本日の1曲
クイーンの「懐かしのラヴァー・ボーイ」☆彡5thアルバム『華麗なるレース (A Day at the Races) 』(1976年)より。。
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Top Of The Pops, 1977歌詞和訳
照明を弱くして、君に唄おう。悲しみに満ちた唄を。
僕らは、2人だけでタンゴ(※1)が踊れる。
僕は、セレナーデ(※2)を捧げ、
君の心の琴線に、優しく奏でる。
ただ、君だけのバレンチノ(※3)になるよ。
「ああ、愛してる、ああ、愛しのイケメン。
今宵、君は、何してるの?ねぇねぇ」
アラームをセットして、急に愛嬌を振りまく。
それって、僕が、古き良きラヴァー・ボーイだからさ。
ああ、感じさせておくれよ。
君の鼓動を(どんどん速くなる、どんどん速く)
ああ、僕の愛の情熱を感じるかい? (ああ)
さあ、熱い愛の席に座っておくれ。
そして、教えて、結局のとこ、君はどう感じているのか。
君と僕、愛し合いたいんだよ。
遠慮なく言ってくれ、お望みなら何なりと。。
「ああ、愛してるよ、ああ、愛しのイケメン。
今宵、君は、何してるの?ねぇねぇ」
手紙を書いて、すっごい気分よくなる。
電話で、しゃれた口上を披露するよ。
君と一緒じゃないときは、
いつも、君のことを考える。
君が恋しいよ。
(あの長く暑い夏の夜が、愛おしい)
僕と一緒じゃないときは、
いつも、僕のことを考えて。
君を愛してる、愛してるよ。
ねえ、どこから聞いたの?(※4)
ねえ、どこに行ったの?(※4)
僕は、己の情熱を学んだんだ。
古き良き、古き良きラヴァー・ボーイの学校で。
9時に逢って、リッツ(※5)で食事。
(1、2、3、4、5、6、7、8、9時)きっかり。
僕が払うよ、君はワインを味わう。
スタイリッシュに乗って行こう。
僕のサルーン(※6)、かなりイイ感じだろう。
君のとこに、連れ戻してくれ。
それで結構。(さあ行こう、わかった)
ああ、愛する人。(また彼のいつものが始まったよ)
ああ、愛しのイケメン。(僕のイイ人は誰だい)
(古き良きラヴァー・ボーイ?Ooh ooh)
今宵、君は、何してるの?ねぇねぇ。
万事、問題なし、ただしっかり抱きしめて。
それこそ、僕が、古き良き(古き良き)ラヴァー・ボーイってことさ。
注釈
※1tango:タンゴ18世紀後半にイベリア半島で発祥したある種のリズムの舞曲。
※2serenade:セレナーデ
音楽のジャンルの1つであるが、一般的な言葉としては、恋人の為に、
窓下などで演奏される楽曲、あるいはそのような情景のことを指して使う。
※3Valentino:ルドルフ・ヴァレンティノ
胃潰瘍により31歳で死去。葬儀の際には10万人のファンがあつまり、
後追い自殺するものまで出たという。彼がスターであったのは実質5年間であった。
彼の死以来、ヴァレンティノの名前は情熱的な恋人やロマンチックな人の
比喩として使用されてきた。「懐かしのラヴァーボーイ」とさえ言える。
※4この2ラインは、エンジニアのマイク・ストーンによって歌われている。
(ライブでは、ロジャー・テイラーが唄う)
※5the Ritz:リッツロンドン
イギリスのロンドンのピカデリーにあるグレードIIにリストされた5つ星ホテル。
※6saloon:サルーン
イギリス英語では、運転手と乗客が座る部分から分離された、
閉じたボディと閉じたトランクを備えた自動車。
Lyrics : Queen "Good Old Fashioned Lover Boy"
華麗なるレース [ クイーン ]
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公式音源はこちらで、、、ライブはこちらで、、
「キラー・クイーン」に続けて演奏されている。フレディの世界感が好いね❤
解説・解釈
この曲、フレディの最初の男性の「恋人」だった、デビッド・ミンズのために、描かれたと言われている。実は、生涯の恋人メアリーと同時期に交際していたようで
あのメアリー・オースティンへの曲とされる、「ラブ・オブ・マイ・ライフ」さえも、
実は、、デビッド・ミンズに対するものだとする説もあるらしい。知らなかった!(驚)
SNS情報
デビッド・ミンズ氏、こちらの方のようです。https://t.co/hcBTC6dc4d pic.twitter.com/H5VT6AqvpP
— David Minns (RP) (@DavidMinns1954) July 15, 2020
参考・出典
「懐かしのラヴァー・ボーイ」Wikiによると、、、作詞・作曲はフレディ・マーキュリー。
ブリッジ部分はマーキュリーとマイク・ストーンのツイン・ボーカルとなっている。
マイク・ストーンは、英国の レコーディングエンジニアおよびレコードプロデューサー。
1977年7月に放送されたBBCの音楽番組『トップ・オブ・ザ・ポップス』で披露され、
ストーンのパートはロジャー・テイラーが担当した。
Genius Lyrics 注釈によると、、、
この曲は、いかにフレディが古風なタイプの恋人であるかについて。
ダンスやディナーなどの、昔ながらのデートにパートナーを連れて行ったり
彼が良い恋人であるという事実を暗示している。
フレディ・マーキュリーは、この曲について語っている。
「それは"懐かしのラヴァーボーイ"と呼ばれてる。
今度すべてのアルバムでやるチャンスがあるのは、「ラグタイム」ムードだ。
これこそ、今回思いついたものだ。」
※ラグタイムとは、、
19世紀後半からジャズが誕生する最初の時期にアメリカで流行ったピアノ音楽の一種。
ジャズの先駆ともなった音楽で、主にピアノで演奏された。
フレディ・マーキュリーは、音楽出版社のデビッド・ミンズのためにこの曲を書いた。
伝えられるところでは、フレディの最初の男性の「恋人」だった。
(実は、生涯の恋人メアリー・オースティンの交際時期と、同時期のよう)