本日の1曲
ローリング・ストーンズの「チャイルド・オブ・ザ・ムーン」🌛アルバム『モア・ホット・ロックス (More Hot Rocks) 』(1972年)より。
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歌詞和訳
風が、僕の顔に、雨を吹きつける。ハイウェイの終点で、太陽が輝く。
月の子供よ、 雨模様の瞳を拭うのだ。
ああ、月の子供よ。
すっかり目覚めて、三日月形の笑顔を、僕におくれ。
光に隠れて、彼女は震えてる。
彼女はランプレディ(※1)の光景のように揺らめく。
月の子供よ、 雨模様の瞳を拭うのだ。
ああ、月の子供よ。
すっかり目覚めて、三日月形の笑顔を、僕におくれ。
霧がかかった道を走行する、先頭の車。
最後の星が、僕のレディを釘付けにしている。
ああ、月の子よ、太陽に昇るよう告げてくれ。
ああ、月の子よ。
霧がかかった一日を与えてくれ パールグレー(※2)、シルバー、銀染色。
すっかり目覚めた、パールグレーの笑顔。
注釈
※1lamp lady:Lady with the Lampランプを持った婦人◆夜にランプを持って負傷兵の看護をした
フローレンス・ナイチンゲールのこと。
※2pearly gray:パールグレイ
真珠のような色調を備えた灰色、やや青味をおびた淡灰色。
Lyrics : The Rolling Stones "Child Of The Moon"
モア・ホット・ロックス [ ザ・ローリング・ストーンズ ]
posted with カエレバ
その他動画
白黒4Kのビデオはこちらで、、、サイケにアートしてる公式リリックビデオはこちらで、、、
解説・解釈
そうなんですよ、ストーンズと言えば、今や、ロックンロールの代名詞的存在で、サイケな雰囲気って言うと、どーしてもビートルズのイメージかもしれない。
でも、案外、この辺のストーンズって、なーんかカワユイ気がして、好きなのよ。
まあ、実際に、若くって、可愛いんですけどね?!(笑) ただ、、
木陰に隠れるブライアン・ジョーンズが、一番、ホラー?してるかもしれない☆彡
参考・出典
Genius Lyrics注釈によると、、、サイケデリックとロックンロールのミックスであり、
最終的にザ・ローリング・ストーンズは、サイケデリックな音楽に
終わりを告げ、ロック、ブルース、カントリーへと旅立つ。
歌詞は、非常に詩的なラブソングを描いており、ジャガーが、
マリアンヌ・フェイスフルについて書いたことを意味する。
マリアンヌ・フェイスフルはこちらで、、、
こちらの記事によると、、、
「Child Of The Moon」は、ザ・ローリング・ストーンズの
知られざる名曲のひとつで、アルバム『Beggars Banquet』の
レコーディング・セッションが始まった同年3月に、
プロデューサーのジミー・ミラーとオリンピック・スタジオで録音され、
アルバムには収録されることのなかった大ヒット・シングル
「Jumpin’ Jack Flash」のB面曲として1968年5月にリリース。
ビデオの監督を務めるのは、
同年の『The Rolling Stones Rock and Roll Circus』などで当時のバンドと
頻繁にコラボレーションしていたマイケル・リンゼイ=ホッグだ。
冒頭では、ジミー・ミラーの声を聞くことができる。
The Magazineは、同ビデオについて次のように解説している。
「“Child Of The Moon”は、まるでイギリスのSF/ホラー短編映画のようだ。
イタリアのジャーロ(20世紀の文学・映画のジャンル)『光る眼』や
J・リー・トンプソン監督の1966年カルト・ホラー映画
(後の『ウィッカーマン』にも繋がる)『Eye Of The Devil』を
彷彿とさせる。
このビデオは、(ドラッグによる)幻覚状態がピークに達した時の
夕暮れのような輝きを放ち、マジックアワーの高揚感を冷ややかな不安感で
包み込み、ストーンズのオカルト的な戯れというより、
暗いサブテキストにも同調している」
Allmusicのレビューでは、次のように評している。
「1966年から1967年にかけての作品で彼らが追求していた
ポップでサイケデリックな影響を受けたサウンドよりも、
ややレイドバックでファンキーなロックサウンドへの移行を示すものだった」
また、Elsewhereは、この曲について
「物憂げな名曲。サイケデリック期の(ストーンズの)最後の喘ぎと言える」
とレビューしている。