本日の1曲
テイラー・スウィフトの「ファザー・フィギュア」👨12thニューアルバム『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール
(The Life of a Showgirl)』2025年10月 3日リリース。
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歌詞和訳
君を見つけた頃、君は若く、わがままで、寒空の下迷子になってた。ジャガー(※1)に乗せて、君のボロボロの服を金色に変えた。
お城へと続く、曲がりくねった道。
「君って、若い頃の僕を彷彿させる」、僕は可能性を見出したんだ。
僕は、君の父親的存在になるよ、あの茶色いお酒だって飲む。
僕のモノはデカいからさ、悪魔とだって取引できるぜ。
この愛は純粋なる利益、さあオフィスに入って。
僕の袖で君の涙を拭ってあげるよ。
任せといて(※2)、家族のことは僕が守るから。
任せといて、家族のことは僕が守るから。
マホガニーの木目(※3)にキスをする前に、勘定を済ませる。
「みんな、君が台頭するのを見たいんだ、君臨するのは望んじゃいない」と言った。
商売の秘訣を全部、君に教えてあげた。
求めたのは君の忠誠心だけだ、愛弟子よ。
僕は、君の父親的存在になるよ、あの茶色いお酒だって飲む。
僕のモノはデカいからさ、悪魔とだって取引できるぜ。
この愛は純粋なる利益、さあオフィスに入ってくれ。
街中で、みなが君の名を知ることになるだろう。
任せといて、家族のことは僕が守るから。
君の中に変化を見た。(変化を見た、君の変化を見た)
愛しき息子よ、
かつてのように、忠誠心などない。(かつてのように)
君の軽率な野心が、火を点けてしまった。
愚かな決断で、誤ったビジョンへと導びかれた。
君の夢の実現のためという、、
君は、僕を追い出さねばならなかった。
家族のことは僕が守る。
僕は君の父親代わりだった、僕たちはあの茶色の酒を飲んだ。
君はこの悪魔と取引をした、結局、僕のモノの方がデカイと判明した。
闘いたいのかい?見つけたんだ、その場所は包囲されてる。
自分が溺れていると気づく前に、魚と一緒に眠ることになるよ。
マントルピース(※4)に飾ってあるのは誰の肖像だ?君のスキャンダルを隠蔽したのは誰だい?
僕の優しさを弱さだと誤解して、カードが利用停止されてるのに気付く。
僕は君の父親的存在だった、君は誤った引き金を引いた。
この帝国は僕のものだ。
任せといて、家族のことは僕が守るから。
任せといて、家族のことは僕が守るから。
任せといて、家族のことは僕が守るから。
「あのさ、君って、若い頃の僕を彷彿させるよね。」
僕は可能性を見出したんだ。
注釈
※1Jag':ジャガー
ジャガー (自動車) - Wikipedia
イギリスの高級車メーカーである、ジャガーランドローバーが保有するブランド。
※2Leave it with me:任せて
1分で解決!英語 leave it to me (任せて) の意味と使い方 - KK Talking
英語で「任せて」はなんと言うか紹介します!leave には「(ものをそのままの状態にして)去る」という意味があります。これを踏まえて leave it to me を直訳すると「それ(it)を私に(to me)そのまま置いて行って(leave)」となります。ひとつひとつ分解して考えるとイメージしやすくなりますよね!
※3mahogany grain:マホガニーの木目

人気の樹種をご紹介します 「マホガニー 」 - 木材通販のマルトクショップ
あまりにも有名な世界三大銘木「マホガニー」 チーク、ウォールナットと並び、世界三大銘木に数えられているマホガニ
※4mantel:マントルピース

マントルピース(まんとるぴーす)とは? 意味や使い方 - コトバンク
デジタル大辞泉 - マントルピースの用語解説 - 暖炉の焚たき口の周辺部分。また、暖炉の上部の飾り棚。
Lyrics : Taylor Swift "Father Figure"
その他動画
公式音源はこちらで、、、
Taylor Swift - Father Figure (Visualizer)
“Father Figure” by Taylor Swift, from 'The Life of a Showgirl'. Stream/download ‘The Life of a Showgirl’: https://taylor.lnk.to/TSTheLifeofaShowgirlYD►Subscr...
解説・解釈
そう、このタイトルと言えば、ジョージ・マイケルのこの名曲を思いだすわけで、
George Michael - Father Figure - ファザー・フィギュア 和訳
ジョージ・マイケルの「ファザー・フィギュア」歌詞日本語訳
オリジナル曲をインターポレーション(既存曲の要素を取り入れて再構築)している。
どうやら、ジョージ側の承認も得ており、クレジットもされてるようです。
ジョージ・マイケルの方は「父親のような愛で君を包むよ」って感じなんですが、
テイラー・スウィフトの手にかかると、「君の父親的存在になるよ」と言って、
言葉巧みに、「君をスターにしたのは僕なんだから」と若い娘から搾取し続ける、
業界のお偉いオヤジの話に仕上がってる。。やっぱ、こーいうの上手いんだよねぇ。
SNS情報
今年初め、テイラー・スウィフトと彼女のチームから、ジョージ・マイケルの
名曲「ファーザー・フィギュア」を、彼女の次のアルバムに収録される
同名の新曲に挿入するというお話をいただいた時、大変嬉しく思いました。
その曲を聴いた時、二人の偉大なアーティストのコラボレーションに迷いなく
賛同しました。ジョージもきっと同じ気持ちだったでしょう。
ジョージ・マイケル・エンターテインメントは、テイラーの
『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール』と
『ファーザー・フィギュア』の成功を心よりお祈りしています。
スタジオにこもってこれらの曲を作ったのは忘れられない経験でしたが、
幸いなことに、曲作りをしながらレコーディングもしていたので、
その思い出は永遠に忘れられません。そして今、このアルバムを通して、
制作過程を振り返り、私たちがどのようにこれらの曲を作ったのか、
そしてアイデアが浮かんだ瞬間をリアルタイムで聴いていただける
機会となりました。
「The Life of a Showgirl」(オリジナル・ソングライティング・ボイスメモ収録)
Act 1 & Act 2を収録した「The Life of a Showgirl
(デラックス版 Alone In My Tower アコースティック・バージョン)」が、
iTunesで24時間限定で配信中です。
参考・出典
「Father Figure」英語版Wikiによると、、、ジョージ・マイケルの1987年の曲「ファーザー・フィギュア」にインスピレーションを
受けており、そのメロディーの一部が取り入れられている。この曲は主に、
スウィフトの初期のキャリアとマスターズをめぐる争いについて歌われています。
スウィフトはキャリアの初期、2004年に最初の6枚のアルバムのマスターを、
当時スコット・ボルチェッタが所有していたビッグ・マシーン・レコードに売却した。
商業的に成功すると、マスターの買い戻しを試みたが失敗した。
2019年にイサカ・ホールディングスがビッグ・マシーンを買収し、
マスターの所有権をオーナーのスクーター・ブラウンに譲渡した。
スウィフトは自分の曲の所有権を取り戻すため、6枚のアルバムすべてを再録音した。
最終的に、2025年5月にスウィフトはシャムロック・キャピタルからマスターを取り戻し、
同社からマスターの権利を取得した。
この曲はマイケルの曲の挿入曲であり、オリジナルのメロディーと歌詞を
再録音したものである。この挿入により、マイケルは共作者として
クレジットされている。
リリース後、リスナーや批評家の間では、この曲の主題について
主に2つの解釈が浮上した。
1つは、歌詞がスウィフトの初期のキャリアとボルチェッタとのビジネス関係、
そして後に彼女のマスター音源がスクーター・ブラウンに売却されたことなどに
触れているというものである。 もう1つは、この曲が歌手オリビア・ロドリゴとの噂されている確執、つまり作詞作曲の
クレジットをめぐる争いをほのめかしているというものである。
Genius Lyrics 注釈によると、、、
ああ、あれは書くのが楽しかったわ。それに、キーチェンジのある曲って
大好きなんだ。それ以前にも書いていたんだ(『ベイビーガール・ムービー』)。
実はそれ以前に書いていたんだけど、ちょっと面白いと思ったんだ。
父親像という概念を使って、権力構造や力関係の逆転について語る、
とてもユニークな方法だから、面白い偶然だった。
—BBC Radio 1より
歌詞の面では、このアルバムを作るのは本当に楽しかった。
どの曲も、まるで自分で冒険を選ぶような感じだから。
どの曲もそれぞれに時代を感じさせる。12曲が詰まった、
ドラマチックで壮大なアルバムだけど、どれもパンチが効いてて、
それぞれがまるで映画みたい。
でも「Father Figure」の歌詞が一番好き。
歌詞を書いていた時、ただ座って「ふふふ、ふふふ」って言ってたのを
覚えてる。ずっと言いたかったことなんだ。
2番の最初の行は、視覚的に一番好き。意味を考えてみると、
すごく描写的な表現になっていることに気づくんだ。
あの行が大好きだし、コーラスのキーチェンジの歌詞も大好きで。
書くのが本当に楽しかった。
ああいうキャラクターになりきるのが大好きなの。
—Amazon Track By Trackより
こちらの記事によると、、

故ジョージ・マイケル遺産管理団体、テイラー・スウィフト「Father Figure」に関して声明発表「成功を心より願っている」 | Daily News | Billboard JAPAN
故ジョージ・マイケルの「Father Figure」が、テイラー・スウィフトによって再解釈され、彼
2016年に亡くなったマイケルはかつて、
「“Father Figure”は、私が非常に特定の体験について書いた曲です」
とこの曲の誕生について語っていた。
「人の人生には明らかなパターンがあると思います。親元を離れたあと、
人はその代わりとなる存在を求めるようになります。
よく話題になるのは、息子が母親から離れて、代わりを求めるという
文脈ですが、女性についてはあまり語られていません。
ただ、女性にも同じことが言えるはずで、ある意味では父親を探すんだ
と思います。必ずしも実際の父親ではないけれど、
その代わりとなる存在を求めているのです」
と彼は説明していた。



