本日の1曲
【ジョン・サイクス(John Sykes)追悼】ブルー・マーダーの「ウィ・オール・フォール・ダウン」⤵⤵
2ndアルバム『ナッシング・バット・トラブル(Nothin' But Trouble)』(1993年)。
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歌詞和訳
そうさ、ルイは娘を失った。掘っ立て小屋の裏で、
甘いブラウン・シュガー(※1)が、彼女を連れ去り、
戻って来ることはなかった。
ある種の自殺行為だ。
今、俺が逃げている理由なら分かってる。
そうさ。
だから、もしも、おまえの姉妹が、
痕跡を隠そうとしているのを見たんなら、
思い出させてやったほうがいい。
なぜって、彼女は戻ってこないかもしれないから。
ある種の自殺行為だ。
彼女が逃げている理由なんて、誰にもわからない。
遥か彼方に、、
そう、愚か者に限って、自分は賢いと思ってる。
天使たちは、泣き叫び、
人々が、みな終結してきた。
彼女の遺体が到着したとき、9時25分だった。
そう、正午までには、彼女は地面に倒れていた。
そして我々はみな、崩れ落ちる。
(気をつけたほうがいいぜ)
だから、もしもおまえの兄弟が
麻薬で窒息してるのを見たんなら、
思い出させてやったほうがいい。
なぜって、彼に望みなどないから。
ある種の自殺行為。
彼が逃げている理由なんて、誰にもわからない。
遥か彼方に、、
そう、愚か者に限って、自分は賢いと思ってる。
天使たちは、泣き叫び、
人々が、みな終結してきた。
彼女の遺体が到着したとき、9時25分だった。
そう、正午までには、彼女は地面に倒れていた。
そして我々はみな、崩れ落ちる。
だから、もしも、おまえのママが
通りで震えているのを見たんなら、
おまえのちっちゃな妹は、飢えに苦しんでる。
そして食べるものなど何もない。
ママは、売人を探してる。
ママは、クラック(※2)を見つけ出そうとしてる。
じゃぁ、妹に教えてあげな。
ママは、戻ってこないって、
ある種の自殺行為。
彼女が逃げている理由なんて、誰にもわからない。
遥か彼方に、、
そう、愚か者に限って、自分は賢いと思ってる。
天使たちは、泣き叫び、
人々が、みな終結してきた。
彼女の遺体が到着したとき、9時25分だった。
そう、正午までには、彼女は地面に倒れていた。
そして我々はみな、崩れ落ちる。
そして我々はみな、崩れ落ちる。
そして我々はみな、崩れ落ちる。
地面へと、、
そして我々はみな、崩れ落ちる。
おまえを捕まえにやって来る。
あと一撃、
もう一撃。
気をつけた方がいいぜ。
なぜって、売人がおまえを狙ってるから、
おまえは、落ちてゆく。。
注釈
※1brown sugar:ブラウン・シュガー精製されていないヘロインのこと。
※2crack:クラック
Lyrics : Blue Murder "We All Fall Down"
ナッシング・バット・トラブル +1 [ ブルー・マーダー ]
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その他動画
ライブはこちら、、、ライブ音源はこちらで、、、
スクリーミング・ブルー・マーダー~フィルに捧ぐ [ ブルー・マーダー ]
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解説・解釈
前作『ブルー・マーダー』から、 4年ぶりのセカンドアルバムだったんですが、ファン的には慣れっこだが(笑)、トニー・フランクリンも、カーマイン・アピスも、
すっかり待ちくたびれてしまったようで、まったく別メンバーになっていた。
まあ、私が来日公演によく行けるようになったのは、この頃からなのでね。
確かに、世の中、すっかり、グランジ・ムーヴメントに飲み込まれていた。
欝々としたニルヴァーナのこの曲のMVを観て、吐き気を憶えたあの衝撃、
1991年のこと。。確かに、ハードロックは終わったと言われる時代だった。
しかし、グランジも、1994年カート・コバーンの自殺によって終焉を迎える。
最近、不思議とハードロックの親父バンドが復活してるのを観るにつけ、
あの不摂生極まりなかった奴らが、還暦とか迎えて活動してるって想像できた?
あのガンズとかより、ずっと健全だった?気がする、ジョン・サイクスの復活を、
誰よりも、待ちわびていた矢先の悲劇だったのである。。R.I.P.
参考・出典
『ナッシング・バット・トラブル』Wikiによると、、、ジョン・サイクス率いるハードロック・バンド、ブルー・マーダーが、
1993年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。
中心人物のサイクスと、前作『ブルー・マーダー』(1989年)で、
サポート・キーボーディストとして参加したニック・グリーン以外は新メンバーだが、
収録曲の大半には、・フランクリンとカーマイン・アピス
(クレジットではアディショナル・ミュージシャンズ扱い)が参加している。
なお、フランクリンとアピスの脱退後、ケリー・キーリングが
専任ボーカリストとして加入するが、
最終的にはサイクス自身がほとんどの曲を歌い、
キーリングは本作のリリース前に脱退。
『Nothin' But Trouble (Blue Murder album)』英語版Wikiによると、、、
1989年のデビューアルバム『ブルー・マーダー』の売り上げが振るわず、
バンドは長い活動休止状態に入った。
ベースのトニー・フランクリンとドラマーのカーマイン・アピスによると、
ボーカル兼ギターのジョン・サイクスはアルバムの商業的失敗に
深く傷ついたという。
サイクスが、新しいホームスタジオを建設していたこともあり、
続編の制作は遅々として進まなかった。
一方、フランクリンとアピスは待つのにだんだん飽きてきた。
最終的にトニー・フランクリンとカーマイン・アピスが
グループを脱退し、サイクスは、ベーシストのマルコ・メンドーサ、
ドラマーのトミー・オスティーン、キーボード奏者のニック・グリーンからなる
新メンバーを編成した。
『ナッシング・バット・トラブル』は、ロサンゼルスの自宅スタジオで
サイクスが自らプロデュースした。
「We All Fall Down」は薬物乱用と、それが原因で
「自分のアイデンティティを見失う」ことを扱っている。