いクルージングみたいだ。
そして君も知るんだ、
誰でもみなが使えるものが、1つはあるということを。
そうだ、聞いてくれ、ちっちゃなベービー。
一体全体、それが何なのか教えてあげよう。
(現代の) ロックンロールさ。
(現代の) ロックンロールさ。
ハイヒールのギター風ブーツ履いて、
イケてる服とか身にまとい、
胸には、付け毛、
鼻には、輪っか、(※5)
ちっこいイイ奴見つけなよ。
そいつ、「君を本物の大スターにしてくれる」とか言ってる。
目にはお星さま、ソワソワ落ち着かない。
君は、遠くまで行くべきだって思ってる。
このおべんちゃらばっかの世界の誰もが、
君が何者なのか、知ることになる。
用心しな。
(現代の) ロックンロールだぜ。
注釈
※1bop=bebop:ボップ、ビバップ※2jukebox:ジュークボックス
※3チャック・ベリーのヒット曲「ロール・オーバー・ベートーベン」への言及。
※4Sunday School:日曜学校、教会学校
※5グラムロックのバンドメンバーは、革や布でできた派手な色の服を着て、
大きなブーツ、派手な髪型、手袋、ピアスや厚化粧をしていた。
Lyrics : Queen "Modern Times Rock 'n' Roll"
その他動画
公式音源はこちらで、、、解説・解釈
デビュー・アルバム『戦慄の王女』が、最新リミックス&リマスター盤として、10月25日にリリースされるようです。ゴージャスなコレクターズ・エディションも♪
当時の「Modern Times Rock 'n' Roll(現代/最新のロックンロール)」とは、
どうやら、あのド派手な「グラムロック」を指してるようです。初期のクイーンもこの路線?
おお、、この曲って、ロジャー・テイラーがリードヴォーカルだったんですねぇ。。
ライブではフレディが歌ってるようですが、確かに公式音源は、ロジャー氏のよう。
クレジット(Genius Lyrics)によると、、Writer:Roger Taylor、
Lead Vocals:Roger Taylor、Background Vocalsにフレディの名がある。
SNS情報
『戦慄の王女 (QUEEN I)』の
— クイーン日本レーベル公式 (@queen40jp) October 18, 2024
発売に合わせて少しだけ帰ってきます
YouTubeミニドキュメンタリー
👑Queen The Greatest👑
今回はデビュー盤録音までの道筋や秘話をブライアンとロジャーが語りますhttps://t.co/wnMWJZsUTE
アルバム予約⇩https://t.co/fmDLeB1Gu2
*日本語字幕表示できます pic.twitter.com/ynSBVu3Vb5
10月25日に発売となる『戦慄の王女 (QUEEN I)』コレクターズエディションをブライアン・メイが自身が開封・解説する動画が公開🎁
— クイーン日本レーベル公式 (@queen40jp) October 17, 2024
フルはこちら⇩https://t.co/wt4jVmynvmpic.twitter.com/hqs1TJ4pVw
参考・出典
Genius Lyrics注釈によると、、、注目すべきは、このアルバムの中でフレディ以外の人物(ロジャー・テイラー)が
リードボーカルを務めている唯一の曲であるということ。
ロジャー・テイラーは、ロックンロールがかつてどのようなものであったかに触れ、
(エルヴィス・プレスリーが開拓したロカビリーサウンド)
この音楽スタイルは、1950年代と60年代のロックンロールサウンドの発展に
重要な役割を果たしたが、70年代初頭までに、ほぼ消滅した。
この新しいサウンドは、1970年代のグラムロックとともに登場した。
ローリングストーンズ、デヴィッドボウイ、そしてもちろんクイーンなどの
アーティストは、この新しいエレクトリックで爆発的なサウンドの擁護者であり、
革新者だった。「モダンタイムズロックンロール」は、このタイプの音楽の
アンセムとして機能し、クイーンがこのジャンルで早い段階から
確固たる地位を築いたことを象徴している。
こちらの記事によると、、、
ブライアン・メイは、
「本作は単なるリマスターではない。
これは、クイーンのデビュー・アルバム全体を再構築した、
全く新しい2024年版だ。そして後知恵のご利益として、
今回これを『Queen I』(*邦題は『戦慄の王女(クイーンI)』に変更)
と改名することにした」
「演奏と歌は全て1973年の発表当初と全く同じままだけれども、
全楽器で、当時僕らが目指していた“ライヴ”感のある
アンビエントなサウンドを再現するため、再検討を行った。
その結果、本来そうあるべきだったサウンドを放つ『戦慄の王女』が、
現代の知識と技術を駆使して - 初めて - 誕生したというわけだ」
「2024年版『戦慄の王女(クイーンI)』(Queen I)こそ、
僕らがずっと皆さんにお届けしたいと夢見ていたデビュー・アルバムなんだ」
と、コレクターズ・エディションに封入されたライナーノーツに記している。
ドラムスのロジャー・テイラーは、
「この『戦慄の王女(クイーンI)』ボックス・セットでは基本的に、
現在ある技術を用いて、このアルバムが僕らの本来望んでいた音になるよう
作り直したんだ。ドラム・サウンドも本来こうあるべきだったという音に仕上げて、
全体な音質も向上し、ミックスも改善されている。
だから、改良を加えることによって僕らが目指していた音に
到達することができて、すごく嬉しいよ」
と語っている。
こちらの記事によると、、、
手書きの歌詞や、手描きイラスト、写真等々、極めて重要な資料の数々が
掲載されたこの108ページの本では、フレディ・マーキュリー、ブライアン・メイ、
ロジャー・テイラーの成長過程について、ジョン・ディーコン加入前と
加入後の両時期に渡って知ることができる。
フレディがバンド名とロゴを創り出した際の原画が、
この中で公開されている。バンド名について、
フレディの考えはこうだ - 「力強く、実に普遍的で、直接的」