本日の1曲
クイーンの「マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーン」👑2ndアルバム『クイーン II(Queen II)』(1974年)より。。
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Live at the Hammersmith Odeon 1975歌詞和訳
本気なのか?本気なのか?
本気なのか?
どうして、本気だと言える?
どうして、あなたについて行くのだ?
それで、どこに行くんだ?
そんなもの絶対に見たことないだろう、人生で一度たりとも。
天国まで昇って行って、生きて戻ってくるような、
そのことをすべて、お話ししよう。(そう、世界は受け入れてくれる)
ああ、選択するのに、少し時間をおくれ。
百合のプールで、歓喜の中に唄う、水の赤ん坊たち(※1)。
草木も眠る丑三ツ時、祈りを捧げる青きパウダー・モンキーズ(※2)。
黒の女王がやって来る、絨毯を突きながら、
喰ってやるぞ(※4)、黒の女王は 1列縦隊で行進する。
これを取れ、あれを取れ、みなに思い知らすのだ。
(黒の女王へと行進せよ)
地下貯蔵室に入れろ。
いたずらっ子たちと一緒に、
焦げた砂糖をほんの少々、
それから、ベビーオイルをゴシゴシ。
黒くぬれ、黒くぬれ。
指の爪も足の指くまなく、まだ始まったばかり、始まったばかりだ。
これを作れ、あれを作れ、騒音を立て続けよ。
(ああ、黒の女王へと行進せよ)
ああ、もう、満腹だ。
わたくしのシュガーベイビーになるがいい。
ハニー・チリ(※3)になるがいい、そうだ。
背後から聞こえてくる声が、想い出させる。
翼を広げて、あなたは天使だ。
光の速さで届けることを忘れないで。
(ほんのわずかな愛と喜び)
あなた行動すべてが、意味を持つ。
そして、その動機と原因。
(ほんのわずかな愛と喜び)
ひとつひとつの魂の中で、
男は嘘をつく、そしてすぐに、
裏切り、正体を現すのだ。
にもかかわらず、人生の終焉まで、
彼は、小さな愛をもたらしてくれる。
わたくしは、左手で統治し、右手で支配する。
わたくしは、全ての闇の主、夜の女王。
わたくしは、権力を手に入れたのだ。
さあ、黒の女王へと行進せよ。
わしの人生はあなた様の手の中、十分に美味しそうです。(※4)
あなた様が作るものになるし、あなた様の好きなように致します。
わしは悪い子になります、あなた様の悪い子になります。
黒の女王の元へ、行進して参ります。
Ah, ah, ah, ah
スタイルに忠実に歩きながらも、
彼女は下品で、悪態をつき(※5)、不愉快きわまりない。
喰ってやる(※4)、黒の女王はすべてのパイに刺青を施す。
彼女は、煮たり焼いたり、決して細部にまではこだわらない。(※6)
(彼女は、我らのリーダー)
一緒に唄うことも、子守唄も忘れて、
蛍の街に、ひれ伏す。
バンドのビートに合わせて、悪魔とともに踊る。
手に手を取って、みなで地獄へ。
でも今は、去るべき時。
(La la la la、永遠に) 永遠に、、
Ah ah ah ah ah
[「Funny How Love Is」へと続く]
注釈
※1Water babies:「水の子どもたち」※2Blue powder monkeys:ブルー・パウダー・モンキーズ
海軍のパウダー・モンキーズ、海軍の船全体に火薬を輸送する
責任を負わされた少年たちを指していると考えられる。
少年たちは10~14歳で雇われることが多く、ほとんどが青い制服を着ていた。
※3honey-chile=honey-child かわいい子
※4Fie-Fo、I'll fo and I'll fie
このラインは、曲の中で唯一ロジャー・テイラーが歌ったもので、
ロジャーのキャラクターは女王の要求にまったく抵抗できず、
女王の命令に従わざるを得ない状態である。
「ジャックと豆の木」を参考にしており、巨人が、
「Fee Fi Fo Fum~」と叫んで登場する。
チャールズ・マッケイは、『西ヨーロッパ言語のゲール語語源』の中で、
『Fa fe fi fo fum』という一見意味のない音節列は
実際には古代ゲール語の一貫したフレーズであり、
「fa」は、「見よ!」faich (fa!) 、
「Fe」は、「Fiadh (fee-a) 食べ物」、
「Fi」は、FiúのFi「食べてもおいしい」、
「Fo」は、Fogh (fó )「十分な」、
「Fum」は、feum「空腹の」、
『見よ!おいしいそうな食べ物だ、空腹を満たすのに十分だ!』の意となる。
※5'buse=abuse 悪用,乱用,虐待,酷使,迫害,悪口,悪態
※6she never dots her i's≒「DOT THE I'S AND CROSS THE T'S」より
Lyrics : Queen "The March Of The Black Queen"
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その他動画
フルヴァージョン、公式リリックビデオはこちらで、、、 クイーン2(リミテッド・エディション) [ クイーン ]
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解説・解釈
このライブ映像、昨日、公式に公開されたようなんですが、短いのよね。この曲も、ライブでフルに再現するのは、難しかったようですねぇ。
歌詞も、さすがフレディでございます。ちょー難しい、久々、調査しすぎ?!(笑)
否応なしに、あの壮大なるシングル大曲「ボヘミアン・ラプソディ」を髣髴してしまうよ。
クィーンって、こーいう歴史的ロマンを感じさせる大曲やらせると素晴らしい。
やっぱり、この曲も思い出しちゃいますよね。。同じアルバムだしね。
そう、私的には、やっぱクィーンは、「黒の女王」のイメージかもしれないなぁ。
フレディの世界観は、ロックもクラシックも超え、性別も人類さえも超越している☆彡
参考・出典
「マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーン」Wikiによると、、、作曲・作詞共にフレディ・マーキュリーが手掛けた。
クイーンが結成される前からこの歌の作曲に取り組んでいたフレディは、
インタビューで「その歌は完成するのに何年もかかった。」と語った。
ブライアン・メイはこの曲を『ボヘミアン・ラプソディ』の前身と見なし、
「ファーストアルバムで『マイ・フェアリー・キング』をすでに作り、
『マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーン』も作ったことを念頭に置いてほしい。
フレディが不思議な領域に踏み込んでいることはよく分かっていたし、
とても楽しいことだった。」
と語り、2008年1月には自身のウェブサイトで
「フレディは1970年の春ごろにはこの曲のモチーフを書き溜めていた」ことと、
「バンド名のきっかけになった要素のひとつ」と語っている。また、
「ファーストアルバムの裏ジャケットにトランプのスペードのクイーンが
配されているのは、セカンドアルバムに『ブラック・クイーン』が入ることの伏線だ」
と2009年に語っている。
ロジャー・テイラーは1977年のインタビューで、
「16トラックのテープが本当に透明になった...
テープは何度も(録音)ヘッドを越えてオーバー・ダビングしたから、
酸化膜が剥がれていたんだ。」と語った。
批評家はこの曲の歌詞の書き手の性的指向について論じたが、
フレディは「好きなように解釈してもらって構わない」「一種のおとぎ話」だと
ニュー・ミュージカル・エクスプレス誌に語っている。
全体を演奏するのは複雑すぎてライブで演奏できなかったが、
1974年10月から1976年9月のごろまでのツアーでは、
ハード調の部分がメドレーの中で演奏されており、
『ボヘミアン・ラプソディ』のコーダ部分や「リロイ・ブラウン」への
つなぎとなった。
「White Queen by Queen」英語版Songfactsによると、、、
アルバム『クイーン II(Queen II)』には、フレディ・マーキュリーが書いた
「The March Of The Black Queen」という曲も収録されています。
これらの曲には関連性がないように見えますが、コンセプト的には、
善と悪の間の引き合いとして見ることができる。