本日の1曲
ビートルズの「グラス・オニオン」🧅🧅🧅10thアルバム『ザ・ビートルズ(The Beatles)』(通称ホワイト・アルバム)より。
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(2018 Mix)歌詞和訳
ストロベリーフィールズ(※1)について、君に話したね。何にも実在しない場所だよね。
さて、ここに、君が行くことのできる別の場所がある。
万物が流転するところ。。
逆に曲がったチューリップ(※2)を通して見てる。
残りの半分が、どうやって生きてるのか(※3)を知ろうと、
グラスオニオン(※4)を通して見てるんだ。
なあ、セイウチ(※5)と僕のことを、君に話したね。
僕らは、可能な限り密接だよね。
さて、ここに、みんなのため、もう一つの手がかりがある。
セイウチは、ポールだったんだ。
鋳鉄の海岸(※6)に立って、そうさ。
レディ・マドンナ(※7)は、どうにかやりくりしようとしてる、そう。
グラスオニオンを通して見てるんだ。
そうそう、そうそう、そうそうだ。
グラスオニオンを通して見てるんだ。
丘の上のおバカさん(※8)のことを、君に話したね。
君に言うよ、なあ、彼はまだそこに住んでるのさ。
さて、ここに、君がいることができる別の場所がある。
僕の話を聞いておくれよ。
海の穴を直しながら、(※9)
ダブテールジョイント(※10)を作ろうとしてる、そうさ。
グラスオニオンを通して見てるんだ。
注釈
※1Strawberry Fields:「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」※2the bent backed tulips:逆に曲がったチューリップ
ロンドンにある高級レストラン「パークス」でレノンが見かけた生け花
パティ・ボイドは、自伝「ワンダフル・トゥディ」の中で、
ロンドンのレストランでシェフがチューリップの花びらを後ろに曲げるなど、
皿に花を添えて創造的なことを楽しんでいたと書いている。
※3how the other half lives:「残り半分の生き方」
1880 年代後半の写真研究から生まれた表現で、その目的は、
貧しい人々の生活状況を明らかにすることだった。
これまで中流・上流階級がほとんど気づいていなかった状況だった。
※4Glass Onion:モノクルを意味するイギリスのスラング(by Wiki)
Genius Lyrics注釈によると、、
帆船に乗ってワインやブランデーを入れるために使用される
大きな手吹きのガラス瓶。 荒れた海での安定性を高めるために、
ボトルは転倒を防ぐために底が広い形状に作られているため、
ボトルはややタマネギの形に見える。
※5I Am the Walrus「アイ・アム・ザ・ウォルラス」
※6Cast Iron Shore:鋳鉄の海岸 リヴァプール南部の沿岸地域
※7Lady Madonna「レディ・マドンナ」
※8The Fool on the Hill「フール・オン・ザ・ヒル」
※9Fixing A Hole「フィクシング・ア・ホール」
※10dovetail joint:ダブテールジョイント(蟻継ぎ)
Lyrics : The Beatles "Glass Onion"
その他動画
公式音源はこちらで、、、解説・解釈
歌詞を、根掘り葉掘り?詮索されるのが、すっごい嫌だったでしょうねぇ。。…っと言ってる曲を、調べすぎちゃって、注釈だらけにしてる私もどうよ?!(笑)
だって、調べたくなっちゃうような、謎に包まれた世界なわけよ、ごめんなさい🙇
SNS情報
Peek inside the making of the new Beatles Glass Onion video (2018 mix), then head over to our YouTube channel to watch the full official version: https://t.co/wVAM9s1IgX#BeatlesWhiteAlbum pic.twitter.com/TpThsJkTw4
— The Beatles (@thebeatles) February 6, 2019
ビートルズの新ビデオ「Glass Onion」(2018 ミックス)の
制作過程を覗いて、YouTube チャンネルで公式完全版をご覧ください。
参考・出典
「グラス・オニオン」Wikiによると、、、レノン=マッカートニー名義となっているが、実質的には
ジョン・レノンによって書かれた楽曲で、マッカートニーは
「ジョンとヨーコが僕を訪ねてきて、ジョンと僕は30分ほど庭に出た。
僕に仕上げて欲しいところがあったからだけど、
『グラス・オニオン』はジョンの曲だし、ジョンのアイデアだった」
と語っている。
インドのリシケーシュに滞在していた1968年春に、
レノンは「グラス・オニオン」を書いた。
歌詞の中には「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」、
「アイ・アム・ザ・ウォルラス」、「レディ・マドンナ」、
「フール・オン・ザ・ヒル」、「フィクシング・ア・ホール」など、
これまでにビートルズが発表した楽曲および関連するキーワードが登場しており、
レノンは
「ビートルズの曲を聴いて、隠れたメッセージを探し当てようとする
連中を揶揄するつもりで書いた」と語っている。
2番の歌詞に「Well here's another clue for you all / The walrus was Paul.
(じゃあここでもう1つ手がかりをあげよう / セイウチとはポールのことさ)」
というフレーズがある。
これについて、マッカートニーは、
「このくだりをやったときはすごく楽しませてもらった。
ジョンが言いたかったのは『マジカル・ミステリー・ツアー』の
“アイ・アム・ザ・ウォルラス”で僕ら全員が着ぐるみに入ることになったときに、
たまたま僕がセイウチの着ぐるみに入ったということ。
世間の人達が僕らの曲からいろんなことを読み取って、隠れたメッセージがあると
されている全部のネタから、ちょっとした伝説が生まれてくる。
それで当時は、僕らの方からネタを仕込んでやろうということになったんだ」
と語っている。